今回は8インチフルHD中華タブレット『Wink Pax G1』レビューです。こちらはBanggoodさんからサンプル提供して頂いてのレビューです。
ご覧の通り、ゲームコントローラー付きのタブレットで、コントローラーはタブレットと合体しちゃうという変態度合いが面白い。
細かい部分は以下に別途記事にしてますのでこちらをご覧下さい。
紹介記事: ギミックが楽しい!ゲームコントローラー着脱式8インチタブレット『WinkPax G1』発売!
今回は第一回目のレビューという事で早速開梱&外観チェックレビューしていきたいと思います。
主要スペック
まずは主要スペックをおさらい。タブレットとして8インチでフルHDとなかなかの液晶を搭載しています。ただRAM 2GB+ROM 32GBとこちらはほどほど。またSoC(CPU)はMediaTekのMTK8783 1.3GHz クアッドコアとだいぶ非力です。ほぼゲーム専用機みたいなタブレットですが、このあたりはやや不安。ちなみにSIMスロットもありSIMフリー端末です。B1/B3があるので日本でも使えそうです。
- CPU :MediaTek MT8783 64 bit Quad Core A53 (1.3GHz)
- RAM: 2GB
- ストレージ: 32GB
- ディスプレイ : 8インチ 1920×1080 フルHD IPS液晶
- OS: Android 5.1
- バッテリー : 5400mAh Polymer battery
- カメラ: 2MP front
- microSD: 最大128GB
- WiFi /Bluetooth :WiFi802.11 b/g/n 、Bluetooth4.0
- サイズ: 21.4 x 12.4 x 0.9 cm / 730g (恐らくゲームコントローラー込みの重さ)
- SIMサイズ :microSIM
- 4G : B1(1920-2170mHz); B3(1710-1880Mhz; B38(2570-2620mHz); B39(1880-1920mHz);B40(2300-2400mHz); B41(2496-2690mHz)
WCDMA :B1(2100MHz)
TD-SCDMA : B34(2100 )Mhz;B39(1900Mhz)
GSM :GSM 900/1800 - Languages: あり
- インターフェース : microUSB x1 、microSD x1,ヘッドホンジャックx1、microHDMI x1
Wink Pax G1 開梱
箱を開けるとゲームコントローラーと本体が登場。同梱物は、本体とコントローラーの他に、マニュアル、USB充電器、microUSBケーブル、microHDMIケーブルです。マニュアルは英語があるのである程度は読めます。microHDMIケーブルが同梱しているのは珍しい。TVにタブレットを繋ぎ、コントローラーでゲームするとい事も想定している為でしょう。
ゲームコントローラーは、Xboxのコントローラー風。ここから変形するのですが、裏面のロックスイッチを押しながら広げていくと・・・ このように広がります。そしてここにタブレットを挟み込む形になります。コントローラー自体はBluetoothデバイスなので、microUSBで充電が必要です。
タブレット外観チェック
ここからさくっと外観チェックしていきます。
正面。四隅が斜めにカットしてあるようなデザインで、なかなか好みです。右側には電源とボリュームボタン。左側面には何もありません。
上部にはイヤホンジャック、microUSB、microHDMI端子があります。背面もなかなかゲームタブレットらしいデザイン/配色です。
上部のカバーが取り外せるようになっていて、外すとmicroSDスロットとSIMスロットにアクセスできる。SDやSIMはそう取り外すものではありませんが、一手間は掛かります。
コントローラーと本体はBluetooth接続する
タブレット単体でも動作しますが、それではこのWink Paxの良さが欠けます。コントローラーと合体させてなんぼでしょう。と言う事でまずはコントローラーを使えるようにします。microUSBケーブルでコントローラーを充電語、コントローラー上部のWマークのシルバーのボタンを長押ししてBluetooth探索モードにします。あとはタブレット側でBluetoothデバイスを見つければOK。簡単にペアリングできます。
日本語化ロケールは最初から入っている
最初は中国語がデフォルトでしたが、言語設定で日本語にもできるので安心です。ただ問題は次ですね。
Google Playが入って無いのでアプリはAmazonストアアプリ経由
こちらがデフォルトのアプリ一覧。中国のAndroid端末なのでGoogle Playが入っていません。XiaomiやHUAWEIの中国端末の場合、メーカーのアプリストアがありそこからGoogle Playがインストール可能だったりするのですが、このWinkPaxにはそれがない。apkを拾ってきてインストールさせる事も考えましたが、とりあえずできることとしては、Amazonストアアプリ経由でのインストールをしてみました。AmazonのAndroidアプリだけがインストールできるので、多少難はありますがメジャーなゲームとかはそこそこありますので、なんとかインストールできます。ただ難点はGoogle純正アプリがないので、Google日本語入力等の必須アプリがインストール出来ません。
アプリの動作とコントローラーの快適さ
一応AnTuTuもインストールできましたし、ゲームもいくつか試したところレースゲームの動作は良好でした。AnTuTuは35,000ほどで、まぁぼちぼちと言った所。ゲームは一番マシというかちゃんとコントローラーで動作しているのは「DRIFT MANIA STREET OUTLAWS」でした。このようにレースゲーでドリフトでスコアを稼ぎつつ、早くゴールするゲームで、こういうレースのようなシビアな動作を要求されるものには向いてます。私はスマホでゲームはあまりやらないので、それほど多く試せて訳では無いのですが、コントローラーが対応すれば快適ですが、A/B/X/Yボタンに対応していない場合もあり、厳しい現実を突き付けられました。
やはりというか、メインはボタンの割り当てができるエミュレータ使用がメインなのかなと思います。
まとめ:難易度高めですが、使いこなせるなら楽しいデバイス
ここまで見てきたように、タブレット+ゲームコントローラーという魅力的な端末は、現実を突き付けられて「やっぱりか」みたいなことが多かったです。Google Play未インストールや、やりたいゲームがコントローラーのボタンに対応しているかはやってみないと分からないといった点ですね。
なので自分好みにしたり、やりたいものをやれるようにするといった作業ができる人向けの端末と言えるでしょう。
ゲーム/コントローラーがちゃんと動けば、「これAndroidのゲーム?」というぐらい快適です。ただ前述のようにエミュレータ前提といった感じで、Androidはあくまでもプラットフォームという使い方になるのかなと感じています。今後、いろいろと情報が増えてきて、「こうすりゃもっと簡単に使える」ということもあるでしょうが、現時点では「使いこなせる人」限定のデバイスでしょう。
WinkPax G1の価格と購入方法
その価格は、Banggoodで36,876円にて発売中ですが、クーポンコード使用で100ドルOFFの25,530円で買えます。(記事作成時点の価格)クーポンコード: winkpax100 (有効期限 2017/01/31)
・Banggood販売ページ :3 in 1 WinkPax G1 8 Inch MT8783 64 bit Quad Core A53 1200×1920 IPS Tablet
Banggoodからの発送は、無料通常配送で7-20営業日かかります。実質1ヶ月近くかかりますので、有料ですがEMSの配送をオススメします。配送料はわずか554円。EMSだと7-15営業日であまり短縮されていないようにも見えますが、私の体感ですが概ね1週間程度で到着しています。またEMSは国内では郵便局(日本郵政)が配達しますので、安心感が違います。
Banggoodでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
関連ページ
・メーカー公式ページ : WINK PAX(中国語ページ)
・Banggoodでの買い物の仕方 : Banggoodで買って輸入してみよう~買った商品が届くまで