HUAWEIの特殊端末「Ascend P8 max」が発売されました。
何が特殊かって・・・サイズです。6.8インチとズルトラの6.4インチより更に上を行くという攻めの姿勢は嫌いじゃ無いです。
また6インチ大好きな私としては、期待しつつも静観し、XPERIA C5 Ultraを購入してしまいました。
しかしズルトラ難民の皆様にとっては、XPERIA C5 Ultraは日本で発売していないSIMフリー機であり、万が一のサポート体制や周波数帯や技適の問題などもあり、なかなかグレーゾーンに飛び込みにくい所もあります。
その点HUAWEI P8maxは日本で正式発売されているので安心ですね。
と言うことで、ズルトラことXPERIA Z Ultraの代用機としてP8maxは使えるかを比較してみたいと思います。
スペック比較
製品 | Sony Xperia Z Ultra | HUAWEI Ascend P8 max |
ディスプレイ | 6.4インチ 1,920×1,080 Full HD TFT液晶 |
6.8インチ 1920 x 1080 324ppi IPS-NEO液晶 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 800 クアッドコア 2.2GHz | Hisilicon Kirin 935 オクタコア 2.2GHz x4/1.5GHz x4 |
RAM | 2GB | 3GB |
ROM | 32GB | 32GB |
OS | Android 4.2 | Android 5.1 Lollipop |
カメラ | 前面 220万画素/ 背面 810万画素 |
前面 500万画素/ 背面 1300万画素 |
バッテリー | 3050 mAh | 4360 mAh |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0,NFC |
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n Bluetooth 4.0, NFC |
SIMスロット | micro SIM x1 | [Micro SIM スロット] + [Nano SIM / Micro SD 共用 (排他) スロット] |
SDカード | microSD (最大64GB) | [Micro SIM スロット] + [Nano SIM / Micro SD 共用 (排他) スロット] |
3G/ 4G(LTE) |
4G LTE / 3G | FDD-LTE: B1/B3/B7 TDD-LTE: B38/B39/B40 UMTS: B1/B6/B8/B19 TD-SCDMA: B34/B39 GSM: 900/1800/1900 |
サイズ | 縦179/幅92/厚み6.5 mm | 縦182.7/幅93.0/厚み6.8 mm |
重さ | 212g | 228g |
価格 | 中古22,000円 | 59,980円(税込み647,784円) |
CPU/メモリ/OSはさすがにP8maxが進化してる
ズルトラはさすがに2013年のモデルですから、CPUその他基本性能はp8maxに分があります。
(日本では2014年1月発売ですが、2013年には海外モデルとして発売されている)
P8maxではメモリ3GBを搭載し、OSも当然Lollipopで余裕のスペック。
ズルトラが非力なわけではありませんが、P8 maxと比べるとさすがに少し見劣りします。
カメラ性能もバッテリーもP8 maxが上回る
約2年の歳月が経過して比較されるズルトラもかわいそうですが、カメラは背面810万画素とズルトラは最近のカメラ性能からはちょっと非力。P8 maxは2015年モデルとしては標準的な1,300万画素と画素数では圧倒してますね。
バッテリーに関してもP8 maxが4360mAhと大容量搭載で、安心して一日使えそうな容量です。
WiFi性能ではチープさが出るP8 max
maxという名前はありますが、性能的にはミドルレンジのP8 max。
そのあたりが垣間見えるのがWiFi性能です。
2年前のモデルであるズルトラは、802.11acまで対応しているにも関わらず、2015年モデルのP8 maxは、2.4GHz帯しかサポートしておらず、5GHz帯のa/acには非対応。
5GHz帯は絶対必要なWiFi周波数帯ではないものの、あれば絶対5GHz帯を使った方が早くて安定します。
しかし5GHzをサポートしないという事は、それだけWiFiチップも廉価なものを使っているという事で、大人の事情が見えてきます。
LTE対応バンドが乏しいP8 max
au版のSOL24を使えば、auの周波数帯全てに対応できるズルトラと違い、P8 maxはSIMフリーなので、格安SIMを使う場合はdocomo周波数帯にどれだけ対応しているかが鍵になってきます。
しかし、P8 maxは、B1/B3/B7のみ。。。
実際、ドコモ系格安SIMで使えるのはB1とB3のみです。
せめてB28を対応していれば、2015年末からドコモが開局する可能性があるので使えたのですが、B1/B3のみでは未来もありません。
実は私、XPERIA C5 UltraもB1/B3のみで使ってみた事がありますが、都心はいいのですが、ちょっと郊外に出たり、山間部に行くと電波が厳しいのです。店の奥も厳しい。やはりプラチナバンドを1つはサポートしておいてくれたら・・・
そういうことがP8 maxでも起こりうると思います。
サイズと重さは意外と同じくらい
サイズは画像で見てもらいましょう。
ご覧のように、0.4インチもでかいP8 maxですが、横幅ほぼ変わらず、縦に3.7mm大きい以外はほぼ同サイズと言って良い感じ。
重さも、ズルトラ212gに対して、P8 maxは228gと16g増で済んでする。
しかしズルトラよりも当然ながらサイズアップと重量増はあるので、そのあたりを「サイズはズルトラが限界。これ以上でかいのは勘弁」という人は微増でも許せないかも知れませんね。(個人的にはそっち側の人ですね私は。)
価格的には意外と安いP8 max
P8 maxの日本での発売価格は59,980円で、税込みだと約6.5万円です。
サイズを考えると意外と安いと思う。
4-5万円で販売されているXPERIA C5 Ultraより若干スペックが上ですから、6万円超えるかなと思っていたので、結構驚きました。
まとめ:P8 maxは買い・・・とは言えない
個人的な見解ですが、ズルトラの後継機として考えた場合、LTE対応バンドが少ない点、微妙に大きい点を考えるとスルーですね。
また、既に手に入れた人のレビューを見ていると、画面は綺麗なもののベゼルレスとは言えない画面に「詐欺に近い」と酷評している人もいます。
以下はHUAWEIのP8 maxの機能紹介ページの画像ですが、どうみてもベゼルレスに見えます。
しかし実際は、この赤枠ぐらいまでが画面で黒縁があるそうです。
と、このような形でP8 maxに過度な期待はいけない。
Ascend Mate7をでかくしただけと見た目は思いますが、LTE対応バンドや細かい部分見ても劣化してますし、あまりオススメは出来ません。ズルトラ難民の方は選択肢があまりないので切実ですが、P8 maxは実機見て、LTE対応バンドの件も納得ずくで気に入れば買いですね。
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