ALLDOCUBEから発売されている、MediaTek Helio G99搭載の10.4インチ Androidタブレット「ALLDOCUBE iPlay50 Pro」を自腹購入してみました。
価格的に2万円そこそこで、同SoC(CPU)を搭載するRedmi Padよりも遙かに安く手に入り、ワンランク下のUNISOC T616搭載タブと価格差も少ないので、価格とスペックのバランスが良いタブレットです。
ALLDOCUBE iPlay 50 Proの主な特徴
ALLDOCUBEはiPlay50シリーズとして、iPlay50S、iPlay50,そしてこのiPlay50 Proが最上位のタブレットを発売しています。
ディスプレイはiPlay50と同様に10.4インチ2K解像度ですが、プロセッサがMediaTek G99となりAnTuTu 35万点とiPlay50のUNISOC T618の24万点から大幅にアップ。その他スペックもアップしつつ、価格は2万円前半で同じプロセッサを搭載するXiaomi Redmi Padよりも遙かに安い価格です。
以前Xiaomi Redmi Padをレビューしていますが、そちらは4GB+128GB版でAnTuTu 31万点で、ウマ娘はわずかにカクツク程度でした。iPlay50 Proのメモリとストレージは8GB+128GBとなっていて、ストレージはUFS2.1と高速タイプ。
microSDカードは2TBまでサポートします。
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バッテリー容量は6000mAh、但し急速充電は18Wです。
WiFiは5GHz/2.4GHz帯をサポートしているので11acにも対応。
nano SIMカードも使え、2G/3G/4Gのモバイルネットワークもサポート。4G LTE周波数帯は日本ではSoftBank系のB8プラチナバンド対応。ドコモもB1/B3が使えるので首都圏では電波は掴みやすいと思います。
2G GSM:B2/3/5/8
3G WCDMA:B1/2/5/8 TDS: B34/39
4G FDD:B1/2/3/5/7/8/20/28AB TDD: B38/39/40/41
主要スペック
製品名 | ALLDOCUBE iPlay50 Pro |
ディスプレイ | 10.4インチ 2000×1200 IPS |
CPU | MediaTek Helio G99 オクタコア2.0GHz |
メモリ | 8GB |
ストレージ容量 | 128GB UFS2.1 |
OS | Android 12 |
カメラ | フロント: 5MP バック : 8MP |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth V5.22G GSM:B2/3/5/8 3G WCDMA:B1/2/5/8 TDS: B34/39 4G FDD:B1/2/3/5/7/8/20/28AB TDD: B38/39/40/41 |
インターフェース | USB Type-C microSD(最大2TB) nano SIMx2、 3.5mmイヤホンジャック |
バッテリー/急速充電 | 6,000mAh / 18W(9V-2A) |
重量 | 466g |
サイズ | 248 x 157.8 x 8.4 mm |
その他 | 2スピーカー |
同梱品
同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブルと充電器、SIMトレイ取り出しピン。充電器は日本のコンセント形状にも合うタイプです。
ただiPlay50 Proは18W充電が可能ですが、付属充電器自体は10Wまで。このあたりはちぐはぐ。
マニュアルには日本語もあります。
ディスプレイは発色よく綺麗
10.4インチ 2000×1200と高解像度のIPSディスプレイは必要充分な美しさ。IPSディスプレイで視野角に優れています。もちろんAMOLEDディスプレイのような発色の良さには叶いませんが、普通にこれで充分綺麗です。
電子書籍リーダーとして軽量で使いやすい
電子書籍リーダーとしても普通に違和感無く使えます。先代のiPlay50も快適でしたが、兄貴分となるiPlay50 Proもより快適でサクサクと読めます。
私は雑誌はdマガジンを愛用していますが、だらっと読むにしても軽快さと文字の読みやすさが重要。
漫画は見開き2ページでも文字サイズも充分なので、漫画リーダーとして普通に使えます。
その他外観
縦持ちにした際の下部側面にはスピーカーとUSB Type-C端子、そして右側角にイヤホンジャックがあります。この配置関係はiPlay50 と同じで、筐体自体もほぼ同じ。
イヤホンジャックはあればやはり便利です。
反対側にはスピーカーがあり、横持ちで左右にデュアルスピーカーという配置の為、動画閲覧するにはとてもいい配置です。
横持ち時の左上側には電源/ボリュームボタンがあります。ボリュームボタンが長いので左手指かかった際に押し間違えが無い所が良いです。
縦持ちした際の右側には、SIM/microSDカードスロットがあります。
背面はシルバーでマットな素材。指紋が目立たないのが凄く良い。8MPのカメラもあります。
アプリ/日本語
初期設定時から日本語選択が可能です。
アプリもGoogle純正アプリ以外は全く入っていないプレーンな状態です。
ベンチマーク結果
搭載されているMediaTek G99プロセッサの実力ベンチマークで試してみました。
MediaTek Helio G99は、Xiaomi Redmi Pad等にも採用される低価格プロセッサですが、AnTuTu Ver9のスコアは368677と約37万点でした。
以前、Redmi Padを購入してレビューしましたが、Redmi Padは31.8万点で、このiPlay50 Proと大きな結果の差がありました。
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iPlay50 ProはRAM 8GB(Redmi Padは4GB版でレビュー)、ストレージが128GB UFS2.1とスペックに余裕があり、これが如実に差がでている点かと思います。
もちろん実際動作は基本的には快適そのもので、動画/ネット閲覧は余裕でサクサク。ゲームはウマ娘プリティーダービーもちゃんと動作します。UNISOC T618搭載iPlay50では若干かくつきましたが、iPlay50 Proではそうしたことなくプレイ可能でした。
動画はHD画質に対応しているか?
タブレットと言えばNetflixやアマゾンプライムビデオ等の動画視聴がメインというケースも多いでしょう。
タブレットではNetflixやAmazon Prime VideoでSD画質以上であるHD高画質が選べないなんてことがあります。
ALLDOCUBE iPlay50 Proはというと、まずNetflixがGoogle Playで探せない。
仕方ないのでAPKを探して、インストールしてみました。
右はnetflixの再生仕様を確認した所ですが、著作権保護レベルのWidevineはL3でSD画質でした。
アニメとかわ見ている限りは粗さは感じませんし、映画/ドラマでもそれほど雑には見えませんが、気にする方にとっては残念な仕様ですね。
まとめ
「予算2万ちょいでAndroidタブレットのオススメは?」と聞かれたら、まずALLDOCUBE iPlay50 Proをオススメします。それぐらいiPlay50 Proは性能と価格のバランスが素晴らしい。
iPlay50 の1万円台半ばの価格も破格値ですが、iPlay50 Proはセール/クーポン等で2万円ちょっとの価格となります。
同じHelio G99搭載でも性能が落ちるRedmi Padは39800円で国内で販売されている事を考えれば、iPlay50 Proは半額で且つスペックアップされてるという点で段違い。
Widevine L3が難点ですが、大きな難点はそれぐらい。間違いなくiPlay50はオススメです。
価格
BanggoodかAliExpressが安くてオススメですが、Banggoodではこちらの日本専用セールでiPlay50 Proが20728円となるクーポンが出ています。