Xiaomiのフラッグシップ『Xiaomi Mi5』レビューの3回目です。 Banggood様に端末お借りしてのレビューです。
前回のレビューはこちら。
【実機レビュー#1】Xiaomiのフラッグシップ『Xiaomi Mi5』 開梱~外観チェック編
【実機レビュー#2】Xiaomiのフラッグシップ『Xiaomi Mi5』 の基本機能をチェック! カメラやベンチマークを試してみた
今回は、DSDS(デュアルSIM/デュアルスタンバイ)やQuickCharge3.0の充電と、あとは少しだけ不満もあるってとこをレビューしていきます。一応今回のレビューが最終回です。
DSDS 同時待受はちゃんと動く
もうこれ、Mi5では結構有名で私が書くことも今更無いのですが、DSDS(デュアルSIM/デュアルスタンバイ)を試してみました。要はSIM2枚を入れて、片方をデータ通信用(4G LTE)、片方を通話用(3G)にして”同時待受可”の状態で使うというものです。こうすることにより通話している際もデータ通信が途切れないと言うのがメリットですが、どちらかというとキャリア(ドコモ/auなど)で通話定額に入ってるけど、データ通信は格安SIM(MVNO)で費用を安く抑えたいみたいな使い方がメインなのかなと思います。私は完全MVNOで使っているので、メリットをあまり享受できないのですが、そういう人も多いのかなとは思います。
今回はMVNO SIMx2(mineoと楽天モバイル)を用意して試してみました。
各々SIMスロットにSIMを入れ、Setting→SIM Cards & mobile networksとタップして以下画面を起動させます。そして各SIMのSPN設定をして使えるようにします。ここでは分かりやすいように各々名前を付けました。ステータスバーにアンテナが2つ立っています。次に、一番下にある設定で、Dial(電話)を優先させるSIMと、ネット側のSIMがどちらなのかを指定するだけです。
ちなみに電話はあくまで優先なので、通話SIMx2枚なら、どちらの電話番号にも着信します。電話を掛ける時は優先した番号のSIMで発信する事になります。電話を受けるだけなら仕事用、プライベート用と双方電話があるという人には便利ですね。プライベートのSIMをDialに設定してあると、仕事先関係に電話掛けた時に電話番号表示が仕事用じゃなくなるので、そこだけ注意が必要そう。それでもDialの優先を設定で切り替えるだけです。
QuickCharge3.0の充電
SoCがSnapdragon820という事で、最新の急速充電規格であるQuickCharge3.0が使えます。2%から100%まで充電してみたのがこれ。ほぼ垂直状態で立ち上がっていくのが凄い。とは言っても3000mAhのバッテリー充電に2時間ぐらいかかっているので、同容量のGalaxy Note5(QuickCharge2.0)の満充電までの時間とそう大して変わらない気もする。それでも、いままでQuickChargeを使っていなかった方は、その充電の速さの恩恵は大きいでしょう。特にQuickChargeは15分くらい充電しただけでも10%くらい増やしてくれるので、「やばい・・・からっけつだ」って時にかなり助かります。
ホームボタンもタッチセンサーがある
意外と便利だなと思ったのが、ホームボタンにもタッチセンサーがあって、そのまま「ホーム」として機能する点。物理キーとしても動くし、物理キーなんていらんという人にも使いやすい。
不満はないのか?
不満がない素晴らしい端末か・・・というと、無くは無い。
フラッグシップ機という厳しい目で見てしまうからというのもありますが、液晶とベゼル間の黒縁が少しチープさを醸し出してます。画面を消している時はベゼルレスに見えるので「お! かっこいい」と思えますが、ホーム画面を映し出す度にその感動が落胆に変わります。写真写りはいいけどねぇ。世界を相手にするなら、こんな小手先のデザインではなく、もっとここは頑張らなくてはなりません。
また背面も少し安っぽい(実際安いのだから仕方ないが)。「綺麗なんだけど若干安っぽい」んです。Galaxy S6あたりをオマージュしているのだろうけど、背面ガラスにすルだけで高級感は出せないんだなと分かる処理で、このあたりも勿体ない。ただこれも3万円台とかで買える事を考えれば、本当によく頑張っているとは思う。普通3万円というとミドルレンジ機の中でも低価格側の価格帯です。ハイエンド機として見ちゃうといろいろ言いたくなるんですが、3万円台と考えると「すげえな」と思わず呟いてしまいます。似てるからという理由で8-9万円のサムソン端末と比べるのは酷です。
総括: 価格のわりにモンスター
結論から言いますと、スナドラ820機がこの価格(3万円台)で売られている事が凄いとしか言いようがない端末。
デザインにケチは付けましたが、そこまでやれれば完璧だったという意味で、そこを差し引いても充分にハイコストパフォーマンスな端末だと言えます。この端末が8-10万円のGalaxyと同等かと言われればNGですが、5万円で売ってても充分その価値はあると思えます。1/3の価格ならなおさらデザインに文句言う筋合いもないです。
Snapdragon820のSoC(CPU)は爆速だし、画面はフルHDで鮮明で綺麗だし、端末自体も使いやすい。カメラも最高ではないけど普通に違和感無く使えるし、写真の出来映えに不満はないでしょう。DSDSもできるし、QuickCharge3.0の高速充電は一度使うと普通の充電器には満足できない。
そういった基本機能は全てにおいて高得点を取っているので、多少の不満点は吹き飛ばす魅力があります。
さすがは今年前半で話題になっただけはあります。
Xiaomi Mi5 の購入方法
このXiaomi Mi5は、Banggoodで31,259円という低価格で発売しています。※価格は記事作成時点 / 32GB版
ちなみに、CPUクロックが上がる64GB版は、36,469円、Mi5 Proと呼ばれる128GB版は、41,679円~で発売中。
・Banggood販売ページ : Xiaomi Mi5 5.15-inch 3GB RAM 32GB ROM
・Banggood販売ページ : Xiaomi Mi5 5.15-inch 3GB RAM 64GB ROM
・Banggood販売ページ : Xiaomi Mi5 Pro 5.15-inch 4GB RAM 128GB ROM
価格はクーポンやセール等で変わってきますが、性能を考えればこの価格でも充分安いですよ。日本への配送は、Air Parcel Registerなら無料で7-20営業日かかります。もっと短納期を希望なら、EMS配送が1,186円のオプションを払うことで7-15日で届くようになります。少し長いように感じますが、私の体感ではこの予定日数(営業日数)よりは少し早いので、あくまで最大日数と考えておけばいいでしょう。
Banggoodでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
・Banggoodの買い方ガイド :Banggoodで買って輸入してみよう~買った商品が届くまで