今回は中華タブレットというか2in1 PC 「Cube i9」の紹介です。
最近の中華タブの進化はめざましく、タブレットにドッキングキーボードを付けて2in1 PCとして使えるようにしたものから、最近ではSurfaceちっくに近づきつつありました。
が、今回のi9は、ほぼ・・・Surfaceをぱくり尽くしたと言っても良い感じです。
しかもスペックはSkylake+Core M。Core m3-6Y30搭載で、Surface Pro4の最低スペックモデルと同じ。
ストレージもSSD 128GB、RAMは4GBと、こちらもSurface Pro4のロースペック版に近い構成です。
そしてSurface Pro4クローンとしての極めつけは、自立型タブレットである点と、タイプカバーキーボード。
これはさすがにパクりすぎ・・・でも、使いやすければアリです。ただパクったのはSurface Pro3のタイプカバーっぽい感じ。キーボード端までキースペースを広げられてはいない。しかし、キーピッチを見るとPro4に近い。丁度中間といったイメージ。
主要スペック
- CPU :intel Corem3-6Y30 1.51GHz (Max 2.2GHz)
- RAM: 4GB
- ROM: 128GB SSD (SATA3)
- ディスプレイ : 12.2 インチ 1920 x 1200(WUXGA) IPS screen
- OS: Windows 10
- バッテリー : 10,000mAh (5000mAh×2)
- カメラ: 5MP rear / 2MP front
- microSD: 最大128GB
- WiFi /Bluetooth :WiFi802.11 b/g/n 、Bluetooth4.0
- サイズ: 302.9 * 194.9 * 9.15mm/ 970g
- Languages: 日本語なし(但しWindows10はOS標準であとから日本語ロケールインストール可能)
- インターフェース : USB3.0 x1 、USB3.1 TYpe-C x1、microSD x1,イヤホンジャックx1、
- 別売り : 専用キーボード
写真で見る「Cube i9」
中華タブとしては価格は高めでもSurface Pro4の価格を考えれば安い
スペック的にはほぼSurface Pro4の最廉価モデルと同等。劣るのは液晶がただのIPSで筆圧感知ができるデジタイザ搭載では無い点、解像度がWUXGAまでという点ぐらい。細かくはWiFiが5GHz帯をサポートしないなどあるが、USB TYPE-Cを搭載するなど、Surface Pro4に無いものを載せてもいる。
実際、スペックだけ見れば、12.2インチでWUXGA解像度なら必要充分だし、手書き不要の人ならデジタイザ非搭載はなんらデメリットにならない。タイプカバーキーボードも本家同様に”別売り”だ。
問題は価格で、おおよそ65,000円で現在はプリセール(予約販売)中。
中華タブレットとしては相当高い部類に入る。ただ本家のSurface Pro4が11万円越えをする点を考えると、ほぼ半値近くになり、コスパは非常に高いと言える。ただ個人的にSurface Pro3を持っている私からすると、今なら8万円ちょっとでPro3が買えてしまうので、65,000円ならもうちょっと予算出して私ならSurface Pro3を買うなという点が残念。(Skylakeの魅力はあるが)
別売りのi9用タイプカバーキーボードはまだ販売されていない模様で、いつ出てくるかも不明。ここもネガティブな要素で、i9のようなSurface Pro4クローンは、本家同様「タブレットとして使う」事はほぼ無く、キーボードとセットで使ってこその製品だ。
それを考えると、「キーボードが出そろってから」の製品と言える。
それでもこのようにハイエンド製品のクローンを作って売ろうという行動は、中華タブ/PCメーカーでは希少で、チャレンジ精神を買いたいところです。日本のメーカーもこれぐらい元気よく製品を開発してくれよと言いたい。
ちなみに高速配送である「Expedited Shipping」はなんと0円と絶賛特売中。欲しい方は必ずOptionを付けましょう。Expedited Shippingは、FedExなどの有名国際配送業者となる点と、荷物のトラッキングができるので安心感が違います。
関連ページ
・Cube公式ページ: i9 12.2寸SkyLake
・GearBest.com販売ページ : Cube i9 Windows 10 Ultrabook
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・・「中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで」