ALLDOCUBEから遂に発売された8.4インチ Androidタブレット「ALLDOCUBE iPlay60 mini Turbo」を2週間使ってみました。
弟分となるiPlay 60 mini Proからは、SoC(CPU)がSnapdragon 6 Gen1になったこと以外それほど変わりませんが、長らく低価格でそこそこパフォーマンス界に君臨していたMediaTek Helio G99から、一歩先に踏み出したモデルとなっています。
特徴とスペック
ALLDOCUBE iPlay60 mini Turbo は、8.4インチという使いやすい画面サイズ且つ323gと軽量なタブレット。
最大のアップデートはSoC(CPU)がSnapdragon 6 Gen1になったことで、大幅パフォーマンスがアップされたこと。
メモリは8GBと必要十分で、更に仮想RAMで+8GBが使え、最大16GB。
ストレージは容量は128GBですが、UFS2.1と高速タイプで、microSDカード(最大512GB)も使えます。
但しWiFi専用モデルとなっています。
著作権保護レベルであるWidevine L1対応且つ、Netflixを含む動画サービスでHD画質(フルHD)をサポート。ネットフリックスだけでなく、Disney+/AmazonPrime/hulu/YouTubeで、高画質動画を楽しめます。
ALLDOCUBE iPlay60 mini Turbo | |
ディスプレイ | 8.4インチ 1920×1200 WUXGA IPS 標準輝度 : 350nits |
CPU | Qualcomm Snapdragon 6 Gen1 オクタコア2.21GHz |
メモリ | 8GB + 仮想8GB |
ストレージ容量 | 128GB UFS3.1 microSD(最大512GB) |
OS | Android 14 |
カメラ | フロント: 5MP バック : 13MP |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth V5.2 |
インターフェース | USB Type-C microSD |
バッテリー/急速充電 | 5500mAh / 18W |
重量 | 323g |
サイズ | 202.7x126x7.9mm |
その他 | 3.5mmイヤホンジャック デュアルスピーカー GPS/Beidou/Galileo/Glonass Widevine L1対応 :Netflix/Disney+/AmazonPrime/hulu |
*ALLDOCUBE様よりお借りしてのレビューです。
同梱品
同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブル、充電器、SIMトレイ取り出しピンがあります。
マニュアルは多言語で、以下だけと簡素なもの。
iPlay60 mini Pro自体は、18Wの急速充電に対応していますが、充電器は付属していない為、別途用意が必要です。
下手に10Wの普通の充電器が添付されるぐらいなら、なくても良いですね。
ディスプレイと外観
ALLDOCUBE iPlay60 mini Turboには8.4インチディスプレイが搭載されています。
解像度はWUXGAで、普通に綺麗。
縦持ちした際に右側に上に電源/ボリュームボタンがあります。
このiPlay60 mini Turboは、以前のiPlay60 mini、iPlay50 miniと筐体を共有している為、以前から知っている方はなじみがありますが、初めての方にはやや変則で、縦持ちして上部にUSB Type-C端子がある形となります。なので縦持ちで充電しつつ使うと、上からケーブルが繋がる格好になります。
ただ横持ちした際には左右のスピーカーから音が出るという自然な配置となっています。
側面には、microSDカードスロットがあります。
背面は指紋が目立たない加工がされているグレーパネル。iPlay50 miniシリーズからなんら変わっていないので、以前のシリーズを持っていると新鮮味がありませんが、傷/汚れが目立たないデザインは好感が持てます。
アプリケーション
プリインストールアプリは、基本的にはプレーンなAndroidOSのアプリのみです。
最近は余計なアプリが入っていることも少ないですね。設定も以前はALLDOCUBE OSがかなり押しが強いデザインでしたが、このiPlay60mini TurboではプレーンなGoogle OSに近いイメージになっています。
ベンチマーク結果
搭載されているSnapdragon6 Gen1 SoC(CPU)の実力ベンチマークで試してみました。
AnTuTu v10でのベンチマークスコアは、54万点ちょいです。iPlay60 mini Proで搭載されているHelio G99もパワフルでしたが43万点程度でした。それと比較すると+10万点。
Snapdragon7s Gen2が60万点なのでもう少しで上位に届くかと思えばかなり健闘しているほうですね。
概ねミドルクラスの性能です。価格的には2万円台のタブレットの為、その価格を考慮すれば非常によくやっていると思います。
ゲーム/電子書籍は快適
実際動作は基本的には快適で、この8.4インチタブレットが使われる用途としてメインとなる、動画/ネット閲覧、電子書籍リーダーといったアプリは当然余裕でサクサク。
ゲームもウマ娘プリティーダービーぐらいはストレスなくちゃんと動作します。ただ原神とかはちょっとキツく、これはiPlay60miniと同様。動きが少なめのゲームには向いています。
電子書籍もやはり8.4インチは極上のサイズで、非常に読みやすい。
横画面で見開き2ページでも充分読みやすく、動作も快適。移動中の漫画リーダーとか最高です。
Netflixについて
タブレットと言えばNetflixやアマゾンプライムビデオ等の動画視聴がメインというケースも多いでしょう。
ALLDOCUBE iPlay60 mini Turboは著作権保護レベルであるWidevineは最上位のL1に対応しています。
そしてNetflixを含む、Disney+/AmazonPrime/hulu/YouTubeでHD画質のフルHD映像が楽しめます。
WidevineはL1を謳っていても、Netflix等で認証を受けないとL1の画質にはなりません。
ですが、Netflixで以下再生仕様を確認すると、ちゃんとL1になっています。
実際HD画質(フルHD)解像度でみると、やはり綺麗です。
ステレオスピーカーも、迫力はこの価格帯としてはそこそこあります。iPlay50シリーズあたりはチープな感じがしていましたが、iPlay60 mini Turboは(上を見たらキリが無いものの)ワンランク上の音は出せています。
まとめ
ALLDOCUBE iPlay60 mini Turboを2週間ほど使いましたが、ALLDOCUBE iPlay60 mini Proからの変更点はプロセッサー以外ほぼ無く、デザインほぼ変わらずで、見た目の進化は乏しいです。
それでもSnapdragon6 Gen1プロセッサは2万円台のタブレットに搭載されるプロセッサとしては強力。
Helio G99も良いプロセッサでしたが、やはり20-30%のAnTuTuベンチマークスコアアップしているため、サクサクとした動作が更に余裕がでてきて、僅かにひっかかるような動作があったHelio G99に対して、全くストレスが無い。
重いゲーム以外は常にサクサクとした動作ができるので、誰もが不満無く使えるレベルにある為、体感的にも進化を感じます。
懸念があるとすれば、WiFi専用モデルである点。8.4インチという”持ち出しやすいサイズ”ということを考えれば、ここは今後是非LTE版を出して欲しい所です。
それでも現時点で8インチくらい、2万円台という予算内のタブレットとしては間違いなくオススメできる製品です。
価格
ALLDOCUBE iPlay60 mini Turboは、楽天/Amazonの公式ストアにて発売中。
価格は28,899円です。
但しAmazonでは1900円の割引クーポンが販売ページにあります。
楽天ではポイント還元がありますが、定期的にクーポンも発行されるので、その金額次第ではAmazonと同価格ぐらいにはなるでしょう。*楽天では品切れ中
関連リンク
・公式サイト : ALLDOCUBE iPlay60 mini Turbo