ALLDOCUBEから発売されている11インチ Androidタブレット「ALLDOCUBE iPlay60」を2週間使ってみました。
特徴とスペック
ALLDOCUBE iPlay60は、11インチ(厳密には10.95インチ)のスタンダードサイズのタブレットです。
ALLDOCUBEのタブレットでは、中核を成すスペックとなっていて、SoC(CPU)はUNISOC T606プロセッサを搭載しています。パワー的にはエントリーレベルですが、その中でも上位にはあるプロセッサです。
メモリは4GBと最低限レベルですが仮想RAMで+8GBが使え、最大12GB。
ストレージは容量は128GBですが、microSDカード(最大1TB)も使えます。
更にSIM が使える為、SIMカードを入れれば外でもインターネット利用が可能です。
そして上の画像に赤い文字で書かれているNFEは、著作権保護レベルであるWidevine L1対応且つ、Netflixを含む動画サービスでHD画質(フルHD)をサポートしていることを示しています。ネットフリックスだけでなく、Disney+/AmazonPrime/hulu/YouTubeで、高画質動画を楽しめます。
ALLDOCUBE iPlay60 | |
ディスプレイ | 10.95インチ 2000×1200 IPS |
CPU | UNISOC T606 8コア 1.6 GHz |
メモリ | 物理RAM 4GB 仮想RAM +8GB : 最大12GB |
ストレージ容量 | 128GB |
OS | Android 13 |
カメラ | フロント: 5MP バック : 16MP+2MP(広角)+2MP(マクロ) |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth V5.02G GSM:B2/3/5/8 3G WCDMA:B1/2/4/5/8 4G FDD:B1/2/3/5/7/8/20/28AB TDD: B38/39/40/41 |
インターフェース | USB Type-C microSD(最大1TB) nano SIMx2、 3.5mmイヤホンジャック |
バッテリー/急速充電 | 7000mAh / 18W |
重量 | 520g |
サイズ | 163.7 x 259.1 x 7.95 mm |
その他 | 3.5mmイヤホンジャック スタイラスペン対応 : 4096段階レベル GPS/Beidou/Galileo/Glonass Widevine L1対応 :Netflix/Disney+/AmazonPrime/hulu |
*ALLDOCUBE様よりお借りしてのレビューです。
同梱品
同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブル、充電器、SIMトレイ取り出しピンがあります。
マニュアルは多言語で、以下だけと簡素なもの。
iPlay60自体は、18Wの急速充電に対応していますが、充電器は10Wの一般的なものです。急速充電がしたければ別途18W以上の充電器を購入する必要があります。
外観
ALLDOCUBE iPlay60には11インチディスプレイが搭載されています。解像度はWUXGAで、普通に綺麗。
下部にはUSB Type-C端子と、スピーカーx2。
上部には電源とボリュームボタン、そしてスピーカーx2で、横持ちしたときにスピーカーが左右で4つとなっています。
迫力抜群かというとそれほどでもないのですが、それでもステレオスピーカーやもちろんモノラルよりは断然良いです。
側面には、SIMカード/microSDカードスロットがあります。
アプリケーション
プリインストールアプリは、基本的にはプレーンなAndroidOSのアプリのみです。
最近は余計なアプリが入っていることも少ないですね。
メモリ拡張
搭載メモリは4GBですが、iPlay60はメモリ拡張が使えます。
【設定】→【ストレージ】→【MemFusion】からメモリ拡張量を調整できます。
デフォルトではオフとなっているので、+8GBに設定しておいた方が良いでしょう。
ベンチマーク結果
搭載されているUNISOC T606 SoC(CPU)の実力ベンチマークで試してみました。
T606は、様々なタブレットに使われる比較的ローエンド系プロセッサですが、その中でも比較的上位に位置するプロセッサです。
そのUNISOC T606のAnTuTu Ver10 Liteベンチマークスコアは25.9万点でした。
RAM が4GBと、仮想RAMで12GBにはなっていますので、T606のスコアとしては少しプラスにはなっています。
約26万点というスコアは悪くなく、価格的にも2万円前後ということを考えれば、そこそこ快適。
普通にOSの動作はキビキビしてますし、YouTubeやネットフリックスといった動画を見ていくのにカクついたりはしないし、ネット閲覧もサクサクです。
ゲームに関してはライトなものであれば、ストレスなく使えます。
Netflixについて
タブレットと言えばNetflixやアマゾンプライムビデオ等の動画視聴がメインというケースも多いでしょう。
ALLDOCUBE iPlay60は著作権保護レベルであるWidevineは最上位のL1に対応しています。
そしてNetflixを含む、Disney+/AmazonPrime/hulu/YouTubeでHD画質のフルHD映像が楽しめます。
WidevineはL1を謳っていても、Netflix等で認証を受けないとL1の画質にはなりません。
ですが、iPlay60はNetflixで以下再生仕様を確認すると、ちゃんとL1になっています。
HD画質なので、11インチの大画面を活かして動画視聴を堪能できます。
まとめ
ALLDOCUBE iPlay60を2週間ぐらい使ってみました。
良いも悪いも全て同じで、所謂普通のタブレットです。
特段素晴らしい特徴があるわけではないものの、不満無く使える。
でもこの「普通」レベルが担保されているタブレットは、雑多なタブレット乱立の中では大切だと思います。
UNISOC T606プロセッサは普通にサクサクで、正直これ以下のプロセッサは使っていて遅さを感じるので不満が出るでしょう。T606がそこそこ快適のボーダーライン。ネットみたり動画見るといったレベルでは快適です。クアッドスピーカーもあり、どんなユーザーをメインターゲットとして考えているか、ALLDOCUBEは良く分かっている。
重いゲームを主軸に考えているなら、違うタブレットが良いと思いますが、「動画とネット、電子書籍程度だよ」というなら、このiPlay60はぴったりでしょう。
懸念があるとすれば、4Gの周波数帯で、こちらはプラチナバンド対応に限るとソフトバンクのB8のみ対応。
できればdococmoのB19,そしてB18のauの対応もして欲しかったところ。
それ以外は素晴らしい「普通」なタブレットです。
価格的にも2万円前後でリーズナブルなのも良いところです。
価格
ALLDOCUBE iPlay60は、楽天/Amazonの公式ストアにて発売中。
価格は19,990円です。
但しAmazonでは2090円の割引クーポンが販売ページにあり、楽天ではポイント還元がありますね。