日本では8インチクラスのタブレットが人気です。
タブレットをちょっとした動画視聴やネット検索、子供に持たせるといった用途では、10インチのタブレットではデカイと感じる事もあり、またカバンに入れて持ち歩く際なども8インチクラスはちょうどいいサイズです。
そしてBNCFから発売された、8.68インチと片手サイズのUNISOC T615搭載のAndroid15タブレット「BPad mini SE」を使う機会を頂きましたのでレビューしていきます。
価格的には実売1万円程度と超低価格ですが、T615搭載でそこそこの性能で、4G/WidevineL1対応など、しっかりとしたスペックです。
特徴とスペック
BNCF BPad mini SEは8.68インチ 1340×800 HD+解像度のディスプレイを搭載したタブレット。
1万円程度という価格帯ながら、90Hzのリフレッシュレートにも対応しています。
メモリは4GBですが、仮想RAMで+12GBまで使え、トータル最大16GB。
ストレージは64GB/128GBとあります。
GPS搭載、そして4G LTE対応です。
対応バンドは1/3/5/7/8/20/B26/28/38/41/42と、プラチナバンドはSoftbank、楽天モバイルのみです。
またWidevine L1対応+ネットフリックス等の動画サブスク対応となっています。
BNCF BPad mini SE | |
ディスプレイ | 8.68インチ 1340×800 WVGA IPS リフレッシュレート 90Hz |
CPU | UNISOC T615 オクタコア1.82GHz |
メモリ | 物理RAM 4GB+ 仮想RAM 12GB :合計16GB |
ストレージ容量 | 128GB |
OS | Android 15 |
カメラ | フロント: 2MP バック : 5MP |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth V5.22G(GSM850/900/1800/1900)] 3G(850/900/1900/2100) 4G LTE(1/3/5/7/8/20/B26/28/38/41/42) |
インターフェース | USB Type-C microSD nano SIMx2、 3.5mmイヤホンジャック |
バッテリー/急速充電 | 5500mAh / 10W |
重量 | 365g |
サイズ | 200.8 x 124.2 x 8.4mmmm |
その他 | 3.5mmイヤホンジャックあり スピーカー: 2 Widevine L1対応:Netflix/Disney+/Amazonプライムビデオ等 GPS : 4衛星 |
同梱品
同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブル、充電器、SIMトレイ取り出しピンがあります。
充電器は一般的な10W(5V-2A)の充電対応で、急速充電には非対応です。そのため、手持ちの充電器があればそれでもOKです。
ディスプレイは発色よく綺麗
8.68インチ 1340×800 WVGA解像度のディスプレイは普通に綺麗です。
室内用として使うのであれば充分な綺麗さです。
またこの価格帯としては異例とも言える90Hzのリフレッシュレートにも対応している為、スクロール等は滑らかに設定可能。デフォルトではAutoの為、固定したければ設定で指定できます。
その他外観
その他外観面では、大きく特筆することはなく、一般的なタブレットですね。
縦持ちした際に、ボリューム/電源が右サイド上部にくる形。上部角に3.5mmイヤホンジャックがあります。
USB Type-C充電端子とSIM/microSDカードスロットは、画面上部側面にあります。
USB端子が上部にあることで充電しながら使う時に邪魔になりにくいのはメリットあります。
SIM/microSDカードトレイも上部にあるのは珍しいですが、特に問題は無いでしょう。
SIMは以下の周波数帯をサポートしています。
4G LTE周波数帯は日本ではSoftBank系のB8と楽天モバイルのB28のみ。一応Band 28は名目上ではドコモ・au・ソフトバンクでも使われていますが、一部地域のみです。プラチナバンド対応だと、山間部や都市部のビル群があっても電波は掴みやすいので、ソフトバンク/楽天モバイルでは有利です。
3G(850/900/1900/2100)
4G LTE(1/3/5/7/8/20/B26/28/38/41/42)
背面は、5MPのカメラがあります。フルメタルスリムボディで質感も高く、安っぽくは無いです。
ベンチマーク結果
搭載されているUNISOC T615 SoC(CPU)の実力ベンチマークで試してみました。
T615は、様々なタブレットに使われる比較的ローエンド系プロセッサですが、ローエンド系の中でも比較的上位に位置するプロセッサです。
そのUNISOC T615のAnTuTu Ver10 Liteベンチマークスコアは25.3万点でした。(3Dテストは実施不可)
実際動作は基本的には快適で、その他動画/ネット閲覧も比較的サクサクです。
ゲームはウマ娘プリティーダービーも一応ちゃんと動作します。ただ快適かというとちょっと引っかかるので、よりライトなゲームならという感じですね。
漫画リーダーやナビとしても
8.68インチタブレットは片手サイズという事で、やはり向いているのは漫画リーダー。
ジャンプ+など電子書籍で漫画を読むのに、スマホでは小さいと感じる人も多いと思います。そんなとき8インチクラスのタブレットは最適で、週末や休暇でタブレット片手にのんびり読書というケースに丁度良いサイズです。
BPad mini SEは365g軽量な為、気楽に使えるのが良い。
またGPS搭載の為、車載ナビとしても利用可能です。これまた8.68インチというサイズが車の中でデカくなく小さくなく絶妙です。車に標準で搭載されているナビがゴミみたいな機能な場合、GoogleMapやYahooカーナビ使うと段違いに機能が良いので、そんなときはタブレットをナビと、エンタメ端末として使うと便利です。
動画はネットフリックスHD画質に対応
タブレットと言えばNetflixやアマゾンプライムビデオ等の動画視聴がメインというケースも多いでしょう。
BPad mini SEは著作権保護レベルのWidevine L1に対応しています。
そしてNetflixでもWidevine L1対応を謳っている製品。実際に見てもちゃんとL1=HD画質(フルHD)です。
ディスプレイ自体はHD+解像度の為、フルHDまでは出せないものの、このサイズだとアニメだけでなく、実写ドラマとかでも全然綺麗に見えます。アニメは特に輪郭がはっきりくっきりとしていて、絵にシャープさがあります。
まとめ
BPad mini SEは、8.68インチと8.4インチが一般的な8インチクラスタブの中では微妙に大きいタブレットです。
UNISOC T615プロセッサは可も無く不可も無くですが、実売1万円程度という価格を考えれば破格の性能です。
ネット見たり電子書籍で読書したり動画見たりするには充分な性能ですし、GPS搭載、4G LTE対応でSIMも使えるとなればなおさら便利です。
ディスプレイ解像度がHD+な点はスペック的に上のクラスには劣りますが、実用上は8インチクラスでは粗さは目立たないし、ネットフリックス等で動画視聴しても精細さが足りない印象はありません。
1万円という価格で、4G LTE SIM対応、GPS、Widevine L1でフルHD動画視聴可能、AnTuTu 25万点でそこそこ快適に使えるわけで、8インチクラスのタブレットを狙っていて、こうしたスペックが欲しい方ならかなりのオススメタブレットです。
価格
BNCF BPad mini SEは、Amazonの公式ストアにて発売中。
価格は、1万8999円ですが、8000円オフクーポンがあり、最終値引き後価格は1万999円です。