ACEMAGICから発売されている、15.6インチのノートパソコンACEMAGIC LX15Pro をレビューしていきます。
「ACEMAGIC LX15Pro」は、CPUにAMD Ryzen 5 7430U、メモリ16GB、512GB SSDを搭載し、日常使いからビジネス、軽いクリエイティブ作業まで快適なレベル。
しかも価格は、クーポン利用で51,000円程度とノートパソコンの価格としては激安です。
ACEMAGIC LX15Pro 7430Uの特徴
ACEMAGIC LX15 Proは、コストパフォーマンスに優れた15.6インチノートPCです。
CPUには6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 7430U、メモリ16GB、512GBの高速SSDを搭載。
パフォーマンスとしては日常的なOffice文書等のビジネス書類作成、軽めのクリエイティブ作業まで幅広く快適にこなせます。
さらに、メモリは最大64GB、SSDは最大4TBまで増設可能なデュアルスロット仕様で、将来的なアップグレードにも対応。拡張ポートも充実しており、PD充電と映像出力に対応したUSB-Cポート、3つのUSB 3.2ポート、HDMI、microSDカードスロットを搭載しています。
これで価格はクーポン等で5万円台と、昨今のノートパソコンの価格の高騰を考えると結構安い価格帯です。
カテゴリ | スペック詳細 |
プロセッサ |
AMD Ryzen 5 7430U
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(6コア / 12スレッド, 最大ブーストクロック 4.3GHz)
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GPU |
AMD Radeon Graphics (CPU内蔵)
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メモリ | 16GB DDR4 |
(SO-DIMMスロット ×2, 最大64GBまで拡張可能)
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ストレージ |
512GB M.2 2280 NVMe PCIe3.0 SSD
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(M.2スロット ×2, 最大4TBまで拡張可能)
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ディスプレイ |
15.6インチ IPS液晶
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解像度: 1920 x 1080 (フルHD)
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リフレッシュレート: 60Hz
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バッテリー |
54.72Wh (11.4V / 4800mAh)
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ワイヤレス通信 |
Wi-Fi 6, Bluetooth 5.2
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入出力ポート |
1 × USB Type-C (PD充電 / DisplayPort 1.4 対応)
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3 × USB 3.2 | |
1 × HDMI 1.4 | |
1 × 3.5mm ヘッドホンジャック
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1 × microSDカードスロット
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1 × DCジャック | |
Webカメラ |
1MP (1280 x 720)
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OS | Windows 11 Pro |
本体サイズ |
約 357.4 × 228.6 × 16.8 mm
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本体重量 | 約 1.7 kg |
*ACEMAGIC様よりお借りしてのレビューです。
梱物と本体周り
同梱物は、ACアダプタ、マニュアル、そして日本語カバーです。
ACアダプタは日本で使えるコンセントタイプで、ちゃんと2pinタイプです。電源はACアダプタの他に、60WのUSB PDでも可能なので、ACアダプタをいちいち持っていくのは邪魔だなという時は代替が可能なのはとても助かる。
右側側面には、microSDカード、USB Type-A 3.2が2ポート、イヤホンジャック。ちゃんとUSB分の幅をデザインでうまく処理しているのは好感持てます。
左側側面。左からケンジントンロック、ACアダプタ口、USB Type-C、HDMI、USB3.2。
前述のようにUSB Type-C端子はUSB PD 60Wを繋ぐ事で充電可能です。
キーボード。テンキー、カーソールキーが他キーと隙間無く繋がっていてEnterも比較的小さめの為、ブラインドタッチでは慣れが必要なキー配列です。
英語キーは使えないという方の為に、シリコン製の日本語キーボードカバーも付いています。
タッチパッドは反応も良く使いやすい。ボタンがカチカチするクリック感があるので、好き嫌いはありそうですね。
重さは1679g。15.6インチのラップアップPCとしてはちょい重いぐらい。でも1kg台の為、部屋の中で持ち運ぶ分には全く支障ない。
ディスプレイ
1920×1080のアスペクト比16:9のIPSディスプレイは、ノングレアで反射も少なくとても見やすく綺麗です。
USB PD充電も可能
USB Type-C端子に、100W充電器を繋げてみましたが、62Wも出ていました。これで充電ステータスにもなっていますし、ACアダプタだけでなくPD充電できるのは大きなメリット。65W出力とかのモバイルバッテリー繋いで継ぎ足しもできますしね。
メモリ/SSD増設ができる
ACEMAGIC LX15Proの大きなメリットの一つが、メモリもSSDもノートPCなのに”増設”ができてしまう点。
ノートPCは、メモリもSSDも換装(載せ替え)できれば御の字という昨今、単純にプラスとなる増設が可能というのは凄い事。
メーカーは推奨しないでしょうが、ドライバー一本で可能です。
以下ネジを外して、慎重にバックパネル(底面カバー)を取り外していきます。バックパネルにはケーブル等は接続されていないので、比較的簡単に取れるタイプですが、プラスチックカード等を隙間に入れて、パキパキと開けていけば取り外せます。
するとこのように、SSDとメモリが確認できます。メモリスロットは2つあり、16GB x1のみが搭載されているため、+16GBにしてトータル32GB(デュアルチャネル)にするのも簡単。SSDも1スロット空いているので、デフォルトの512GB NVMe SSDでは足りないなら簡単に増設が可能です。
*増設の際は、バッテリーのケーブルをマザーボードから外して作業しましょう。通電しているので気をつけないとショートします。
Windows11 ProはOEM/ボリュームライセンス?
ミニPCあるあるで、Windows 11 Proのライセンス形態が、ボリュームライセンスかOEMバージョンか気になる所です。
ボリュームライセンス版だと、基本的には一般的な企業内PCとして使うライセンスの為、ミニPCのように一般にリテール販売していると、将来的にマイクロソフトが「これだめですね」と言ってライセンスを取り消す可能性はゼロではないです。(限りなくゼロに近いでしょうが)
結果はちゃんとOEMバージョンでした。
ベンチマーク
CPU-ZでのRyzen 5 7430Uの情報。
geekbench 6ベンチマークを試してみました。
シングルコア 1158,マルチコア 4475というスコアです。
シングルコアのスコアはIntel Core i7-1065G7 あたりとスコアが近く、プロセッサ性能自体はパワフルです。
CrystalDisk Markでストレージのテスト。
512TB PCIe NVMe SSDを搭載しているのですが、結果は以下の通り。
シーケンシャルリードで3,291.69MB/sと爆速。NVMe SSDとしてはもっと速いものもありますが、3000MB/sは十分高速な部類。PC起動も17秒ぐらいとかなり速いです。
ただ512GBでは少ないという方もいるでしょうね。そのために増設が可能になっているのはイニシャルコストを下げてやりたい人はやれば良いという親切設計です。
一応ゲームのベンチマークもと思い、FF15ベンチをためしてみましたが、結果は”動作困難”でした。さすがにこまレベルのゲームは厳しい。
続いてドラゴンクエストX ベンチマークでは、とても快適となりました。だいたい70-80fpsは出ているので、ドラクエXは余裕。
ライトなゲームなら全然余裕です。
総括 : ちょうどいい性能と価格
ACEMAGIC LX15 Proは、実売5万円台というノートパソコンとしては非常に低価格。
それでいてRyzen 5 7430U、16GBメモリ、高速な512GB SSDを搭載し、高負荷ゲームとか画像動画処理とかしなければ、多くの人にとっては「これで十分」というハイコスパが最大の魅力。
またノートPCでは珍しくメモリとSSDを共に増設できるデュアルスロット仕様の高い拡張性も魅力で、これにより購入後のスペックアップも容易です。PD充電対応のUSB-Cポートなど接続端子もあり、ACアダプタだけでなくUSB PD 60W以上のデバイス(充電器/モバイルバッテリー)での充電の道があるのも柔軟性があって助かります。
キーボードが密で多少慣れが必要な点はありますが、価格と性能も、そして将来の拡張性も妥協したくないユーザーにとっては、最適な一台と言えます。
価格
ACEMAGIC LX15Proは、Amazonで発売中です。
セール価格は69,999円ですが、クーポン適用でなんと51,799円です。
最終値引き後価格:51799円(クーポンコード適用後)
Amazonクーポンコード:MCOGJFK8
有効期間:2025年10月4日-2025年10月10日