「JUDGE EYES (ジャッジ アイズ) :死神の遺言」クリア後ネタバレ無しレビュー~このサスペンスストーリーを楽しむべし

PS4ゲーム「JUDGE EYES (ジャッジ アイズ) :死神の遺言」をクリアしました。

キムタクを主人公にした龍が如くのスピンオフのようなものなので、様々に批判も多いこのゲームですが、「最後までプレーして言え」と感じました。そんなプレイ後の感想をネタバレせずに綴ってます。

ジャッジアイズとはどんなゲームか

元々は弁護士だった八神(キムタク)は、とある殺人事件裁判で無罪判決を勝ち取るが、その裁判で無罪にした男性が恋人を刺し殺して放火してしまう。殺人犯を無罪にした弁護士として世間的に抹殺された八神は、弁護士を辞め神室町で探偵して再出発していた・・・。その神室町では連続殺人事件があり、そのどれもが「目を抉られる」という猟奇的な犯行が話題になっていた。というあたりがスタートラインです。*神室町は龍が如くの舞台となっている町。

これらの大まかなストーリーは以下PVでだいたい理解できると思います。

八神は社会的に抹殺されて、神室町で探偵を営んでいてるが、東城会系の松金組 若頭の羽村(ピエール瀧)の取り立て代理をしたりと細々とやっているレベル・・・だが。

元いた源田法律事務所のとある裁判のヘルプをしたことから、神室町連続殺人事件等と関わっていくこととなる。

リーガルサスペンスアクション

ジャッジアイズはリーガルサスペンスアクションと銘打っているわけですが、それだけ読むと「裁判関連?」と思いますが、実は裁判系はそれほど色濃いわけでない。

ゲーム進行としては、八神とその周りで起きる神室町で起きる複数の事件をいくつか平行して進めていくことになる。それらの事件/調査についていま分かっている事(状況/関連人物/証拠等)がまとめられているので、それらをみながら「これはどういうことなのか?」と自分なりに推理しつつ進めると良い感じ。(と私は思う) 龍が如くをプレイした方なら「ほぼ同じ」ではあるものの、事件を平行して進めていき、謎が謎を呼ぶ展開であったり、それらが絡み合うストーリーの厚みは龍が如く以上です。

メインストーリーだけでなくサブストーリーも充実してて、八神探偵事務所や源田法律事務所、あとは知り合いのバー(テンダー)でも探偵として依頼を受けられ、その他50名にも及ぶ神室町内のフレンドイベントもあり、飽きさせないどころかやり尽くすのが大変なぐらいのボリュームがあります。

批判の多さも理解できるがとにかくクリアしてほしい

多くのレビューを見てみると、そもそもプレー前にタレント採用と言う事で懐疑的に見ている層が、ゲームプレーして「やっぱりつまらん」という感じで断念してます。それも分かります。

  1. キムタクに対する抵抗
  2. マップが龍が如くのまんま=手抜き感
  3. キムタクのバトルアクションが龍が如くの流用多数
  4. ゲーム内音楽もミニゲームも龍が如くの流用多し
  5. と言う事で完全新作とは言えず、全体的に龍が如くのスピンオフレベル(に見える)

私が思うだけでこんなにもあります。だからPV見ただけで不安視され、プレイして「やっぱな」となるのもわかる。ちょっと前に「北斗が如く」というゲームをこのチームは出していますが、それは明らかに手抜きで、龍が如くシリーズ、スピンオフを全てプレイしている私から見ても「盲目的に安心してこのシリーズを買うのは止めだ」と思うぐらいで、それの再来かと心配していたわけです。だからこそプレイして「ああ・・・流用しまくりやん」とがっかりします。

が。

最後までプレイして思うのは、信じてストーリーを楽しんで欲しいという点。

キムタクな点はさておいて、2-5の不満点は全てシステム面の話。肝心なのはストーリーです。神室町連続殺人事件とは何なのか、それにまつわる人達の人間模様、八神が不起訴を勝ち取った事件はどんな意味があるのかなど、複雑に絡み合うストーリーが見事に収束していきます。

クリア後、「システム流用全然OK。是非続編を!」と思ったし、正直ストーリーや俳優さんたちの名演で、そういうゲーム内の細かい事なんてどうでも良いことに気付いた。

そしてキムタクに対する批判も根強いけど私自身はアリだと思った。谷原章介、ピエール瀧、中尾彬といった俳優さんの声/演技も素晴らしく(キムタクよりもこちらはいい)、そういうのもあってキムタク下げになっているのかもとは思う。確かに抑揚が少し少ない話し方(ぼそぼそとか言われる)だけど、それが「八神という人だ」と言われればまぁそうなのかなと思うし。特に八神は社会的に抹殺されているという影がある人柄なので、派手目の声よりは渋くていいのかなと思う。キムタクを「どうせ客寄せパンダだろう?」というような穿った目ではなく、ジャッジアイズという一つの作品として見た場合、ピースとしてはきっちりはまっている事はクリアしていれば感じる事ができるはずです。まぁキムタクが生理的にだめなんですという人もいるかもしれませんが、そういう人はそもそもこのゲームを手に取る事は無いでしょうけどね。

結局は「ストーリーさえしっかりしていればシステム面だのタレント採用だのゴタゴタ言うことはない」って事です。

龍が如くの流用とかは恐らくは予算や納期的な部分で妥協しているのでしょうし、キムタクの採用は営業面でのインパクトを多少考慮しているんでしょう。確かにそういう側面が見透かされるとシラける面があるのは否定できません。しかしジャッジアイズは”開発の妥協”とか”声優としての能力”とかの不安要因を跳ね飛ばして見事に「作品」として作り上げている点に、私はエンディングで心から拍手してしまいました。

ゲームを全くしない、キムタク自体もそれほど好きじゃない私の妻も、最後の方だけ一緒に見てましたが、私のプレイを数時間見入っていて「いやー意外だった。これ面白いわ。俳優さんたちいい仕事してるわー」ってぐらいでしたし。

今後のゲーム展開ですが、龍が如くでは、桐生一馬が誰もが一目置くスーパーマン的な感じになってしまい、ヤクザという特殊な世界観での成長が描きづらくなってってしまった(終わった)。しかしジャッジアイズの八神は一般人であり伸びしろがある為、ストーリーの幅としては今後も期待できそうに思えます。龍が如くに代わる新しいシリーズとして是非発売してほしいものです。

ジャッジアイズ・・・できるだけ事前情報なく、細かい事は気にせずプレイしてみてください。ストーリー重視のゲームなので、ネタバレは即つまらないモードに直結しますよ。

関連リンク

ジャッジアイズ公式
・Amazon販売ページ : JUDGE EYES (ジャッジ アイズ) :死神の遺言

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