3万円台で増設・交換できる13.3インチモバイルノート『マウスコンピュータ LuvBook JH』買ってみた! 開梱~外観チェック編

仕事でもプライベートでも使えるモバイルノートPCとして、『マウスコンピュータ LuvBook JH』を買ってみました。最近思っていたのは、「小型ノートPCって高くなったなぁ」という点で、以前はメモリ増設や、HDDをSSD換装すればそこそこ低スペックでも使えるPCがあったものですが、最近は薄型・軽量化の流れもあり、メモリスロットはx1のみ(それかオンボードでスロットすら無い)であったり、そもそも分解が困難であったりと、努力すればなんとかなるという事すら受け付けないという事が多くなってしまいました。

では直販メーカーならカスタマイズができるから「ローエンドPCをそこそこ使えるようにする」という事も可能そうなわけですが、最近の直販メーカーはHDD→SSDとか無い事もあるし、RAMも4GB以上選択できないケースもある。あってもディスプレイなどほかのパーツもセットで高スペックモデルになっていたりして、「どこがカスタマイズなんだろうか」と腹立たしい。結果として「そこそこ使える」=「高価」という図式ができあがりつつあります。

CPUはCeleronでも、RAMを4GB~8GB、HDDからSSDにするだけで、PCは相当普通に快適なマシンになります。

しかしCeleronモデルは安いものの、RAM 8GBやSSDは選べない事が多いですし、Core i3+8GB RAM+SSDというマシンを買うなら10万円弱は覚悟が必要です。

と言う事で、ローエンドのモバイルノートで、ある程度分解できて、SSD換装、メモリ増設ができるPCを探していて、これが『マウスコンピュータ LuvBook JH』でした。

13.3インチで価格も3.5万円と激安です。最終的には、+1万円でSSD 128GB、RAM 8GB化にする予定です。

基本スペック

このスペックは私が買ったモデル(最低価格)で、気に入らなければBTOなのでいろいろと変更は可能です。

ディスプレイは13.3インチで1600×900という異色な解像度ですが、横1600pixlというのはなかなか良いです。またメモリは増設可能な2スロットというのも助かります。メモリ交換ではなく増設が可能ですからね。

重量も13.3インチで1.4kgなら合格点でしょう。

難点はSSDが32GBしか無いという点ですが、初めから換装目的なので気にしません。
またバッテリーが5時間というのはいささかモバイルノートとしては微妙ですね。ここが唯一の難点な気がします。

  • OS : Windows 10 Home 64ビット
  • CPU : インテルR CeleronR プロセッサー 3215U (2コア/1.70GHz/2MB キャッシュ)
  • グラフィックス
  • インテルR HD グラフィックス
  • メモリ : 4GB PC3-12800 (4GB×1) *メモリスロット2つのうち1つ使用
  • SSD : 32GB SerialATAIII
  • 液晶パネル : 13.3型 HD+ ノングレア (1,600×900/ LEDバックライト)
  • 無線 : IEEE 802.11 ac/a/b/g/n ・ BluetoothR V4.2 + LE 準拠モジュール
  • インターフェース : USB2.0 x2,USB3.0 x1、ヘッドホン、有線LAN(1000base)、
  • その他: Webカメラ(100万画素)、ステレオスピーカー
  • バッテリー : 駆動時間 約5時間
  • 重量 : 約1.4kg
  • 保証期間 : 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

開梱

マウスコンピュータは国内生産なので、注文から発送まで5日間程度と短納期なのも良い所。DELLなどの海外生産だと2週間は覚悟しなければなりません。

実際注文から6日間で届きました。急ぎの場合は「翌営業日出荷サービス(2000円)」を付ければ、速攻で出荷してくれる。

箱には「飯山TRUST」の文字が。最近のマウスはiiyama買収後は長野県飯山市のiiyamaの工場で組み立てているそう。パーツは中国等でしょうが、日本人が組み立てているというだけで安心感があります。

中身を取り出してみた。

PC本体とバッテリー、ACアダプタ+ケーブル、マニュアルと最低限。でもこれでいい。

ACは小型のもので、手のひらサイズ。ACの100V側のケーブルもなかなか細身でいい。外資メーカーのものは太くてとてもコンパクトとは言えない仕様のものもあるが、この細さなら持ち運んでもコンパクトと言える。更にケーブルも長すぎるなら、「ショートコード」が700円で追加できる。

マニュアルはペラ紙がいろいろと入ってますが、基本的にはPC操作に問題無い人なら読まずにできるレベル。

ただ1点問題が。私の購入した32GB SSDモデルはこのような但し書きが。要はWindows10のAnniversary Updateが容量不足で出来ないという点。
Windowsのメジャーアップデートは、一旦ダウンロードして、アプデしてから、元のダウンロードファイルを消すという事をするので、仮に10GBの空きは必要で、32GBモデルはそれ以下の空きしかない為。USBメモリにダウンロードしてアップデートすればOKと書いてあるのですが、そもそもこんなギリギリの容量ではアプリのインストールもままならないので、後ほどSSD交換をします。

外観チェック

ここからは本体のチェック。

ディスプレイを開けたところですが、至って普通のPC。

タッチパッドボタンが最近では珍しい独立ボタン型です。私は一枚板のタッチパッドでも動作さえきちんとすれば気にしませんが、ボタン派の人には嬉しい仕様。

キーボードの配列も、特に変な配列のキーもなく、違和感は薄い。Enterキーがデカいのと、右シフトキーが小さいので、若干慣れは必要そう。欲を言えばカーソルキーを少し下げてくれたらベストでした。ただこの価格のPCに文句は言えません。これで十分。6段配列で、ファンクションキーの動作もFnを押さずにそのまま打てるタイプ。
オーソドックスで変なメーカーのこだわりを持ち込まないので、誰にでも気持ち良く使えそうな点が良いですよね。

キー自体はアイソレーションでストロークもあり、打ちづらいと言う事はない。
電源ボタンはキーボード左上に独立してあり、使用時はLEDが点灯する。

天板。マットなブラックで傷が目立たないのも良い所。右側面。USB2.0x2,SDカード(マルチメディア)、有線LAN、電源、セキュリティケーブルスロットとある。左側面には、VGA out、HDMI、USB3.0、イヤホン、マイク端子がある。左右にUSBスロットがあるので利便性が高い。 また13.3インチのノートPCで、最近ではVGA(D-Sub)やHDMIがしっかりあるのは便利で、ビジネスユースでもこのあたりは助かる所。
営業先でプレゼンしようとプロジェクター借りたら、VGAしかないなんてことは良くあることですからね。

キーボード側の側面。
ここにはステータスLEDがある。電源、充電、AirPlaneモード、SSDアクセスとなっている。
最近はこういうLEDもコスト削減でほとんど無いPCも多い中、これだけ揃っているのは珍しい。無論、こういう方向性は歓迎。

ただLEDの明るさは微妙で、暗いところなら問題無いのですが、日中だと視認性が乏しい。それでもLEDがあるというだけマシです。

ボトム側。ここにあるネジ穴のネジを全て外せばSSD換装やメモリ増設が出来る仕様になっている。

PCを起動させたところ。ノングレアなので、反射がほとんど無い点も良いところで、派手さはないが見やすい。

と言う事で今回はここまで。
次回は使ってみた感想などをレビューしていきます。
その後にSSD換装ですね。

マウスコンピュータ LuvBook JHの購入

マウスコンピュータ LuvBook JHは、約35,000円(税抜き)~で販売中。

税別・送料別なので、総額では40,000円ちょうどぐらいになります。

たださすがにSSDとは言え、32GBというのは少なすぎます。その為このモデルの場合はよほど割り切って使うか、SSD換装が必要です。

SSD換装が面倒なら最初から買えますが、128GBモデルで約7000円アップです。私の場合はSSDが自宅で余っていたので流用しましたが、そうでは無い方は128GBのSSDを買う価格と手間を考えたら、最初からSSD 128GBモデルで良いかも知れませんね。
【マウスコンピューター】


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