スピーカー/イヤホンを発売するオーディオブランドの1Moreから発売された完全ワイヤレスイヤホン「1More ComfoBuds Z」を使って見ました。
世界最小クラス完全ワイヤレスイヤホンですが、「寝ホン」と銘打った寝ながら聴くイヤホンとしても使えます。
主な特徴
ComfoBuds Zは寝ホンと呼ばれるジャンルのイヤホンで、普通に完全ワイヤレスイヤホンながらも、快眠サポートも行えるのが大きな特徴です。
片耳はわずか2.7gと超軽量で、軽いだけで無く着けながら寝ても耳が痛くなら無い形状をしています。
しかも24dBのパッシブノイズキャンセリング技術を採用しているので、周りがうるさい環境でもシャットアウトできます。
Bluetoothは5.0に対応。コーデックはAAC。
連続再生はBLE:3.5時間、BT 2.5時間となっていて、稼働時間としては短めですね。このあたりは本体が小さいというのもあり致し方ない所でしょう。
*1More様からお借りしてのレビューです。
開梱と外観
開梱をしていきます。
同梱品はマニュアル、USB Type-Cケーブル、イヤホンケース、イヤーピース、シール、キャリングケース(巾着袋)となっています。
マニュアルは多言語で日本語もあります。図解入りで分かりやすく書かれていますし、ペアリング方法や使い方とかもしっかり書かれているのは好印象。
ケースは4-5cmほどの一般的なケース形状。
材質もホワイトのつや消しで高級感があります。但し汚れには注意が必要ですね。
イヤホン自体も非常に小さいく、2.7gは実際手に持ってみると相当軽いと実感できます。
ケース背面にはUSB Type-Cの充電端子。
底部はフラットでケースが立つように出来ています。技適マークも当然ありますね。
アプリと睡眠導入
アプリがなくても使えますが、1More Musicというアプリをインストールしておくと、リスニングモードを変更したり、寝ホン用の睡眠導入音を聞けたりします。
「落ち着くサウンド」をタッチすると、睡眠導入用のリラクゼーションサウンドが聴けるようになり、雨音やたき火の音、波の音などがうっすらと流れ、余計な事を考えずにリラックスして眠りやすくなります。
使用感
まず装着感。これは片耳2.7g本当に小さく軽く、耳への圧迫感もなくソフトな着け心地が良いです。
音としては可も無く不可も無くで、これは良い意味で普通にイヤホンとしても使えます。一般的な寝ホンと呼ばれる分野のイヤホンは、寝るときのヒーリングサウンド限定というものが多く、普通にイヤホンとして使うのはNGというケースが多いのですが、ComfoBuds Zはいわゆる一般的な完全ワイヤレスイヤホンとして使っても遜色が無い。
その音はいわゆるフラット。満遍なく音が出ています。ただ少しこもるかなという印象ですね。
音にこだわりが無い私の妻が聴けば「いいイヤホンだね」だし、私のようにゲームや映画とかみる人からすると「低音少し物足りない」というイメージ。それでもこの小ささでよくやってるなと思いますね。
物理24dBノイズキャンセリングと呼ばれるものは強くはないです。電車で使いましたが、周りの音はうっすら入ります。家族が会話している中で使うと相手の会話内容は分からないものの何か話しているなと分かる程度です。
それでも寝ホンとして使う事を考えればこれでも充分です。
睡眠用と考えれば、飛行機の中、電車の中で寝たい時、周囲音をある程度シャットアウトしてくれ、静かなお気に入りの音楽で寝やすくなるのは大きなメリットです。
実際3晩ほど着けながら寝てみましたが、横になっても耳が痛くならないのは最高ですね。寝ながらゲームもやりやすい。
まとめ:寝ホンはハマります
1MORE Comfobuds Zは寝ホン+普通の完全ワイヤレスイヤホンという本来は別々の機能のものが1つになった製品です。その為難点もありマイクとタッチセンサーがありません。その為通話ができないし、音量調整や音楽の一時停止といった、普通の完全ワイヤレスイヤホンにはある機能がないので、そのあたりが必須という方には向いていない製品です。それでも寝ホンとして割り切った仕様ですし、これは特に困らないはずです。
寝ホンは初めて使ったのですが、これがまた最高です。
寝る前にゲームしたり、読書したりが私の日課ですが、つい興奮して寝るのが遅くなる事もしばしば。
しかし軽量で着け心地のいいComfoBuds Zで、ヒーリングサウンドを流しながら読書していると、ついつい気持ちよくて睡魔が早く来る気がしています。寝る前本来は「イヤホン外してケースに入れてから寝ないと」となりますが、読書して音楽/ヒーリングサウンドを聴きながらでもそのまま寝落ちしていいので、余計な思考が頭に巡らないのが最高です。