Win10/Android5.0デュアルOS中華タブレット『Teclast X98 Air 3G』気になる所をチェック!(前編)

前回、Teclast X98 Air 3Gの日本語化を終えたので、今回は使用感のレビューです。

まず今回は基本的な部分で気になるだろう部分をQ&A形式で紹介していきたいと思います。

Windows10/Android5.0の切り替え方法は?

Teclast X98 Air 3GはデュアルOSタブレット。Windows10とAndroid5.0を切り替えて使うわけですが、その切り替え方法は
『電源投入時に選択起動』になります。

電源をいれるとまずこのようなOS選択画面になります。

そこでWindowsアイコンか、ドロイド君(Android)アイコンをタッチする事で、起動させたいOSを選び起動させる方法です。色が付いた方で起動します。

これは一般的なWindowsのデュアルブートのように、起動パーティションを選択するような方法ですね。

ここで何も選択しないでいると、10秒のカウントダウンの後、基本的にはWindows10が起動します。

CHUWI Hi8などは、各OSにスイッチアプリがあり、Win⇔Androidの切り替えはワンアクションでしたが、Teclast X98 Air 3Gでは
1. 再起動
2. OSを選択する
という2アクションが必要となり、実はこれがやや面倒。

アクション数というよりも、このプロセスだとずっと画面前で待機が必要なのです。例えば、Windows10を使っていて、「Androidに切り替えたいな」とします。 Win10のスタートメニューから「再起動」を選び、再起動処理に入ります。

そしてタブレットが再起動され、OS選択画面になるまでじっと待つ必要があるのです。
ここで放置すると「デフォルト起動はWindows10」の為、OS選択画面で10秒経過後に自動的にWindows10が起動してしまい、Androidを起動する為にはまたWin10を再起動・・・というささやかな嫌がらせが発生するのです。

Android5.0側からは、電源長押しでメニュー表示させると「」というメニューがある。

またアプリにも「Boot To Windows」というものがあり、「再起動し、次回起動をWindows」に固定できる。(この時OS選択画面は表示されない)

とは言っても、そんなにOS切り替え頻度が高いような使い方をする人は居ないでしょうから、これぐらいの手間は許容範囲でしょう。

各OSのストレージ容量割り当ては?

64GBのeMMCを搭載するTeclast X98 Air 3G。

Androidなら64GBもあれば十分な容量ですが、本機はWindows10とのデュアルOSです。
そこで気になるのが各OSでの割り当て量。
気になる部分をチェックしてみました。

Android5.0のストレージ
デフォルトの状態で、20GBがAndroid側にはストレージとして割り当てられていて、利用可能なのは14.82GBです。
Windows10のストレージ
パーティションとしては37.7GBで、28.7GBがフリーとして利用可能。
Officeアプリなど容量が大きめのものを多数インストールしたり、データが重い動画などをガシガシ置いておくのには向かない。

ただストレージとしてであればmicroSDが使えるので、重いデータはそちらに格納しておけば問題ないレベル。私は64GB microSDカードを入れ、そちらに写真や動画を置いてます。

パーティションは噂では知っていましたが、かなり気持ち悪い状態に。

いろいろ理由はあるんでしょうが・・・見なかったことにしよう。

Android側のプリインストールアプリはかなり削除できる?

Teclast X98 Air 3Gのプリインストールアプリはこんな感じです。

もろ中華タブレットという感じですね。中国語のアプリが多数インストールされてます。


しかしこれらほぼ全て削除が可能なので安心。また上の画面はアプリ一覧ではなく、べったりとiOSのように張り付いているランチャーでしたので、Apex Launcherを入れてすっきりさせました。

ただし削除できないもの、削除しても復活するアプリはいくつかある。ただプリインストール当初のようなどっちゃりと入っているアプリが復活するわけではないので、それほど気にならない。

Windows10にはプリインストールアプリは?

Windows10側は全くプリインストールアプリは無い。Android5.0側に山のように入っているアプリとは対照的でビックリする。

システムのプロパティを見ると、しっかりとTECLASTのロゴが入っており、このあたりは単にWindows10インストールしただけではなく、プリインストール版(マイクロソフトのOEMきちんと受けている)としてちゃんと仕事してるんだなと、変な所で感心した。

前編はここまで~後編はベンチマークとかやります

Win10/Android5.0デュアルOS中華タブレット『Teclast X98 Air 3G』気になる所をチェック!(前編)をQ&A形式でお送りしてきました。
基本的な所ではありますが、気になる部分でもあると思います。

個人的にはWin10⇒Androidのスイッチアプリがあればもっと使いやすいのになぁーと残念ですが、OSスイッチはそれほど頻繁ではないし仕方ないかなと思う。

後編に続きますが、後編ではベンチマーク結果、バッテリーの減り具合、視野角などをチェックしてみましたよ。

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