使って分かった!DELL『Inspiron 11 3000』は3万円台で使えるモバイルノートPC! 4GB RAM+128GB SSD搭載の11.6インチノートPC

3万円台で買える11.6インチモバイルノートPC『DELL Inspiron 11 3000(3162)』レビューの2回目です。前回のレビューはこちら。
DELL『Inspiron 11 3000』は3万円台で使えるサブノート! 4GB RAM+128GB SSD搭載の11.6インチノートPC買ってみた~開梱と外観チェック編

このInspiron11 3000は、前回紹介したように、安価な11.6インチモバイルノートPCですが、SSD 128GBや、メモリ4GBなど、スペック的にも充分ビジネスでも使えそうなぐらい「使える子」なのです。

今回は、Officeインストールして使ったり、視野角チェックや、ベンチマークなど、実際のパフォーマンスを試してみました。

Cドライブは空きに余裕あり

32GB eMMCモデルとの大きな違いはここでしょう。SSD 128GBなので、Cドライブの空きは89.5GBもあります。
超余裕。もちろん32GB eMMCモデルでも、microSDカードをDドライブとして使ったりといった手を使えば、そこそこ使えるようになります。が、やはり「ストレージのやりくりを考えながら使う」という心配ごとを考えなくて良いというのはとても有り難いのです。SSDならスピードも段違いですし、このInspiron11 3000をもし買うなら、断然SSDモデルです。

ブラウザ/Officeアプリは快適に動く

まずはOffice2016をインストールしてみました。私の場合、これが必須なのです。Pentium N3710+RAM 4GB +SSDという構成というのもあり、Excel/Wordは快適そのもの。(当たり前か)とは言っても、Excelでマクロ走らせたりすることもないので、軽作業中心です。

ブラウザも至って快適。4GB RAMのおかげもあり、EdgeやChromeでタブを10個ぐらい開いても、もたつくことはない。以前使用していたASUS EeeBook X205TAでは、「タブは5個まで」みたいなマイルールを作ってましたから、この4GB RAM の恩恵は大きいですね。

タイプしやすいキーボード

1回目のレビューでも書きましたが、キーボードは秀逸と言って良いレベルです。打鍵感もカチャカチャせず静かなのでオフィスだけでなく飛行機/新幹線といった人の目が気になる場所で使っても他人の目が気になりません。

配列は特におかしいところもないし、カーソルキーは独立していて誤打が少ない。できればカーソルキーは少しだけ下げて欲しいとか、Enterキーをもうちょっと大きくとか、細かく言えばありますが、価格と11.6インチというサイズを考えれば、満足感は高い。

視野角はいまいち

いろいろと褒めてるInspiron11 3000ですが、視野角は今ひとつです。例えばこれはドラクエベンチを走らせているところですが、正面からは良いものの・・・ディスプレイの角度を上下方向に変えると、色が飛んでしまいます。横方向は縦に比べれば強い。TN液晶の弱点(特色)が現れています。できればIPS液晶が良いのは当たり前なのですが、3万円台で買えるPCである点を考えれば致し方ないのかなと思う。またモバイルノートの場合、多人数で覗き込んで見ることは少ないですし、個人的には正面以外の視野角の重要性はそれほど無いのかなと思う。

バッテリーの持ちは6~7時間程度

公称値10時間ですが、輝度40%で日中外出時にキータイピング(Word)と、WiFi接続でブラウジングも併用して、だいたい6-7時間持つかなという感じ。輝度を下げたり、WiFi接続しなければもっと持ちそう。ただCPUパワーを使うようなアプリによってはより悪化する可能性もあります。当たり前ですが使用状況に応じて変わるでしょう。

ベンチマーク

ベンチマーク結果です。まずはSSDの性能。Crystal Disk Mark 5.1.0で計測した結果。SSDとしては速くも無く遅くも無く一般的。ですが、eMMC版もある本機では、そのeMMCからの速度アップはダントツです。 また、定番のドラゴンクエストX ベンチもやってみました。標準品質+640×480解像度でのテストですが、結果は「普通」。全く期待してなかったのですが、Pentium N3710とRAM 4GB 、SSDの効果が出ていますね。解像度を高めると数値は当然下がるでしょうが、悪くない結果です。

総括 :ノートPCはRAM容量アップとSSD化でぐっと印象がかわる

DELL Inspiron 11 3000ですが、結論から言うと「モバイルノートとして充分使える」と言って良いでしょう。

モバイルPCになにを求めるかで評価は変わるとは思いますが、一般的にはOfficeアプリ、Webブラウザが快適に動けばいい、あとは軽いことと考えれば、充分その要望を満たしている。

しかしゲームをする、重いアプリで処理をすると言ったことをするなら別のPCを選ぶべきです。

キャンペーン/クーポン使用でなんとか3万円台という価格になっていますが、この価格ならはっきりいって相当お買い得です。定価の49,800円だとちょっと高いかな。

私は知り合い/家族のPC選びを頼られる事が多いのですが、予算が3万円とか4万円ぎりっぎりだと、中古ノートPCをRAM増強+SSD換装をして使えるようにしてきました。それはしょぼいノートPCでもこの二つさえできれば劇的に体感レベルで高速化できるからです。しかし、このInspiron11 3000の存在により、その手間がほぼ無くなりました。既に私のPCを触って親戚が1台納得して同型機を買いました。メーカー保証も付きますし、何より当たり前だけど新品です。中古をリファインして買ってもらうリスクは要らないわけです。

内部をいじれるPCも魅力的ですが、ほとんどの方にとって、「最初から使える子」のほうが良いに決まっています。
DELL Inspiron 11 3000は3万円前後ぐらいで売られている2Gb RAM+32GB eMMC版ではなく、4GB RAM + 128GB SSD版が1万円強高いのですが、無理してでもこちらのモデルを買うべきでしょう。

DELL Inspiron 11 3000の価格と購入方法

DELL Inspiron 11 3000 (3162)は以前から販売しているモデルで、新製品ではありません。モデルチェンジももしかしたらあるのかも知れません。しかし、逆に言えば価格がこなれて来ているわけで、ほぼ下げ止まりの状況なんじゃ無いかと思っています。だからこそ買ったのですが、Celeron+RAM 4GB +128GB SSD搭載の1.2kgのサブノートが、キャンペーン使用で3万円台後半なら充分買いといえる価格です。

・DELL公式ページ :DELL 個人TOP

私が買った構成は、Inspiron 11 3000の販売ページでは「エントリープラス」という構成になります。定価では49,980円ですが、DELLでは毎週のように変わるクーポンを使えば概ね40,000円レベルに下がってくると思います。

「エントリー」というモデルもありますが、そちらは2GB RAM、ストレージは32GB eMMCと貧弱ではありまずか、安く買うならAmazonなどでも買えます。時々やっているタイムセールなら、約2.5万円。Dell ノートパソコン Inspiron 11 Celeronモデル ホワイト 17Q11W/Windows10/11.6インチ/2GB/32GB

ですが、無理してでもエントリープラスがオススメですよ。

Dell ノートパソコン Inspiron 11 Pentiumモデル ホワイト 17Q12W/Windows10/11.6インチ/4GB/128GB

最新情報をチェックしよう!