【後編】大画面だから使いやすい~約1万円のAndroidスマートウオッチ『Makibes DM98』を使ってみた! アプリ連動して使ってみた編

2.2インチの大画面スマートウオッチ『Makibes DM98』のレビュー後編です。

前回のレビューはこちら : 【前編】大画面だから使いやすい~約1万円のAndroidスマートウオッチ『Makibes DM98』を使ってみた! 外観チェック編

今回はレビュー後編と言う事で、アプリのインストールとペアリング、その他いろいろと使ってみた感想をまとめてみました。

スマホ連携アプリのインストールとペアリング方法

まずはスマホ側に専用アプリをインストールします。Google Play/App Storeで【FunFit】と検索するか、DM98側でFunFitアイコンをタップするとQRコードが表示されるので、そこからGoogle Playなどに飛んでくれます。インストール後、DM98の「設定」をタップして、BluetoothをOnにし、スマホ側でも同様にBluetoothをOnに。スマホ側で検索して、DM98を見つけたら、ペアリングしておきます。

次に【FunFit】アプリを起動して、アプリ側でDM98と連動させる必要があります。アプリ起動後、「Helper」→「Connected Watch」とタッチします。事前にBluetoothペアリングができていれば、DM98が検索で引っかかるのでペアリングすればOK。ちょっとアプリと連動させるまでが面倒ですが、最初だけなので仕方ない。

アプリの画面と便利な使い方

FunFitアプリは英語版ですが、結構よくできていて、ライフログデータの蓄積/閲覧と、アプリの通知、スマホ/DM98の双方の紛失防止設定等ができます。結構便利だなと思ったのは、「Assist Input」という機能。どうしてもスマートウオッチ側で文字入力をしないといけない(したい)場合、2.2インチで画面は広いとはいえ、文字入力は気を遣います。そんなとき、スマホ側で入力したものを「SEND」をタップすることで、DM98の入力スペースにコピーしてくれるのです。例えばDM98で直接Google Playから何かアプリをインストールしたいといった場合、検索窓から文字入力してアプリを探すという事も、このAssist Inputがあれば楽々出来ちゃうのです。

またよく使うと思われるのがアプリの通知機能。メールや電話はデフォルト通知されるのですが、アプリもインストールされているものは全てデフォルト「ON」になっています。これでは鬱陶しいので、必要なアプリだけに絞る必要があります。よく使うLINE/メール/電話の通知も問題無くできます。但し、DM98側は通知があってもバイブレーションで「ブルルル」っとするだけで、画面には何も表示してくれません。バイブレーションで「あ、なんか通知が来た」と思ってDM98を見ても画面はOFFのまま。ボタンを押してONにしても画面上には時計表示だけ。もちろん確認するには、左スワイプしてNotification画面にして初めて何の通知かを知ることができます。ちょっとこのあたり野暮ったく感じました。これはバッテリーセーブの為とはいえ、画面ONしてスワイプしてNotification画面を出すぐらいなら、バイブレーションを感じたらスマホ画面で見た方が早い気もします。もちろんスマホが出せない状況では便利なんですけどね。通知がある場合は、画面OFF→Onにした段階で、何か報告してくれるといいなと思います。

その他の使い心地

Google Mapはこれぐらい(2.2インチ)の画面サイズだと結構使えます。GPSをOnにすればナビもできます。ブラウザもあり、ネットの情報を検索することも可能。しかしやはりというか、320×240という解像度ではYahooなどはなんとか見れるという程度。画面の2/3を検索窓とメニューが占めるので煩わしい。記事の中身までいけば文字の視認性は良いので充分読めます。もちろんこれは標準のブラウザでの結果なので、いろいろとアプリを入れて試していけばよりよいニュースアプリやツールに出会えるかも知れません。こういう点はAndroidスマートウオッチならではの楽しみでもあります。

不満点

良いことばかりではありません。DM98はAndroid4.4と、1.2GHzクアッドコアと言う事で、ある意味1年前(或いはそれ以上)のローエンドスマホレベルです。スマートウオッチとしては「スマホと同等」というのは凄い事でもありますが、実際の操作性は「ヌルサク」というほどの快適さはありせん。ぬるっとは動きますが、画面をある程度高速にスクロールさせたりすると、追従しないでちょびっとスクロールするだけと若干イラつきます。ただこれも慣れで「こういうものだ」と意識してゆっくりめにスクロールすると「ぬるぬるっと」動きます。そもそもスマートウオッチはスマホと同じ事を求めてはいけないデバイスですしね。

またバッテリーの持ちはほどほどで、1.5日ぐらい持ちました。通知をLINE/電話/メールだけにした状態で、1日以上バッテリーが持ってます。あまり通知が来なかったのと、ほぼ通知確認と時刻確認しかしていないというのを加味してもぽちぽちの持ちだと思う。

良い点/いまいちな点まとめ

●Good

  • 2.2インチ大画面液晶は見やすく文字入力も既存スマートウオッチと比較してダントツに使いやすい
  • 違和感のないデザイン
  • LINEなどの好きなアプリの通知を受け取れる
  • 「Assist Input」が地味に使いやすい

●Bad

  • ヌルサクではない操作性
  • デカいので腕で若干かさばる

ある意味尖った製品なので、良いも悪いもありますが、概ねメリットが大きいです。スマートウオッチで仕方なく文字入力する場面でも「気をつければ文字入力できる」というレベルをクリアしているだけでも良い所ですが、スマホアプリ側でAssist Inputを使えば、スマホの文字入力をプッシュ出来る機能は便利です。デカい割りにはデザインも良いですし、ちょっと未来的です。

不満点は上記に書いてますが、ヌルサクじゃない点とどうしてもかさばる時があるという所ですね。普段はデスクワークという方なら問題無いですが、アクティブに動く方だと手首を90度曲げたときにDM98が手の甲すこし当たるのが気になるかも知れません。その場合は装着位置をずらすなどの工夫が必要です。

それでも大画面で画面が見やすい、使いやすいという方向製は示せていて、小さなスマートフォンのような雰囲気を持っています。
ただ惜しいのは、「あとは好きなアプリであなた好みにしてね」という面もあり、「大画面スマートウオッチで生活が変わる!」みたいなところまでは言及されておらず、プリインストールアプリは依然としては歩数計やカロリー系といった基本的なものを入れておきましたという段階で留まっている点でしょう。中国メーカーの1万円ほどの製品にそこまで求めるのは酷ですが、もう一歩踏み出したら良いパッケージが出来そうな気がしてならないのです。

Makibes DM98の購入方法

このMakibes DM98ですが、価格はGeekbuyingにて99.99ドルという価格で発売しています。※価格は記事作成時点Geekbuying販売ページ: Makibes DM98 3G Smart Watch Phone Android 4.4 MTK6572 Quad Core 1.2GHz 

またGeekbuyingよりクーポンを頂きましたので、25ドル OFF(約3,000円引き)の74.99ドルで買えちゃいます。

クーポンコード :GCIFWPGG *クーポンコードは数に限りがあります

DM98は今回レビューしたブラック以外にもシルバーとグリーンがあり、好みのカラーをチョイスできます。送料は無料ですが、15-30営業日掛かりますので、オススメは「EMS」で7-15営業日で届くオプション配送となります。送料は9.14ドルです。日本国内では日本郵政で配送されますし、都心に住んでいない方でも遠隔地料金など別途お金がかかることもありません。9.14ドルは1000円程度ですし、荷物のトラッキングもできるので安心感もあります。

Geekbuyingでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。

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