モトローラから発売されている超低価格スマホ「Motorola moto g50 5G 」をOCNモバイルONEで買ったのでレビューしていきます。
OCNモバイルONEとかでは、タイミングが良ければ1円、それ以外でもMNPなら3000円台と激安なスマホですが、実力は充分ミドル機レベルにありました。
moto g50 5Gの特徴
moto g50 5GはSoC(CPU)にDimensity 700を搭載したミドルレンジ機で、定価は32,800円ですが、例によってMVNOで買うと数千円で買えてしまう恐ろしいハイコスパ5G スマートフォンとなっています。
ディスプレイサイズは6.5インチで、解像度はやや低めのHD+(1600×720)。
但しリフレッシュレートが一般的なスマートフォンの1.5倍の90Hzとなっています。
これによりブラウザ等のスクロールが滑らかになります。
SoC(CPU)は前述のとおりMediaTek Dimensity 700でAnTuTuベンチマークv8では30万点前後と、充分なミドルレンジレベルのスコアです。
背面カメラは、メインの 48MP(f/1.7)を筆頭に、2MP (深度 f/2.4)+2MP (マクロ f/2.4)のトリプルカメラ。
私が以前使ったmoto g30のカメラの印象からすると、暗い所以外はまずまず悪くない感じでしたので、g50もぼちぼちな感じでしょうね。3眼ありますが、超広角はなく深度とマクロだけなので、このあたりも価格相応スペックというイメージ。
指紋認証は電源ボタンと兼用の使い勝手のいいタイプ。
対応周波数帯は以下のように、当然ながら4G LTE はdocomo B19/au B18 /SoftBank B8の3キャリアプラチナバンド対応。
5Gもn77/78がサポートされているので、docomo/au/SoftBankに加え楽天もサポートしています。
5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78
LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/38/40/41/42/43/66
3G:B1/2/4/5/8/19
moto g50 5G | |
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ディスプレイ | 6.5インチ HD+ (1600×720) IPS リフレッシュレート 90Hz |
SoC(CPU) | MediaTek Dimensity700 オクタコア2.2GHz |
メモリ+ストレージ | 4GB |
128GB | |
OS | Android 11 |
カメラ | ・バック 48MP(f/1.7) 2MP (深度 f/2.4) 2MP (マクロ f/2.4) ・フロント 13MP(f/2.0) |
バッテリー/充電 | 5000mAh (10W充電) |
WiFi/Bluetooth | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 5.0 / NFC |
SIMスロット | nano SIM x2 デュアルスタンバイ |
microSD | 有り (最大512GB) |
対応周波数帯 | 5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/ 41/66/77/78 4G:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/ 18/19/20/26/28/38/40/41/42/43/66 3G:B1/2/4/5/8/19 GSM:850/ 900/1,800/1,900MHz |
サイズ | 約167mm x 約76.4mm x 約9.26mm |
重さ | 206g |
カラー | メテオグレイ/テンダーグリーン |
その他 | ・USB Type-C ・側面指紋認証リーダー ・IP52防水 ・イヤホンジャックあり |
同梱物
開梱して中身を見ていきましょう。
同梱物は、USB Type-Cケーブル、USB充電器、イヤホン、TPUカバーとマニュアルです。
充電器は5V-2Aで10Wと一般的なもの。急速充電が当たり前みたいな雰囲気になりつつあるスマホ界ですが、moto g50 5Gは標準的。
外観
それでは本体も見ていきましょう。
6.5インチHD+解像度ディスプレイは、価格やスペックの割に正直かなり綺麗です。
1600×720とフルHDよりは解像度が落ちますが、荒いとかいまいちだなんて違いはまず分からないし、多くの人が普通に綺麗と感じるディスプレイです。ただハイエンドのAMOLEDディスプレイとかと比較すれば当然コントラストや色合いの再現性は不足気味で、高級機と一緒にはできません。
90Hzのリフレッシュレートで、Chrome等ブラウザスクロールもスムーズ。
若干下ベゼルが太いのは廉価スマホだからでしょうが、それでも気にするほどではありませんね。
下部にはイヤホンジャック、USB Type-C端子があります。低価格帯ですが、イヤホンジャックがしっかりあるのは有り難いですね。
右サイドには右から音声アシスタント Google Assistance起動ボタン、ボリューム、電源兼指紋認証リーダーとなっています。音声アシスタント ボタンは使わないって方には別の機能割り当てをしたいところですが、そういうカスタムはできないのが残念。
反対の左側面はSIMカードトレイがあります。microSDカードも使えますが、nano SIM + microSDという構成で使うことになります。Dual SIMをする方はmicroSDカードを諦めるしかないです。
背面にはトリプルカメラがあるのみ。
OCNモバイルONEでは結構のっぺりとしたカラーのイメージでしたが、背面は光の当たり具合によってキラキラと可変する処理が施されていて、安物感はないですね。このあたりもう少しアピールすればいいのにと思うぐらい勿体ない。初印象は「あ、これ綺麗じゃないか」と騙された印象でしたから。
太陽光下で見るとこんなに綺麗です。
ベンチマークと使用感
SoC(CPU)にMediaTek Dimensity700 オクタコア2.2GHzを搭載しているmoto g50 5Gをベンチマークでテストしてみました。
AnTuTu v9.2.9ベンチマークでは、約29万点という好結果。
MNP割引とは言え、実売3000円とか1円とかで売られているスマホとしては充分な性能で、普通にミドル機レベル。
動作も普通に軽快で、よほど重いゲームでもしない限りサクサク動作。カメラ、ブラウザなど高級機と遜色なく動きます。
ウマ娘は問題無く動いています。
カメラ
48MP+2MP+2MPのトリプルわわカメラを使って撮影してみました。
以下は作例です。(クリックすると大きく見ることができます。容量が大きいのでモバイルの方はご注意を。)
撮影モードはAIカメラをオンにしています。
上段は風景写真。左は秋葉原での写真ですが、あいにく曇天で暗めの写真となっていますが、様々な色があっても色潰れも無く、雲の濃淡もしっかりと捉えています。強い補正とかがないので自然と言えば自然ですが、お!?と思えるような写真ではないので、見たままを切り取っているという感じです。
右の富士山もごくごく自然な色合いに仕上がっています。
中段左は夜間撮影。AIがナイトモードを選択していて街灯はあるものの見た目よりもずっと明るく撮れています。
右は蕎麦。飯テロ的な写真も明るく撮れる。
下段は左は滝の裏側から撮影したところで、水滴のしたたり感をちゃんと捉えています。お値段の割には凄く頑張ってる。右はポートレート。背景のボケ感もちゃんと出て奥行きは出ていますね。
レビューまとめ
いろいろとスマホ買ってみたり使って見たりしていますが、moto g50 5Gは個人的にはかなり「買って良かった」と思うスマホの部類に入ります。なにせ3000円強ですし、この価格でAnTuTu29万点、カメラもそこそこ、バッテリーも5,000mAhと比較的大容量、ボディも意外と美しい。
3キャリアプラチナバンド+5Gも対応しているし、これならメインだけでなく優秀なサブ機としても使えます。
不満点としては、ディスプレイがハイエンド機と比較するとやや見劣りする点、急速充電が10Wしかないあたりで、このあたりは価格なりだから仕方ないところ。安いのにどこも非の打ち所がないのに安いなんてものはないので、どこか割り切りは必要です。
それでも定価の3万円程度でもまずまず満足できる製品とは思いますが、OCNモバイルONEのように4桁台、或いは1円という価格なら、間違いなく満足出来るはずです。
価格
OCNモバイルONEでは新規は16,501円ですが、MNPだと13000円割引となり、3501円とスマホの価格とは思えないぐらいの低価格で買えてしまいます。キャンペーンによって価格は変動するので詳細は以下チェックしてみてください。