GeekBuyingでガジェット輸入してみる? 中国のガジェット通販サイトGeekBuyingの紹介

本ブログでは、中華デバイス(スマホ/タブレット/スマートウォッチ等)の購入は、だいたいGearBest.comでまかなっています。

しかし今回は、もう他の中華ガジェット通販サイトとして『GeekBuying(ギークバイイング)』をご紹介致します。

GeekBuyingってどんなサイト?

GeekBuyingは中国のガジェット関連通販サイトです。ガジェット系以外にもホビーや家電、カーアクセサリーなども取り扱っています。ただGearBestなんかと違ってそちらはまだ品揃えが多いわけではなく、あくまでデジタルガジェット主体。ガジェットに関しては、GearBestやEverbuyingと遜色なく、また価格もかなり頑張っているサイトです。

GeekBuyingに関しては、数回買い物をしていますが、GearBestと比べると同じ商品なら安い事が多いと言うのが特徴です。ただ支払い総額で比べるとあまり変わらない所もあります。それはオプション送料がやや高いという点。もちろん無料配送もあるのですが、そちらはだいたい15-30営業日の最大6週間の覚悟が必要でちょっと長すぎる。その場合オプション料金を払ってEMSやDHLを使う事になるのですが、その金額がだいたい10-15ドルあたりとなり、GearBestで1-2ドル~10ドル程度なのと比べると高めです。結果として買いたいデバイスの価格は安め、送料入れるとトントンかなというのが私の印象です。ただモノによってはEMS配送料無料などもあるので、そういうのを見つければ安い買い物ができます。

GeekBuyingのメリット・デメリット

中国ガジェット通販サイトである「GeekBuying」から輸入するメリットとデメリット簡単にまとめてみた。

■メリット
・表示価格は他の輸入通販サイトより安い
・頻繁にセールしている(GearBestよりキャンペーンが多い)
・ガジェット周辺機器が充実
・基本送料無料でトラッキング付き

■デメリット
・日本円表記無し(ドル→円換算は各自でやる)
・無料配送はGearBest同様遅い
・DHLやEMSの高速配送価格が高い
・多少の英語力は必要

メリットについて

安さに関してはほぼGearBestと同価格かそれにりも安い事が多いです。GeekBuyingはドル表示の為、為替によっては多少誤差がでますが、だいたい似たり寄ったりかな。
ただ様々なキャンペーンを同時展開していることが多く、欲しいものがキャンペーン価格になる可能性が高いのが良い所。

また商品の品揃えに関していつも感心しているのが、小物の品揃えが良い所。
例えば、あるタブレットやスマートフォンを買う際、「液晶保護フィルムも合わせて欲しい」と思うのが日本人の性。(これ私だけですかね?)
日本では中華タブレットの液晶保護フィルムなんてなかなか売ってませんし、他の輸入サイト(AliExpress等)で探すと、送料とか「いつ届くの?」とか考えるの面倒ですし、できれば買った商品と同梱してくれたほうが助かります。Geekbuyingはスマホやタブレットケース、保護フィルムなどの小物・消耗品がしっかり揃っているので、「GeekBuying分かってるなぁ-」といつも心の中で拍手してます。

例: Teclast X89 Kindow 7.5 inch 9H Tempered Glass Protective Screen Film

またこれはGearBestと同様の事になりますが、Amazoみなどに出品されている平行輸入品は、Everbuyingなどの販売価格を見ていると2倍、3倍の価格でで販売している事も多く、価格に関しては断然輸入が安い傾向が強いです。

送料に関しては、「Registered Airmail」が基本無料。但し、営業日換算で15日~30日かかります。つまり最大で6週間は覚悟しておく事が必要です。(Business Dayは月~金曜日の5営業日の事。だから5daysで1週間という計算になる)

それが嫌なら、EMS/DHL/TNTの各配送会社が選べます。これについてはまた別途記載します。

この「Registered Airmail」ですが、例えばGearBestやEverbuyingでは有料オプションとなりますので、ワンランク上のサービスが無料なのは有り難い所ですね。商品が届くまで6週間かかるのは変わりませんが、無料で荷物のトラッキングができるのも安心です。

輸入というと一番の心配は「買った商品がいまどこにあるか?」ですからね。

デメリットについて

最初のデメリット(というか使いづらさ)ですが、日本円の表示がないという点。

海外通販サイトなので当たり前と言えばそうなのですが、基本的はドル表示なので、ドル⇔円換算が必ず必要になってくる。特にいろいろなサイトを比較していると「一番安い所が買いたい」という時に、日本円表示のサイトとドル表示サイトを見て回っているとよく分からなくなってきます(汗)

また無料配送という点に関してはメリットに書きましたが、逆にこれが配送に時間がかかるという点についてはデメリットでもあります。詳しくは下記”配送について”をご覧下さい。

そして私が「ちょっといまいち」と思っている点が、EMSやDHLなどの国際宅配便業者の送料が、ちょっと高めという点。これ、あくまでGearBestと比較してという意味です。
配送料は商品ごとに違うのでいくらと言い切れませんが、最速のDHLで頼むとスマートフォンで10ドル前後、タブレットだと15ドルオーバーが普通。

以下はChuwi Hi12という12インチタブレットの配送料ですが、これだともっと高い。ちなみに、同じ製品でもGearBestはDHLのような配送業者オプションでも無料・・・。

あくまでこれは一例ですが、GearBestだと有償配送は10ドル以下の場合が多いので、GearBestとGeekbuyingで買いたい商品の差額が数百円ぐらいだと値段は変わらなくなります。結局は総支払い額が重要です。

ただそもそも論ですが、普通に考えれば10~15ドル程度でで国際宅配便が手配できるのは、非常に安いとも言えます。(東京-沖縄間に荷物送るより安いのですからね) 中国から輸入して送料1500円なら、よくよく考えると安いわけですし。また、稀にですが、GeekBuyingでは商品によってはEMS配送料がゼロかもしくは数ドル程度の事もあり、2-3週間程度の配送期間を待てるなら、そちらのほうが安い事もあります。

最後に英語力という点に関して。これは海外通販サイトであるならどこも同じで、デメリットと言えるか分かりませんが、購入にはローマ字で配送先を書く必要がありますし、保証規定を読んで理解したり、万が一の際はサポートとやりとりを英語でする必要があります。これが難しいとなるとなかなか輸入は厳しいという現実があります。買うだけなら簡単ですけどね。

配送について

基本的にはRegistered Airmailと呼ばれる、追跡番号付きのエアメールが無料。但し数ドル程度の安い品物の場合は、Registered Airmailも有料でそれ以下の追跡番号無しの”Air Mail”となります。

概ねの配送目安は以下の通り。

Air Mail : 30-40営業日
Registered Airmail : 15-30営業日
EMS : 7-15営業日
DHL : 3-5営業日
TNT : 3-5営業日

配送日数としては他の中国通販サイトはだいたい似たり寄ったりですが、GeekBuyingがちょっと使いづらい点は、カートに入れて支払いに進んだ段階で配送オプションの価格が表示されるので、「どこで買うのがトータルで一番安いか」を検討していると、いちいちカートに入れてからじゃないと分からないという点が面倒な所。

また、日本の首都圏以外に住んでいると気になるのが「Remote Area費(遠隔地料金)」。これはDHLなどの有償オプションをつけて配送してもらったのに、更に30ドル程度追加予算が発生するという日本では考えられない世界の常識。DHLやFedExなどの国際配送業者は日本国内にも拠点があるものの、そこから余りに遠いと追加料金が必要という事。詳しくは下記見てくださいね。

GearBestのExpedited Shipping=高速配送は$30追加請求されることもある?

ではGeekbuyingはどうかと言うと、もちろん発生します。同じ配送業者だから当たり前なんですがね。ただEMSを使った場合だけ無料になると書かれています。私はRemote Area対象の地域ではないので使った事がないのでなんとも言えませんが、EMSは日本では日本郵便が配送するので、追加予算が発生しないのもちょっと頷けます。(あくまで予測ですが)

Remote Areaに該当する地域の方は、EMSの配送オプションを選んだ方が良いでしょう。

保証について

購入後に故障した・・・などのトラブルの際は、保証規定が心配になりますね。GeekBuyingでは、7日間のマネーバックと、1年間保証が付いています。

詳しくは以下のReturn Policyを読んでください。

Geekbuying Return Policy

保証内容 期間 返金 返送費用等
DOA(着荷時不良) 着荷時のみ 往復Geekbuyingが払う
Missing(欠品) 着荷時のみ 足りない品物をGeekbuyingが送るだけ
Wrong(誤品) 着荷時のみ 往復Geekbuyingが払う
クーリングオフ 7日間 返送費用は購入者が払う
通常修理 1ヶ月以内 往復Geekbuyingが払う
クーポンかPayPalで払い戻し
1-6ヶ月以内 購入者→Geekbuying : 顧客持ち
Geekbuying→購入者 : Geekbuying持ち
6-12ヶ月 往復配送費用を購入者が支払う

とりあえず英語読んでとりまとめましたが、間違っていたらご指摘ください。

1ヶ月以内の故障の場合は、Geekbuyingが往復送料持ってくれるのはいいですね。1-6ヶ月以内の場合は返送費用は購入者負担です。修理交換品をGeekbuyingから購入者へ返送する費用はGeekbuying持ちでやってくれます。つまり片道分は購入者負担という事ですね。6ヶ月経過後の修理については、往復の送料が購入者負担になります。

故障したのに返送送料が購入者負担というのは日本人な感覚だと理不尽に見えますが、海外通販だと一般的です。

海外通販で安く購入すると言う事は、海外の現地サイトの常識を理解する必要があります。もしこの方法にリスクを感じるのであれば、手を出さない方が賢明でしょう。ちなみに私は数年海外からガジェットを輸入していますが、故障にあった事は1度のみ。配送事故も1回のみです。(恐らく1%未満)

そんな中でもGeekbuyingは期間ごとに区切っていますが、比較的良心的な設定だと思います。

支払いはPayPal決済が可能

海外通販サイトとなると心配なのは「クレジットカード払い」。店側にクレジットカードの番号を知らせるのはセキュリティ上も心配です。(特に中国の通販サイトですしね)

そんな時便利なのが、「PayPal(ペイパル)」です。

ペイパルはアメリカのオークション/通販サイト「eBay」傘下のクレジットカードセキュリティ代行会社で、強力なセキュリティが強み。現在はビジネスが拡大してeBayから独立した会社になりました。

PayPalの仕組みは簡単で、PayPalにアカウントを作成し、クレジットカードを登録しておきます。(日本語で可能)

その後買い物時は、PayPal決済を選択するだけ。あとはPayPalにログインして支払いをすれば、クレジットカード払いと同様の請求がいくという仕組み。通販サイト側には一切クレジットカード情報が渡らないようになっています。

GeekBuyingはPayPal決済に対応しているので安心です。

またPayPalには、「頼んだものが届かなかった」際の保証もついている。いろいろと通販サイト側とやりあったがラチがあかないという場合にはPayPalに「保証して」というと、保証してくれます。その際、PayPal側は通販サイト側にプレッシャーをかけます。「お前の所信用ならないからPayPal使わせないぞ」と。(実際はもうちょっと細かいのでしょうが)

そういう通販サイト側の信用もPayPalは担っているので、私はできるだけPayPalを使っています。

PayPalに関しては詳しくはこちらにまとめていますので、参考までに。

過去記事:海外通販サイトを使って輸入をするなら不安と手間を軽減するPayPalを利用をオススメします

まとめ: 中華ガジェットを安く手に入れたいなら要チェックサイト

GeekBuyingの特徴はなにより安い事でしょう。

ただここまで書いてきたように、DHLなどを利用する場合は送料を加味して考える必要があり、その総額が安いかどうかの判断が必要になります。但し、基本無料配送であるRegistered airmailの15-30営業日待つ覚悟があるなら、恐らく最も安いというケースが多くなると思います。

製品によっては、稀にEMS配送料が無料設定になっているものもあるし、EMSはRemote Area(遠隔地料金)も掛からないようなので、そうした方が中華ガジェットを手に入れるならチェックは外せないサイトです。

また海外通販サイトとなると、ちゃんとモノが届くかとか、サポートの質は?とか気になりますが、私が買い物をしてるイメージでは、GearBestなんかと変わりません。GeekBuyingではトラブルに遭った事はないですし、リスクが少なく安心して買い物が出来るサイトの一つだと思います。

ただやはり「トラブルレスです」と輸入では言い切る事ができませんので、トラブルに際しては英語使って行く必要はありますし、それが苦手な方は翻訳サイトを利用してでもなんとかコンタクトしていく覚悟は必要です。

関連サイト/リンク

・公式サイト : Geekbuying
・GeekBuyingの買い方ガイド : GeekBuyingの買い方ガイド~ユーザー登録から決済手続きまでやってみた
・GearBest.com買い方ガイド : 中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで
・Everbuying買い方ガイド : 中国のガジェット通販サイト『Everbuying』で安く中華デバイスを買ってみよう

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