【実機レビュー#3】SONY 『XPERIA XA Ultra F3216 Dual SIM』 レビュー! カメラの起動も速く気持ちいい良端末

SONY XPERIA XA Ultra F3216の自腹レビューの3回目です。

前回までのレビューはこちら。
【実機レビュー#1】SONY 『XPERIA XA Ultra F3216 Dual Sim』 レビュー! 開梱編
【実機レビュー#2】SONY 『XPERIA XA Ultra F3216 Dual SIM』 レビュー! 外観チェック編 地味に良くなってる!

今回は、レビュー最終回。ベンチマークやストレージ空き容量など基本的なチェックと、この端末の売りであるカメラ性能を試してみました。

ベンチマーク結果は?

使用感としては遅いとかもたつくとかはない XA Ultra。ですがさすがにMediaTek P10ですから、ベンチマークは過度な期待はできないだろう・・・という予測でトライしてみました。ベンチマークアプリはいつものAnTuTuです。

結果は、49,112。

まさにHelio P10だという感じの結果で、やっぱり期待出来なかった。価格も4万円ぐらいでSONY端末としてはかなり安い部類だし、仕方ないところもありますが、せめてSnapdragon650ぐらい搭載して欲しかったところ(そうなるとXAではなくXシリーズになってしまうが)。先代のXPERIA C5 Ultraが46,000ぐらいのスコアなので、CPU(SoC)に関しては微増・・・というか、昨今の高速化の流れからすると停滞していると言っても良い。

ただ使用感としては、このスコアで「遅い」「もっさり」という事は今のところ感じていない。C5 Ultraで不満だったカメラの起動、オートフォーカスもかなり速いし、動作に於いて不満らしい不満はないので、だいぶチューンされてきていると思います。

ストレージ空き容量は?

16GBしかストレージが無い本機。念のため、内部ストレージの空き容量もチェックしてみました。

16GB中、空き容量は8.54GBと約半分。
使い方は人それぞれですが、XA Ultraはカメラ特化という面もありますし、明らか容量足りなくなりそうです。
microSDで容量不足を補う必要ありですね。

日本語化できる?

日本語化に関しては、さすがはSONYだけあり、日本未発売端末とは言えちゃんとサポートしています。

初期セットアップ時から中国語でしたが、、、、設定は読めるのでここから変更。「中文(香港)」をタップして、、、、「日本語」があるのでタップして変更するだけ。ばっちり日本語化されます。

ポケモンGoは動く?

若干最初の人気は無くなってきているポケモンGoですが、動作を気にする方もいると思いますので念のためチェック。

動作自体は快適です。ただARモードが動きません。XA Ultraはジャイロセンサーが無いので動かないんですね。
AnTuTuベンチマークでも「サポートしない」と表示されてます。ただポケモンGoに関しては、ARモードは最初楽しいけど、捕まえることがある程度作業化してくると、ARモード切ってプレイする人も多い(ポケモンが見やすくなる)ので、それほどマイナス要素にはならないかなと思う。

カメラ起動とオートフォーカスが速くなった

XA Ultraの先代のXPERIA C5 Ultraは以前使っていたのですが、カメラの起動とオートフォーカスが耐えられないほど遅く、その不満が耐えられずGalaxy Note5に乗り換えたという過去があります。

ただ結論から言うと、XPERIA XA Ultraはその不満は全く無くなりました。

カメラ起動は1秒以下だし、オートフォーカス(AF)もピントが合うのがかなり速くなった。
これはあくまでC5 Ultra比で、最近はZenFoneシリーズでも採用されているLaserAFなんかにはまだ負けます。
しかしそれでも不満が出るほどのことは無いレベルで、ほんとC5 Ultraがこれぐらいのスピードだったら手放すことは無かったなぁと思うぐらい。

Galaxy Note5とカメラ比較

XPERIA XA Ultraはカメラに強みがあるスマホ。画素も2150万画素とミドルレンジスマホとしてはめちゃくちゃ多い。
しかし画素数=画質ではないというのは当然あるので、SamsungのGalaxy Note5と比較してみました。

XPERIA XA Ultra

空の青さの再現性は素晴らしい。良く撮れているとは思うけど、ビル群含め全体的に若干暗め。
それでも中華スマホなんかと比べれば格段に鮮明。(中華スマホと比べるのもどうかなと思いますが)

見たままの映像かというと、それはGalaxy Note5のほうが再現性が高い。

Galaxy Note5

空の青さなど少し白っぽい気もしますが、どちらかというと見たままの空の色はこちらが近い。XPERIA XA Ultraに対して、ビルの色合いもちゃんと分かるほどの鮮明さがある。
私の中ではGalaxy Note5を100とすると、85ぐらいの点数はあげたい。
価格から見たらGalaxy Note5の半額のXPERIA XA Ultraですから、そう考えれば充分健闘しているカメラだと思う。

総括: C5 Ultraの不満が解消された良端末

結論から言いますと、凄く良くなって見た目以上に変貌を遂げた良端末です。
あくまでC5 Ultraとの比較ですが、カメラは起動が速い、AFも普通に使える、画面の発色も格段に良くなっているし、端末もサイド部はメタルフレームとなり、ヤワな印象は全く無くなり、C5 Ultraの不満は一切無くなったと言って良い。ライムゴールドのカラーも日本で販売されているX Performanceと同等の色味で、安っぽさはありません。
1端末として見ても、4万円で買えるスマホとしては、不満らしい不満を見つけるのが難しいぐらい。

もちろんLTE Bandはドコモ系SIMを使うなら、B1/B3しか使えず、場所によっては厳しい時もあります。このあたりはY’mobileのSIMを入れて、B1/B8で使って見ようかなと思う。
XPERIA Z Ultra(ズルトラ)からの乗り換えとしては安易にお勧めは出来ない部分(LTE Bandの件とDPI変更しないとズルトラっぽくならないなど)はありますが、6インチ端末として、非常に魅力的な変貌を遂げています。正直、Galaxy Note5からGalaxy Note7に乗り換え・・・てましたが、リコール問題で信用がなくりつつあるので、このXA Ultraをメイン機にしようかと考え中です。それぐらい気に入りました。漫画ロイドとしてもボリュームボタンの位置とか理想的です。

XPERIA XA Ultra F3216 Dual Sim の購入方法

XPERIA XA Ultra F3216 Dual Simですが、私はETORENで購入しました。ETORENの場合、関税関連が含まれた価格なので、あとは送料とPayPal/クレジットカードの決済手数料だけです。

気になる価格はライムゴールドで37,258円。(記事作成時点の価格)カラーもブラック/ホワイトもあります。またサポートは日本人対応を謳っていますし、修理の際も国内の拠点へ配送するだけなので手間が少ない。(修理期間は輸入国へ送って修理するので時間はかかります)

他にも輸入代行業者/ショップはありますし、そちらのほうが一見価格は安いですが、関税/消費税の請求が後から来る(しかもいくらか明示していない)のを考えると、関税込み込み価格のETORENの価格表示は非常にスマートです。

・販売ページ:Sony Xperia XA Ultra F3216 Dual Sim 4G 16GB

関連サイト

ETORENについて: 海外ガジェット通販『ETOREN』は輸入が楽に!日本人スタッフ対応~保証まで万全
紹介記事: ソニー6インチ狭額縁『Xperia XA Ultra』発表! C5 Ultraとスペック比較/写真等まとめてみた
紹介記事: ETORENで6インチ『Sony Xperia XA Ultra F3216 Dual SIM』が販売開始!C5 Ultra後継機!

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