低価格な製品を提供する中国のPCブランド”T-Bao”から「Intel N」シリーズ(AlderLake世代-N)のIntel N100を搭載したミニPC『T-BAO R1』が発売されました。
もはやミニPCというより小型デスクトップPCですが、大きな特徴として3.5インチSATA HDDを2機搭載できる点で、大容量データドライブが欲しい方や、NASとして利用したいというケースも可能です。
T-BAO R1 の特徴
T-BaoはミニPC界において、パフォーマンスと価格のバランスにおいて非常にハイコスパなラインナップを提供するメーカー。このT-Bao R1はミニPCの常識を覆す製品で、普通のWin11 PCでありながら、NASやSWルーターとしても使えます。
あくまでそうしたアプリケーションを導入する前提の話ですが、例えばNASにするにしてもストレージ容量が一般的なミニPCではたりません。
このT-Bao R1では、3.5インチSATAベイが2機搭載されており、最大40TBまで増設が可能。
M.2スロットは4TBまでサポートします。
HDDの増設も簡単で、ドライバーレスで取り付け可能です。
筐体も冷却ファンを備えているので、エアフローもバッチリ。
搭載するCPUであるIntel N100は 4コア4スレッド Max 3.4GHzとなっていて、これはIntelがCeleron/Pentiumといった低価格帯ラインナップを一新したモデルとなります。いわゆるAlder Lake(第12世代)のプロセッサとなります。
そしてこのN100はJasperLake世代のIntel Celeron N5095と比較して、Cinebenchのスコアが1.5倍以上と大幅にパフォーマンスアップしている為、ローエンドPCではとても人気なっているプロセッサです。
メモリ+ストレージ構成は、8GB RAM+256GB/512GB SSD、16GB RAM +512GB SSD。
SSDはPCIe MVNeで高速タイプ。廉価PCではSATAもよくあるのですが、最近は低価格帯でもNVMeが当たり前になりつつありますね。
メモリは2スロットあり、換装すれば最大32GBまで可能。
拡張ポート類も豊富です。1000baseのLANが2個、USB3.0/USB2.0が各2つ。そして出力系ではHDMIとDP、USB Type-Cがあり、3画面マルチディスプレイが可能。
- RJ45 1000Base LAN イーサーネット(有線LAN) x2
- USB 3.1 x3
- HDMI2.0 x3
- 3.5mmイヤホンジャック/マイク
ストレージが増設できるPCというとデスクトップPCに限られますし、3.5インチSATA HDDとなると、かなり大きなPCとなるのが一般的。ですが、このT-Bao R1のように小型で3.5インチSATA HDDが増設できれば、普段はリビングPCとしてミニPCライクに使い、NAS的な形で家庭内大容量ストレージとしても使う事も可能そうですね。
価格
Banggoodでの価格は8GB+256GB版で319.99ドルとなり4.6万円とかなり強気な価格です。
但し8GB+256GB版には、クーポンがあり、259.99ドルと60ドル程度(約9000円)値引きされ、3万7000円ぐらいになります。
8GB+256GB版 : 159.99ドルクーポンコード: BGJP4aa5
主要スペック
T-BAO R1 | |
ディスプレイ | – |
CPU | Intel Alder Lake N100 4コア 4スレッド Max 3.4GHz |
メモリ | DDR4 8GB/16GB *Max32GB |
ストレージ容量 | 256GB/512GB M.2 2280 PCIe(NVMe) SSD
3.5インチSATA HDD x2 増設可 |
OS | Windows11 Pro |
カメラ | – |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax(WiFi6) Bluetooth 5.2 |
インターフェース | RJ45 LAN イーサーネット(有線LAN) x2 USB 3.0 x2 USB 2.0 x2 USB Type-C x1 HDMI x1 DP x1 microSD x1 3.5mmイヤホンジャック/マイク |
バッテリー/急速充電 | – |
重量 | 1.8kg |
サイズ | 162mm*162mm*198mm |
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