【実機レビュー 後編】OGSディスプレイを搭載した8インチWUXGAタブレット『Onda V80 SE』 基本機能+OGSディスプレイチェック編

8インチWUXGA OGSディスプレイ搭載の中華タブレット『Onda V80 SE』の2回目レビューです。

前回までのレビューはこちら。
【実機レビュー 前編】OGSディスプレイを搭載した8インチWUXGAタブレット『Onda V80 SE』 開梱~外観チェック編

今回はレビュー最終回。今回は基本的なストレージ容量やベンチマーク、OGSディスプレイを使って見て感じた事をまとめていきます。

重量測定

スペック上は312gですが、念のため計測してみると311gでした。ほぼ誤差無く優秀。8インチで311gだと、かなり軽い方で、プラスチック製の筐体が良い方向にでているとも言えます。Onda V80 SE レビュー

日本語化は簡単

輸入端末の場合、日本語化は悩みどころですが、Onda V80 SEの場合はAndroid5.1で日本語ロケールありなので日本語化は簡単でした。

デフォルト中国語でしたが、言語設定で日本語が選べます。Onda V80 SE レビュー

ストレージ空き容量

32GBのストレージを搭載している本機。OSはAndroid5.1だけなので、この容量をフルに使えますし、MicroSDスロットもあるので、容量的には余裕です。一応デフォルト状態のストレージのスクリーンショットを撮りましたのでシェアします。空き容量は25.18GBと、Androidで使うなら余裕はありますね。Onda V80 SE レビュー

ベンチマーク結果

パフォーマンス指標なのでベンチマークもやってみました。

Androidでは定番のAnTuTu(v6.2.1)。スコアは54,075という事で、ぼちぼちと言った所。Onda V80 SE レビュー

ただ最新のatomであるCherry Trail世代と比べてもほぼスコアは変わらない。
例えば先日レビューしたばかりのTECLAST Tbook16Sが59,000ぐらいで、AnTuTuのスコアとしてはほぼ同等レベルです。

V80 SEはAndroidのみのシングルOSタブですから、このスコアでも重いゲームをしなければサクサク動きます。

OGSディスプレイは綺麗か?

V80 SEの最大の売りである「OGSディスプレイ」綺麗か? という点が一番気になるところでしょう。

結論から言ってしまうと、
・驚くほど綺麗ではなく、一般的なレベル
・中華タブレットとしては綺麗なほうだが、輝度が低い
というレベル。

分かりづらい部分もあるので、同じメーカーのWUXGA 8インチタブのOnda V80 Plusと比較して見ました。左がV80SE、右がV80 Plusです。

比較対象が比較的綺麗な発色だったV80 Plusというのもありますが、全体的に輝度が暗め。(ともに輝度100%で撮影)

Onda V80 SE レビュー Onda V80 SE レビュー Onda V80 SE レビューOGSディスプレイ具合としては、左のV80SEは優秀で、段差はほぼ無い。Onda V80 SE レビューV80 Plusは明らかに隙間があるので、少し斜めから見るとこの段差が気になる。ただこれも慣れで、あまり気にならなくなっていくのですが、段差がない普通のタブレットを見慣れていると「これなんだ?」と気になる。
Onda V80 SE レビューV80 SEで分かったのは「OGSなら綺麗」ということは無いという点。当たり前だけど使ってみないと分からないというのが現実ですね。ただ段差や隙間がないという点では、見る側に違和感を与えないというメリットは結構あると思う。

電子書籍は解像度が高いので読みやすい

WUXGAという解像度の高さを活かす一つの使い方が電子書籍でしょう。そこで私も愛用していますdマガジンを使ってみました。Onda V80 SE レビュー画面の発色に関しては、V80 Plusとの比較で負けてますが、逆に落ち着きのある色味で雑誌・書籍系は読みやすい。8インチというサイズもあり片手で持てるし、1ページ単位ならズームしなくても読めます。

文字もさすがにWUXGAだけあって高精細。ジャギーやボケた感じもなく、紙媒体と変わらないイメージで読むことができる。
Onda V80 SE レビュー片手読書用端末としては合格です。

総括: 安価の8インチWUXGA Androidタブとして有力な選択肢

Good

  • 8インチWUXGA液晶+OGSディスプレイは8インチの中では比較的綺麗
  • Android5.1しか使わない人にとっては、ストレージにも余裕がある
  • 8インチとしては軽量
  • Androidでは十分サクサク動作で気持ちいい
  • 電子書籍を読むには落ち着いた色合いのディスプレイで見やすい
  • このスペックで9,000円程度は安い

Bad

  • 期待しすぎてはいけないOGSディスプレイ
  • 若干暗めの液晶
  • 前面カラーのイメージが背面のチープなプラスチック感で裏切られる

お勧めできるのは、1万円アンダーの安価なAndroidタブを求めていて、それでいてそこそこ綺麗な画面/表示を求めている方でしょう。使い方としては、Web閲覧、YouTube等の動画視聴、電子書籍リーダーレベルの使い方というなら十分の満足感を満たせると思います。これぐらいの使い方なら満足感が高い。

とにかく「画面解像度が高くてライトに使えればいい」と割り切って使うものでしょう。プラスチック背面もチープですが、格子状デザインが指紋や擦り傷を隠してくれる為、ある意味雑に使い込む事ができるのも良い所です。

タブレットに高級感を求めず、気兼ねなしに付き合える気楽なタブレットと言えるでしょう。

Onda V80 SE の購入方法

このOnda V80 SEは、Everbuyingで88.01ドル(約9,000円)という低価格で発売しています。※価格は記事作成時点Onda V80 SE  Everbuying・Everbuying販売ページ : Onda V80 SE 8.0 inch Android 5.1 Tablet PC with OGS IPS Screen

価格はクーポンやセール等で変わってきますが、8インチWUXGAというスペックを考えればこの価格でも充分安い。日本への配送は、FlatRate Shippingなら無料です。但し届くまでに1ヶ月前後かかります。より短納期を希望なら、Expedited ShippingというDHL配送が可能で、送料はたったの4.99ドルと約500円で可能になります。納期が5-8日営業日に短縮できますし、DHL/UPSなどの有名配送業者のため、配送も安心です。

Everbuyingでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
・Everbuyingの買い方ガイド :中国のガジェット通販サイト『Everbuying』で安く中華デバイスを買ってみよう

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