さよなら、月額費用!2ベイNASで最大60TB「UGREEN NASync DH2300」はスマホの容量圧迫を解消し共有も思いのままの簡単入門機

UGREENから登場したNAS初心者向けの2ベイモデル「NASync DH2300」レビューします。

「NASは難しそう」「クラウドサービスは有料だと高い」と思っている方も多いのでは無いでしょうか?

NASync DH2300は、誰でも簡単に操作できる独自OS「UGOS Pro」を搭載し、個人利用ではメインととなる写真の保存面で、AIによる写真の自動分類が可能。簡単手軽に自宅に安全なパーソナルクラウド環境を作れるNASです。現在クラウドサービスに払っている費用を初期投資のみで使うことできるので、こうしたNASは長期的にコスパのいいデバイスです。

UGREEN NASync DH2300 の特徴

UGREEN NASync DH2300は、NAS初心者からSOHOのような小規模オフィスを対象にした、2ベイで最大60TBの大容量で、8コアCPUと4GBメモリを搭載したNASです。

DH2300の特長は、独自のOSの「UGOS PRO」による使いやすさ。
GUIがWindows風でスマホタッチでもPCマウスでも共に使いやすく分かりやすい。

またNFCワンタッチ接続で、スマートフォンから簡単に初期設定やバックアップが可能です。
AIによる写真の自動分類・整理機能も備え、データ管理を効率化。

アプリにより外部からでもアクセスでき、自宅に月額無料のパーソナルクラウド環境を手軽に構築できるようになっています。

項目 仕様
製品名
UGREEN NASync DH2300 (2ベイ)
製品カテゴリ
NASストレージ(初心者・家庭/SOHO向け)
ベイ数 2ベイ
搭載CPU
高性能8コアCPU
メモリ (RAM) 4GB
最大ストレージ容量
60TB (HDD 30TB x 2)
搭載OS
UGOS Pro (独自OS)
ネットワーク
2.5GbEまたはギガビットLANポート
特徴機能
NFCワンタッチ接続(スマホ設定)、AI写真自動分類・整理、4K動画再生サポート

*HDDは別売りの為、別途購入が必要です。
*UGREEN様からお借りしてのレビューです

同梱物と本体周り

同梱物は本体、ACアダプタ、LANケーブル、マニュアル、各種ネジ、ドライバー等が添付されています。

マニュアルはしっかりと図解入りで分かりやすい。

NASync DH2300の前面には電源ボタンと、LAN/HDD/SSDインジケーター、そしてUSB Type-C端子があります。NFCタッチが可能のアイコンもあり、ここにタッチするとアプリにアクセスできます。

背面にはUSB3.2 x2,2.5GbE LAN端子、HDMIとなっています。
基本的にはHDD/SSDを搭載するだけでOKなデバイスですが、USBポートにメモリーキーや外付けHDD等も接続することで、それらも外部からアクセスできるようになるので、余っているストレージをいろいろと付ける事で容量を増やすことができます。

HDDを搭載してみる

上部の蓋を外すと、2つのHDDトレイが現れます。

このトレイにHDDを各々1台ずつ、計2台のHDDを取り付け可能。1台でもNASとしては動作しますが、NASはバックアップストレージとして動作させる目的もあるので、基本的には”同容量のHDDを2台”用意して取り付けるのをオススメします。

HDDは付属のネジでトレイにネジ止めするだけと簡単。

このように2台取り付けたら、DH2300に入れます。

このように数字が書いてある面を前面側にして差し込めばOK。あとは蓋をして電源とLANケーブルを繋いで電源ボタンを押して起動します。これだけ。あとはアプリ側だけで動作が完結します。

NAS初心者向けの方は以下”RAID”というシステムを簡単に理解しておくと、NASが分かりやすくなります。

RAIDについて(基本中の基本を簡単に)

RAIDは、初心者にはちょっと難しい考え方かもしれませんが、基本となるRAID0とRAID1についてちょっと解説。

簡単に言うとRAID0は速度重視。10個で1つの塊となるデータがあるとしたら、1-5をHDD1、6-10をHDD2の2台同時に書き込んだら2倍の速度になるという考え方。でもデメリットもあって、2台のHDDのうち1台が壊れたら、もう一台のHDDのデータも壊れる。
単純にデータが壊れる確率の2倍になる。

そのため、自宅でスマホ写真とか動画のデータのバックアップ目的としてはRAID 0はオススメできません

そこでRAID1を使います

これはHDD2台あれば、2台に1-10のデータを同時に書き込みます。常に2台のHDDは同じデータを持っているので、万が一1つのHDDが壊れても、もう一台は生きているので、データロスト率は半分になります。HDDが壊れたら、再度同容量かそれ以上のHDDを買って、差し直せば勝手にHDD1からHDD2へコピーしてくれて、また2台がコピー状態になります。但し4TBのHDDが2台で、容量は2つあわせて4TBになるので、そこはなんだか損したなと思う人も居るかもというのな難点でしょうかね。

NASによほど速度を求めない限り、個人的にはRAID 1をオススメします。

使ってみた&NASのメリット

とにかく、UGREEN NASync DH2300は、HDDさえ取り付けてしまえば、あとは使い方は簡単。
電源繋いで、LANケーブルをルーターやハブなどのインターネットに接続できる家庭内LAN環境に接続するだけ。

NASというと難しいように感じますが、自宅にインターネット環境があれば、ルーターはあるでしょうから、そこに有線LANケーブルを繋げば良いだけです。

後のことは全てアプリでやるだけ。

UGREEN ダウンロードセンターからWin/Mac版などを入手可能。スマホからはUGREEN NASというアプリをインストールすれば使え、PCもスマホもどちらもほぼ同機能で使えます。

PC版の画面が以下となりますが、これが UGOS PROと呼ばれるものとなります。

ちなみにスマホでNFCタッチをすると初回はアプリのダウンロード、アプリインストール後はタッチするだけでアプリが起動します。

使い方もアプリ起動後にはちゃんとチュートリアルがあって、その通りしていけば使える様になっていきます。

まず最初に、HDDのストレージ構成をどうするか決めます。私の場合は4TB HDD x2でRAID 1にすると決めているので、アプリで2台のHDDにチェックを入れ、RAID 1を選択していけば、あとはNAS側で勝手にRAID 1を構築してくれます。恐らく初心者が難しいのはここだと思いますが、これさえやってしまえばあとは簡単

続いてチュートリアルに沿って、個人/共有フォルダを作り、リモートアクセスのアクセス権をスマホで設定すれば、ネット接続できる環境があればどこからでもNASの操作が可能です。

UGREENのNASは更に凄いのが「アプリ」を追加できるようになっている点で、「写真」とか「同期とバックアップ」といった、実用性のあるアプリが追加可能。

以下PC側からみたUGREEN NASアプリですが、やれることは同じ。アプリセンターで写真をインストールしてみました。

恐らく個人利用ではメインになってくる写真のアップロードも簡単。

選んでアップロードもできるし、アルバム化(フォルダ分け)されていればそのアルバム毎もできる。
で写真をアップロードしたり、アルバムを作成してシェアしたり、共有フォルダにいれておけば家族全員で写真も見れます。

写真ではなく、PCファイル(WordとかExcel、PDF等)をシェアしたり、既に格納されているデータを見たければ、アプリにある「ファイル」にアクセスするだけ。

「今撮った写真をNASに転送して家族とシェアしたい」という事であれば、共有フォルダに、転送したい写真や動画を選んでアップロードするだけ。あとはNASに登録さてれいるユーザーであれば、だれでも見ることができます。

更にAIが写真を振り分けるようになっていて、時系列、人物、場所、ビデオなどで振り分けてくれます。
また同じような写真や全く同じ写真なども見つけて、重複データの整理もし易くなります。
例えば、妻と自分、子供で旅行して、似たような写真をガンガンアップロードしていると「これ要らんのでは?」と感じるでしょう。そうした事もこのAI自動整理機能で楽に整理できるようになります。

NAS導入で、スマホ購入費やクラウド費用を削減できる

ここまで見てきたようにUGREEN NASync DH2300に、PCからでもスマホからでもどんどんデータを送信/同期しておけば、家族全員分の共有データ/写真などは簡単に保存可能。

これが例えばクラウドサービスでいままでやっていたということになると、有料プラン分が浮きます。
今回のようにHDDに4TBを使いましたが、クラウドで4TBの容量はかなり膨大で有料プランになることもあります。

またスマホのストレージも、NASが前提であれば、少ない容量のものを買っても安心です。例えば128GB/256GBストレージのスマホは安くて魅力的ですが、microSDカードが使えないとか、512GB/1TBといった大容量スマホは高くて手が出ないというケースもあるはずです。

しかし自宅NASであれば、最初の初期費用としてNAS代とHDDを2台追加するだけです。
4TBのHDDなんて1万円ぐらいですし、自宅にHDD/SSDが余っているならそれを使っても良いです。初期投資だけでネット回線さえあればランニングコストはゼロ。スマホもこれからは低容量でも大丈夫と選択肢の幅も広がります。

これは大きなメリットです。

そして家族や例えば小規模オフィス等で、出先からの写真/データを家族やメンバーと共有できるのが大きなメリット。クラウドサービスでは簡単にこれが出来ないので、”共有する”という事も考えるならNASが一番です。

まとめ

UGREEN NASync DH2300は、スマホやPC等のデータ保管の悩みを一発で解決してくれるNASです。

ここまで紹介してきたように、NASync DH2300はチュートリアルもあるので初期設定は簡単。その後アプリで簡単に操作できますし、写真の共有だけなら、”写真”アプリを使えば本当に簡単です。

スマホやPCのデータもRAID 1にすれば自動でバックアップしてくれます。うっかり消しちゃうとか、HDD壊れたらどうしようというリスクもありません。

前述のようにクラウドサービスの月額費用が掛かっていたとすれば、それも削減できますし、容量の圧迫から解放されるならスマホも低容量でもいいわけです。

UGREEN NASync DH2300はNAS入門機として非常にハードルが低く作られており、それでありつつも初心者でも使えて、ファイルサーバーやスマホの写真やPCデータのバックアップとしてなら、十分な性能と機能をもったNASとなっています。

価格

UGREEN NASync DH2300は、UGREEN公式ストア、Amazon、楽天市場で購入できます。

なお、12月1日までブラックフライデーセールとなっており、最安値は26,304円となり、20%オフの割引中です。

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