ミニPCメーカーのGMKtecが、低価格でありつつ拡張性も求めた「GMKtec NucBox M8 」をグローバル発売開始しました。

AMD Ryzen 5 PRO 6650H、OCuLink、USB4搭載、16GB+512GB版で4万円台と、パワフルと拡張性のバランスが取れたコスパの優れたミニPCです。
価格
GMKtec NucBox M8は、GMKtecの公式ストアにて販売中です
- 16GB+512GB: 49,499円
- 16GB+1TGB: 53,999円
- クーポンコード: M8PR5 利用で更に750円オフ
GMKtec NucBox M8

デザイン
107mm x 111mm x 63mmという手のひらサイズのコンパクトな筐体が特徴です。
この小さなボディに冷却機構にも力が入っており、CPU冷却用のファンと、システム(SSD/メモリ/マザーボード)冷却用のファンを独立させた「デュアルファン冷却システム」を採用しているため、高負荷時でも安定した動作が期待できます
プロセッサ
AMD Ryzen 5 PRO 6650H(6コア/12スレッド、最大4.5GHz)を搭載しています。

Geekbench 6のベンチマークスコアは公式でシングルコアで約1,900点、マルチコアで約8,000点です。
この性能は、IntelのCore i5-12450Hや、デスクトップ版のRyzen 5 5500GTに近い数値です。ミニPCでよく見かけるIntel N100と比較すると、マルチコア性能で約2.5倍以上の差があり、動画編集や軽いゲームプレイもこなせるパワフルなプロセッサです。
メモリとストレージの柔軟な構成
メモリはLPDDR5 6400MT/sの超高速メモリを16GB搭載。ただし、オンボードメモリ(基板直付け)のため、購入後の増設や換装はできません。

ストレージは、内部にPCIe M.2 2280スロットを2基搭載しています。つまり1スロット空きで増設可能という事です。
標準搭載のPCIe 3.0 SSDに加え、超高速なGen4 SSDを増設でき、合計で最大16TBまでの拡張に対応する高いストレージ性能を備えています。
拡張ポート
このモデル最大の特徴は、外付けGPU(eGPU)などを高速に接続できる「OCuLink」ポートと「USB4」を搭載している点です。グラフィック性能を拡張したい場合、このどちらかのポートで外部GPUにアクセス出来るため、ゲーミング用途にしたい場合には、大きなメリットです。

USB4ポートは40Gbps/PD給電/映像出力対応にも搭載している為、映像出力はHDMI 2.0、DisplayPort 1.4、と合わせて最大3画面同時出力が可能です。
その他、デュアル2.5G LANポートを備えており、ソフトルーターやNAS用途にも適しています。

スペック表
| CPU |
AMD Ryzen 5 PRO 6650H (6コア / 12スレッド, 最大 4.5GHz)
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| GPU |
AMD Radeon 660M (6コア 1900MHz)
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| メモリ |
16GB LPDDR5-6400MT/s (オンボード / 増設・換装不可)
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| ストレージ |
512GB または 1TB (M.2 2280 PCIe 3.0 SSD)
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| ストレージ拡張 |
M.2 2280 PCIe 4.0 x4 SSD スロット x2 (各最大8TB対応)
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| OS |
Windows 11 Pro (Linux / Ubuntu対応)
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| 無線通信 |
Wi-Fi 6E (RZ616 / 最大2.4Gbps)
Bluetooth 5.2 |
| 有線LAN |
デュアル 2.5Gbps LAN (RTL8125BG)
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| 映像出力 |
最大3画面同時出力
1x HDMI 2.0 (4K@60Hz) 1x DisplayPort 1.4 (4K@60Hz) 1x USB4 (4K@60Hz) |
| フロントポート |
1x OCuLink (PCIe Gen4 x4)
1x USB4 (40Gbps / PD 100W入力 / DP1.4) 2x USB 3.2 Gen2 (10Gbps) 1x 3.5mm オーディオジャック (CTIA) |
| リアポート |
1x USB 3.2 Gen2 (10Gbps)
1x USB 2.0 1x HDMI 2.0 1x DisplayPort 1.4 2x 2.5G RJ45 LAN 1x DC IN 1x セキュリティロックホール |
| 電源 |
DC 20V 5A (100W)
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| 寸法 |
107 x 111 x 63 mm
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| 重量 | 約 590 g |