前々から噂はあったマイクロソフト純正スマートフォン。ノキアの携帯事業を買収してから、マイクロソフトはノキアが作っていたLumiaブランドを継承してWindows Phoneを販売していました。
しかし、今回はマイクロソフトの独自ブランドとして「Surface」ブランドでスマートフォンを発売するというもっぱらの噂。
ブランド名は、「Surface Phone」や「Surface mobile」などが噂に上がっています。
デザインは少しリーク情報が出回っていましたが、今回はスペック情報が出てきましたので紹介します。
・ディスプレイ: 1440×2560 16:9 AMOLED 5.5″ ゴリラガラス4
・CPU: Intel Atom x3 (SoFIA) 64-bit
・カメラ: 背面2100万画素PureView Zeiss 6-lens 前面: 800万画素 ワイドレンズ
・メモリ: 最大4GB /3GB (ローエンド機種は3GB))
・OS: Windows 10 Mobile
・ROM: 64GB または 128GB
・micro SD : 最大256GB
・Surface Pen (Similar to Note 5),
・USB Type-C
・無線充電搭載
・アルミ & マグネシウムボディソース:http://wmpoweruser.com/purported-full-specs-of-surface-mobile-phone-juggernaut-alpha-leak/
スペック的にはかなりハイエンド
ディスプレイは5.5インチで2K解像度と攻めてます。
カメラも2100万画素と、ここまでの解像度が必要かというくらい目一杯盛ってきました。前面のワイドレンズは自撮り用(セルフィー)ですね。
OSはもちろんWindows10 mobile。
メモリも最低3GBで最大4GBと凄い仕様。
私のサブノートASUS EeeBook X205TA-Bなんて2GBなのに・・・(汗)
あとはSurface Penが付いている!(あくまでリーク情報ですが)
これはGalaxy Note的なアプリも付いているのかも知れませんね。
無接点充電はQiでしょうかね。
ボディは噂となったリーク画像どおりならかなりかっこいいです。
アルミとマグネシウムのボディはかなり際立ちそうです。
ここまでのスペックと画像を見る限り、良さそう・・・欲しい。
Windows Phoneをどう使う?
昔のWindows Phone(auで出ていた東芝製端末:IS12T)は使ったことあるのですが、Windows 10 mobileはまだこれからですし。窓スマ(マウスコンピュータのMADOSUMA)は欲しいと思ったものの、Windows Phone8.1なのでWindows10 mobileまで待とうと考えていた所でした。
「Surface Phone 欲しい!」 とは思いましたが、それはハード面での事。
実際デザインとスペックを気に入っても、どう使うかが課題。
Windows Phoneの難点は言わずもがな「アプリ」。
基本アプリは快適に動くというレビューも見かけますが、それ以外で「こうしたいなー」という願望を叶えてくれるアプリはまだ少ない。
LINEはあるけどATOKは無いし様子見かな~とか考えていました。ガジェットとしては面白いんですが、アプリが無いと・・・ねぇ。
ゲームをしたいとは言いませんが、ある程度Androidと同じ事ができないと、なかなか移行はまず無理。だから余計な事をしない・・・いや出来ないビジネスユーザーにはいいかも知れない。
会社のPCがWindows10なら親和性も高そうですしね。
てなわけでそんな様子見を決め込む人達に向けてマイクロソフトが取った策が面白い。
AndroidアプリやiOSアプリが動くプロジェクトが進行中
Windows Phone専用アプリが無いなら、AndroidとiOSのアプリを動くようにしてしまえ!という冗談のような本気のプロジェクトがマイクロソフトでは進んでいます。
その名も『Windows Bridge』。
Windows10とその他OSアプリの橋渡しとなるように名付けられたようです。
動作としては以下のような感じで、要はAndroid用/iOS用などのアプリをWindows10で実行可能となるように、インストール用ファイルがあればそれをWindows10用に再パッケージ化し直して使えるようにしてしまうというもの。
iOSアプリのポーティング(移植)を促す「Project Islandwood」、Androidアプリのポーティングを促す「Project Astoria」という仕組みがあり、iOSやAndroid向けに記述されたアプリのコードを再利用することによって、Windows 10のアプリ実行環境である「UWP(Universal Windows Platform)」上で、iOSやAndroid向けのアプリが「UWPアプリ」として実行可能になるというものだ。
このUWPアプリは、Windows 10 Home/Proなどを搭載したPCやタブレットだけでなく、Windows 10 Mobile搭載のスマートフォンでもそのまま動作する。現時点でそれほど利用が進んでいない純正アプリストア「Windowsストア」を盛り上げる究極策の1つとして、Microsoftが今年の開発者会議「Build 2015」で発表したプロジェクトだ。
ソース: http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1508/18/news070.html
一見エミュレータのようだが、あくまでWindows10アプリとして再パッケージ化される点がエミュレータと大きく違う。これはAndroid/iOSアプリ開発元に対して、容易にWindowsアプリを開発できるように(基本的なソースはいじらずに)敷居を低くするためのもの。要は移植をとってもやりやすくする為に「橋渡し」をするアプリを作ったってわけ。ソースはほぼそのままで、あとはWindows Phone10用にタイルの表記をいじると言ったWin特有のものを微調整するだけでいい・・・というのが理想のようですね。もちろん、Windows phoneだけでなくWindows10のプラットフォームで動く製品、、、、PCやタブレット、XBox oneでも動作する事ができる。
今現在は、Android用が進んでいて、既にAndroiid用のAPK(windowsで言うインストーラーのようなもの)があれば、いくつかのアプリが動作しているという話もある。ただまだフリーズしたり動作が不完全なものも見られるが、それはあくまでAndroidアプリをそのままUWPアプリに対応させただけで、完全互換とは行かないのは仕方の無いところ。
正直、いまのスマホ業界で、Windows Phone用にアプリを作ってくれる所は皆無に近い状態。ビジネス的にはWindows Phone用を作ることは赤字覚悟という事。しかしこんな状況を覆す方法はこんなやり方しか無いのも事実。
大金とリソースと技術はあるマイクロソフト。
こういう考え方は凄く良いですね。
Surface Phone(?)でもしAndroidアプリが動く、或いはAndroidタイトルからの移植が盛んになって、ATOKも動くよということなら、Surface Phone買ってしまうかもなぁ~。いや、むしろ積極的に移行してみたいです。
※Windows10へのアップグレードが約束されているLumia640は5.7インチで一度は使ってみたい端末。
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