SONYはXPERIAのフラッグシップスマートフォン『XPERIA XZ2 Premium』を発表しました。
デザインはXZ2をベースとしつつ、SONY初の背面ダブルレンズカメラ搭載。そんなXZ2 Premiumがどう変わったのか、先代のXZ2 Premiumと比較してみました。
特徴
まずはデザインはXZ PremiumからXZ2ベースの新デザインになり、見た目は完全に変わりました。アルミフレーム+背面曲面ガラスはXZ2と同じですが、高級感を演出するような光沢感を出しています。
XZ2は18:9縦長ディスプレイですが、XZ2 Premiumは16:9の5.8インチ 4K解像度ディスプレイです。解像度はXZ Premiumと同じですが、ディスプレイサイズは5.5インチから5.8インチと0.3インチアップしています。
大きな進化としては、SONY初の背面ダブルレンズカメラ搭載という点でしょう。
単なるダブルレンズカメラ化だけなら「やっと他メーカーに追いついたのね」ですが、XZ2 Premiumではメインの19MPが絞り値F1.6，サブのモノクロ12MPがF1.8と暗所に強いレンズを採用しています。またISO感度が静止画撮影で51200、動画で12800まで対応と、一眼レフの領域です。これにより低照度でも明るい写真を撮ることができます。ちなみにHUAWEI P20 ProはISO10万越えとXZ2 Premiumの倍ですが、P20 Proが異常に高すぎるカメラモンスターで、XZ2 PremiumでもISOは充分モンスターレベルです。
背景ボケ気味の撮影ができるいわゆるポートレートモードには、今後もアップデートで対応予定。
SoC(CPU)はSnapdragon845でこれはXZ2と同じ。XZ PremiumのSnapdragon835からは順当に進化した形。メモリは6GBになり、こちらは4GBからやっと増えました。XPERIA XZ2でも4GBと昨今のハイエンドスマホでは少なめと言って良い容量でしたから、メモリ量を重視するような使い方(重いゲーム等)なら歓迎ですね。
バッテリー容量は3230mAhから3540mAhに10%ほど増加しています。
但しちょっと気になるのは、サイズでしょう。XZ Premiumが156 x 77 x 7.9 mm、XZ2 Premiumが158 x 80 x 11.9 mmと、縦方向では2mm、横幅は3mm、厚みは4mm増加しています。これはディスプレイサイズが0.3インチアップしている分と、新デザインの関係でしょうが、横幅80mmはかなり太め。6.0インチのXA2 Ultraが丁度同じ80mmなので、もうちょっと左右ベゼルを細身化できたはずです(ベゼルレスとか)。
また重量がかなりアップしていて、191g→236gとなんと45gアップ。XZ Premiumの191gでも正直重いと感じていたので、そこから45gアップはかなりしんどいレベルじゃないかと思います。とは言え、XZ2やXZ2 Compactもスペックではなんだかんだと心配しましたが、実際手に取ってみると「意外とイケるぞ」となったので、XZ2 Premiumも同じような結果になるのかもしれません。(いやいやでも236gはさすがに重いと思うんですがね)
発売は2018年夏頃と言う事で、やや先ではありますが、XPERIAのモンスタースマホは間違いなく楽しみな1台です。
スペック比較
フォト/イメージ
関連リンク
・公式サイト : XPERIA XZ2 Premium (SONY Mobile Global)
