XPERIA C5 Ultraとnexus6を実機で比較レビュー[後編]

XPERIA C5 Ultraを手に入れて1週間。実機で比較するXPERIA C5 Ultra

だいたいXPERIA C5 Ultraことシゴトラ(?)の事が分かってきたので、今まで愛用していたnexus6と比較してみました。

XPERIA C5 Ultraとnexus6を実機で比較レビュー[前編]に続いて今回は後編です。使い勝手・ベンチマークと比較してみましたよ。

やはり通知LEDランプは便利

XPERIA C5 Ultraを使っていて「ああやっぱり便利だな」と思うのがLEDランプの存在。

だってnexus6には全くないんですもの。いや、存在はあるがなぜか点灯させない仕様なのだ。ルートを取れば点灯させられるのだが、点灯しっぱなしというバグなのか分かりませんが、とにかく光らない。

だからメールもLINEの通知も、とにかくロック画面まで出さないとわからない。

それがXPERIA C5 Ultraではしっかり光る。(というかこれが当たり前か)XPERIA C5 Ultra レビュー [LEDインジケーター]

LEDも明度が高く、日中でも分かりやすいのがいい。また、LED周りが更にリング状に光るので、暗い中だとより鮮明に分かる。(そんなにアピールしなくていいよというくらい・・・)XPERIA C5 Ultra レビュー [LEDインジケーター]

カメラは綺麗に撮影できるがカメラ位置が悪いC5 Ultra

XPERIA C5 Ultraはカメラが売りなのに、カメラを使うと持ち手が映り込んでしまう事がよくある。これはちょっと残念。

XPERIA C5 Ultraの背面カメラは位置が端に寄りすぎていて、持ち手の指の位置に気をつけないと、指が映り込んでしまう。実機で比較するXPERIA C5 Ultra vs Google nexus6 カメラレンズ位置が悪すぎる

nexus6は少しだけずらしてあり、あまり気になる事はないのだが、XPERIA C5 Ultraは何度も「ああー指が入るわー」と気になる。こうやって気をつければいいのだが、背面カメラには突起も無いのでぱっと持ってぱっとカメラを構える時ほど指が邪魔になる。実機で比較するXPERIA C5 Ultra vs Google nexus6 カメラレンズ位置が悪すぎる

もちろん慣れだし、気をつければ良いのだが、しっかり握ってベストショットを手ぶれ無く取りたいという時に限って「指が~」となるのが私の一番気になるところなのです。

ベンチマーク比較 :健闘しているC5 Ultra

実際使っている上でXPERIA C5 Ultraに「遅さ」とか「もっさり感」は一切感じません。

それもある意味当然で、1.7GHzののオクタコアもあれば基本的にはこれだけのCPU速度でもたつきなどよっぽどゲーム等で酷使しない限りでないはずです。

ただ実際どの程度のレベルなのかは気になるところ。

そんなわけで、定番の「AnTuTu Benchmark」で比較してみました。
今回は、比較対象を増やして「Galaxy Tab S 10.5」も参戦です。ベンチマーク対決 XPERIA C5 Ultra vs Google nexus6 vs Galaxy Tab S 10.5

XPERIA C5 Ultra : 1.7GHz オクタコア(x8)

スコア : 46484
ベンチマーク対決 XPERIA C5 Ultra vs Google nexus6 vs Galaxy Tab S 10.5

これ見ると、Ascend Mate7より上で、Galaxy Note4より下という感じ。
ZenFone2も4GBのハイエンドモデルでだいたい48000~50000ぐらい、2GBのローエンドモデルで40000~43000なので、これは予想以上に良い結果です。

nexus6 : 2.8GHz クアッドコア(x4)

スコア : 49817
意外とアレ?っと思ったのがnexus6。ベンチマーク対決 XPERIA C5 Ultra vs Google nexus6 vs Galaxy Tab S 10.5

ZenFone2よりは良いが、ダントツの速さを期待していたのだがスコア的にはいまいち。
2.8GHzのクアッドコアがそれほど有利に働いていないのか?

Galaxy Tab S 10.5 : 2.5GHz クアッドコア(x4)

スコア : 49817

ベンチマーク対決 XPERIA C5 Ultra vs Google nexus6 vs Galaxy Tab S 10.5

この結果から見ると、XPERIA C5 Ultraはかなーりお買い得ですね。
他の2機種は、タブレットやスマホとしても最高峰に近いスペックを持っているわけで、XPERIA C5 Ultraのように中の上レベルのスマホで価格的にも半額に近いのにも関わらずこの健闘具合は賞賛です。数値的にはほぼハイエンドに近いので実用レベルでは十分使えますね。

まとめ:XPERIA C5 Ultra

確かにズルトラ後継機として期待していると肩すかしは食らいます。
画面の発色は淡いし、ズルトラほど薄くないし、非防水だし。
nexus6と比較しても、画面の綺麗さでは勝てません。
難点も確かにいろいろとあります。

ですが、、、

普通に「5万円のミドルレンジスマホ」として見た場合、これはとても魅力的です。

nexus6の半額近い価格にも関わらず、使いやすい物理ボタンやオムニバランスデザインは安っぽさを感じません。

1300万画素のカメラはさすがに綺麗です。

それと狭額縁のベゼルレスデザインのXPERIAは現時点ではこれしかなく、その素晴らしさは圧倒的です。実機で比較するXPERIA C5 Ultra

Ascend Mate7はとてもよく出来たミドルレンジスマホで、6インチスマホにある種ベンチマーク的な指標となるものを打ち立てましたが、XPERIA C5 Ultraはそれを超える個性と魅力を持っています。

なんというか、バランスがとても良いんですよね。

突き抜けたスペックがあるわけじゃないし、凄く綺麗な液晶があるわけでもない。
でも程よくまとまったデザインと、使いやすい筐体。
狭額縁のベゼルレスデザインは使うとかっこいい。
スマホとしても実用レベルでは十分使える。

車で言うなら200万円くらいの車で燃費やスペックそこそこなんだけど、かっこよくて自分の感性に合うデザインを持っている。だから好きで使う。

このXPERIA C5 Ultraには、高級車のような品質ではなく、街乗りで必要とされる機能はある程度価格の為にそぎ落とし、普通に使えてデザインが良い車のよう。

みんながアウディやポルシェばかりでなく、日本車だっていいよね。
そんな感覚がXPERIA C5 Ultraにはあります。

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