Acerは、Surface対抗PCとして、『Switch Alpha 12』を発表しました。
「あーまたSurfaceタイプね」と言う点は昨今のPC業界の常ですが、Switch Alpha12が凄いのは、「Core i搭載の2in1タブレットで、599ドルから」という価格。
主要スペック
こちらのAcer Press Releaseに、スペックの一部が掲載されていますので、まとめてみました。
- CPU :Intel 第六世代Core i3/i5/i7
- RAM: 4GB、8GB
- ストレージ: 128GB/256GB/512GB SSD
- ディスプレイ : 12インチ 2160×1440 IPS液晶
- OS: Windows 10
- バッテリー : 容量不明 但しバッテリーライフは8時間と公表されている
- WiFi /Bluetooth :Fast dual-band 2×2 MU-MIMO 802.11ac/a/b/g/n 、802.11ad wireless 4.6Gbps Bluetooth4.0
- サイズ: 292.1 (W) x 201.4 (D) x 15.85 (H) mm / 900g(タブレット本体)、1250g(キーボード込み)
- インターフェース : USB Type-C x1 、USB3.0 x1,イヤホンジャックx1
スペック的にはSurface Pro3/Pro4あたりと同様でかなり高い性能を持っています。このスペックの最低スペックが恐らく599ドルマシンになると思いますが、それでも充分なスペック。
ディスプレイ解像度はSurface Pro3と同じです。
面白い所では、802.11adという規格のWiFiを持っている点。これ次世代無線LAN WiGig(Wireless Gigabit)というもので、802.11aが5GHz帯、802.11 b/g/nが2.4GHz帯を使うのに対して、802.11adは60GHz帯という高めの周波数帯を使っている点で全く違う規格です。
転送速度は最大6.8Gbpsと超高速。但し周波数が高いと電波としては弱く、障害物がない場合で10mと、Bluetooth並の距離でしか使えません。ただその範囲にあれば高速通信ができるという規格。今後は802.11adが少しずつ浸透していくのかもしれません。
写真で見る「Switch Alpha 12」
本体とキーボードをドッキングすると、ほぼSurface Proと同様のスタイルになる。
HDMI出力はオプションのUSB TYPE-C接続ドックから可能。
ディスプレイ解像度は12インチで、2160 x1440。これはSurface Pro3と同じ。
Surface対抗馬にやっと本命現る
Surface Proシリーズの対抗馬はDELLやLenovo、HPなどからも発売/発表されていますが、どれもピンとこないところがあります。それは価格。
結局Surface Pro4とほぼ同価格で、DELL版Surfaceであったりするだけで、本当の意味でSurface対抗馬と言えるものではありませんでした。
その点、この『Acer Switch Alpha 12』は599ドルとかなりの格安。日本円で7万円ぐらいでしょうか。これにキーボードを付けて8万円ぐらいで発売されれば、充分Surfaceを買う理由がなくなってきます。なんとかこの価格ぐらいで抑えてもらいたいところです。そもそも日本での発売はまだ未定ですが、この魅力的な端末を是非日本で発売してもらいたいところです。
関連ページ
・メーカー公式ページ : Acer Switch Alpha12