タフネススマホや最近ではタブレットを多数発売しているBlackviewから発売された、Helio G99搭載のハイコスパスマートフォン「Blackview A200 Pro 」を発売前に使うチャンスを頂きましたのでレビューしていきます。
Blackview A200 Pro
Blackview Aシリーズは、Blackviewの中では”普通”のスマートフォン。Aの系譜は基本的にはローエンドでしたが、A200 Proでは、SoC(CPU)にMediaTek Helio G99を搭載した、ミドルレンジスマートフォンとなっています。
更に、ディスプレイは6.67インチAMOLEDで、120Hzリフレッシュレートが可能。
インディスプレイ指紋認証リーダーも搭載し、ハイエンド基並のスペック。
輝度も最大1300nitsとかなり明るくなっています。
SoC(CPU)のHelio G99は、最近ではタブレットでよく搭載されていますが、AnTuTu V9ベンチマークでは30万点後半のスコアで、ローエンド以上ミッドレンジの下のほうというクラス。(公式では43万点と謳っていますが恐らくv10ベンチマークの結果です)
それでもゲーム以外基本的にはサクサクとした動作が可能です。
また凄いのは物理RAM(メモリ)容量が12GBもある点。そして更に仮想RAMで+12GBあり、トータルで24GBも利用可能です。ストレージは256GB。
カメラはメインに1億画素(108MP)レンズ、広角117度の8MP、更に2MPのマクロカメラという構成のトリプルカメラ。
バッテリーは5050mAhと比較的容量多めで、66Wの急速充電が可能です。
対応周波数帯域は4Gまでで、5Gは使えませんが、4Gはdocomo/au/softbankの3キャリアプラチナバンド対応です。
2G: 850/900/1800/1900 (b2/b3/b5/b8)
3G : b1/b2/b4/b5/b8
4G FDD:b1/b2/b3/b4/b5/b7/b8/b12/b17/b18/b19/b20/b25/b26/b28a/b28b/b66
LTE-TDD: b38/b40/b41
総じて、「デザインだけ良くてお茶を濁したようなローエンド機」の域を遙かに超えて、スペック的にも普通に使えるレベルミドル機になっていると思います。
*AliExpress様からサンプルをお借りしてのレビューです。
主要スペック
Blackview A200 Pro | |
ディスプレイ | 6.67インチ フルHD+ (2400×1080) AMOLEDディスプレイ リフレッシュレート 120Hz 輝度 : 最大1300nits |
SoC(CPU) | MediaTek Helio G99 オクタコア2.2GHz |
メモリ | 12GB *仮想RAM +12GB : 24GB |
ストレージ | 256GB UFS2.2 |
OS | DokeOS4.0:Android 13 |
カメラ | ・バック 108MP 8MP (117度超広角) 2MP(マクロ) ・フロント 16MP |
バッテリー/充電 | 5050mAh (66W充電) |
WiFi/Bluetooth | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 5.3 |
SIMスロット | nano SIM x2 デュアルスタンバイ |
microSD | 有り (最大1TB) *nano SIMx1と排他利用 |
対応周波数帯 | 2G: 850/900/1800/1900 (b2/b3/b5/b8) 3G : b1/b2/b4/b5/b8 4G FDD:b1/b2/b3/b4/b5/b7/b8/b12/b17/b18/b19/b20/b25/b26/b28a/b28b/b66 LTE-TDD: b38/b40/b41 |
サイズ | 162.2 x 73.6x 8.55mm |
重さ | 195g |
カラー | ブラック/ブルー/ピンクパープル |
その他 | ・USB Type-C ・画面内指紋認証リーダー ・イヤホンジャック無し |
Blackview A200 Proレビュー
まずは外観
A200 Proのカラーは3色でブラック/パープル/ブルー。今回レビューしているのはブルー。室内だと落ち着いたカラーです。
外部で太陽光下だと鮮やかに見えます。
サイズは162.2 x 73.6x 8.55mmと薄型で、重さはたった195gです。
ディスプレイ左右端はエッジディスプレイとなっていてカーブしています。持った時に懐かしい感じがして、「あ、あれと似てる」と思ったのはGalaxy Note10+。
背面の左右端はカーブしているので、サイドは非常に薄く、電源/ボリュームボタンも薄型です。
A200 Proでは指紋認証は画面内指紋認証となっています。動作も軽快で、サクサクと解除が可能。
SoC(CPU)の実力をベンチマーク
SoC(CPU)はMediaTek Helio G99 オクタコア2.2GHz。
AnTuTuベンチマーク の結果はversion9で38万点越え、version10で40万点超でした。
このぐらいのスコアだと、ゲーム以外は基本的に快適。
ゲームもウマ娘プリティーダービーをしている感じでは、遅延/遅さは当然なし。もちろん標準アプリが遅いこともなく全てが快適。CPUパワーを最大限必要とするようなゲームではモタつくかも知れませんが、ゲームが最重要でなければこれで充分です。
ゲームをしていて少し気になったのは、スピーカー。こちらはBOXスピーカーではありますが、大迫力とは言えないですね。
ディスプレイ
ディスプレイは6.67インチAMOLEDディスプレイで、解像度はフルHD+の2400×1080です。
AMOLEDディスプレイなので発色は良く、ぱっと見で綺麗だと分かるレベル。
太陽光下でもそこそこちゃんと見えますし、最大1300nitsという輝度もあり外でも美しく見えます。
リフレッシュレートは120Hzと倍速描写でき、追従性もよくぬるぬるとよく動いてくるので気持ちが良いディスプレイです。但しデフォルトでは60Hzとなっているので体感したければ、「設定」→「ディスプレイ」→「スムーズディスプレイ」から、「高」か「スマート」に設定が必要です。
また、AMOLEDディスプレイの為、常時表示のAlways On Displayの設定が可能です。常時表示にすると時計と指紋認証が表示され、ロック解除するとデスクトップに戻ります。
バッテリーと充電
バッテリーは5050mAhと比較的大容量で、付属充電器+ケーブルの利用で急速充電は66Wの高速充電が可能。
但し66W PD充電器はかなり大きい上に日本のコンセント形状に合っていない為、別途変換コネクタを利用する必要があります。66Wは魅力的ではあるものの充電器としては使いづらいのが悩みどころですね。
カメラ
背面カメラは3眼でメインは108MP=1億画素 、サブが8MP超広角、そして2MPのマクロカメラという構成。
フロントカメラは16MP。
以下は背面カメラの作例です。(クリックすると大きく見ることができます。容量が大きいのでモバイルの方はご注意を。)
写真は概ね不満無く綺麗です。正直、Blackviewのスマホカメラというと、スペックどうこうよりいまいちな事が多かったのですが、正直この綺麗さは驚きました。色合いもメリハリがあり、接写したもほぼ破綻なく綺麗に撮れているし普通に良いカメラに仕上がっています。
ちょっと残念な点
最近はWidevine L1対応が多いのですが、ネットフリックスの承認は受けていないのか、Widevine はL3でした。その為SD画質に留まります。
まとめ
価格
更に、独占プロモーションコードも頂いており、30ドルの値引きが可能。
これにより最終の値引き後価格は215ドルです。