【実機レビュー】約1.2万円スマホ「DOOGEE N20 Pro」の実力は? Helio P60はパワフルで4G B19/B8プラチナバンドにも対応

DOOGEEのエントリースマートフォン「DOOGEE N20 Pro」をBanggood様からご提供頂きましたので、レビューしていきます。

100ドルちょっとと1万円そこそこの価格で販売されているN20 Proの実力を試して見ました。

DOOGEE N20 Proの特徴

DOOGEE N20 Proは同社のN20の後継機ですが、大幅にスペックアップしています。

以下は公式の比較表で、CPUがHelio P23からP60へと大幅アップ。Snapdragonだと660/665あたりと同等のミドル機性能。

RAM+ストレージも4GB+64GBから6GB+128GBへと強力になっています。

ディスプレイは6.3インチフルHD+解像度。ウォータードロップ(水滴)型のノッチを採用しています。ディスプレイ占有率は91%と1万円そこそこのスマホにしてはデザイン性も高いですね。

リアカメラは クアッドカメラでメインが16MP(f/2.0)、そこに8MP (125度広角 f/2.4)、2MP (マクロ)、0.3MP (深度)という構成。
いつも書いていますが、カメラに関しては画素数やレンズ数が美しい写真には直結しないので、こればかりは実機で写真を撮ってみないと分かりません。ただ1万円そこそこの価格と言う事を考えると、スペック的にはかなり頑張っている事が分かります。

カラーはブラックの他にブルーとグリーンがあります。

3G/4Gの対応周波数帯は、4Gはdocomo系 B19、SoftBank系 B8と2キャリアプラチナバンドに対応

3G: WCDMA: B1/B5/B8
4G: FDD-TLE: B1/B3/B5/B7/B8/B19/B20/B28A/B28B TDD-LTE: B38/B39/B40/B41

主要スペック

DOOGEE N20 Pro
ディスプレイ 6.3インチ フルHD+ (2280×1080) IPS
SoC(CPU) MediaTek Helio P60 MT6771
オクタコア 最大2.0GHz
メモリ+ストレージ 6GB
128GB
OS Android 10.0
カメラ ・バック
16MP(f/2.0)
8MP (125度広角 f/2.4)
2MP (マクロ)
0.3MP (深度)
・フロント
16MP (f/2.0)
バッテリー/充電 4400mAh / 10W
WiFi/Bluetooth WiFi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth5.0
SIMスロット nano SIM + nano SIM
デュアルスタンバイ
microSD Max 256GB (nano SIM x1と共用)
対応周波数帯 2G: GSM: B2/B3/B5/B8
3G: WCDMA: B1/B5/B8
4G: FDD-TLE: B1/B3/B5/B7/B8/B19/B20/B28A/B28B
TDD-LTE: B38/B39/B40/B41
サイズ 159*77.1*8.8mm
重さ 175g
カラー ブラック/ブルー/グリーン
その他 ・microUSB
・指紋認証センサー(背面)
・イヤホンジャックあり

外観と使用感

小雨が降る中、神田明神まできてみました。

ディスプレイは6.3インチのフルHD+解像度。1万円ちょいのスマホなのに普通に綺麗です。
IPS液晶の為、外で使ってもはっきりと見えますね。
画面上部に小型ノッチに内蔵された16MPカメラがあります。

下部にはmicroUSB端子。ここは1万円ちょいなりの端子と言う事になってしまいますが、昨今はローエンドスマホでもUSB Type-C採用は普通にあるのでここはちょっともったいない。

左側にはSIMスロット。nano SIMと共用ですが、microSDも最大256GBまで使えます。

右側面には電源ボタンとボリュームボタン。使い勝手はまぁ普通です。

上部にはイヤホンジャック。

背面もクアッドカメラ、指紋認証リーダーがあり、フラットデザインでスッキリとしています。

カメラは1万円ちょいと何度も書いてしまいますが、クアッドカメラなのは頑張っています。メインが16MP(f/2.0)、サブに8MP (125度広角 f/2.4)、そして2MP (マクロ)、0.3MP (深度)という構成。

カメラの実力は後ほど。

写真撮ったり、Google Mapみたりと使っていますが、フラットで角張ったデザインは安物感は薄く、実際持ちやすくて良いですね。

日本語&アプリケーション

日本語も初期セットアップから選択でき、以後は完全な日本語で使用することができます。

プリインストールアプリケーションもごく最小限で、Googleの基本アプリ(Chrome/Gmail等)と、FMラジオなどしか入っていません。

ベンチマーク

SoC(CPU)にMediaTek Helio P60を搭載しているN20 Proですが、AnTuTuベンチマーク(V8)の実力を試してみました。AnTuTuは現在Google Playストアから削除されていますので、Antutu公式からapkをダウンロードしています。

AnTuTuベンチマークのスコアは約17万点。1万のスマホとしては充分な性能ですね。

普通につかっていてもっさり感はありません。
アプリではカメラ、Chromeでのネット閲覧、YouTubeは快適そのもの。重いゲームは試していませんが、モンストや黒猫のウィズなどは問題無く起動して快適にプレイ出来ています。

カメラはそこそこ

DOOGEE N20 Proの背面4眼カメラを使って撮影してみました。

以下は作例です。(クリックすると大きく見ることができます。容量が大きいのでモバイルの方はご注意を。)

小雨模様での撮影という事もあり若干暗めに写っています。メインカメラはf/2.0でそれを補うほどではなく、見たまんま暗めに撮影していると言う事になります。

中段はポートレート撮影した写真。葉っぱにのった水滴が綺麗に撮影出来ています。

ラーメンは暗い室内での撮影でしたが、そこそこ明るく撮れているものの、若干ノイジーで艶やかに撮れているとは言いがたい。

全体的に風景とポートレートはまずまず綺麗で、条件が悪くなるとそれなりに撮れるレベルです。

1万円ほどのスマホなので善戦しているとは思いますが、カメラを重視するならもう少し価格帯が高いスマホを買うほうが良いでしょう。

レビューまとめ

DOOGEE N20 Proのネガな部分は上記の通りカメラで、それを重視する人は避けたほうが良いと思います。
またUSB端子がmicroUSBである点は惜しい所。

ただ不満点はそこぐらいで、1万円ちょいで、4G B19/B8とdocomoとソフトバンクのプラチナバンド対応、175gと昨今のスマホとしては軽く、フラットデザインで安物感が無い点は充分評価出来ます。

またMediaTek Helio P60のCPUはこの手のエントリースマホにとってはパワフル。大抵のエントリー機は使っているともっさり感を感じるものですが、N20 Proではほぼそうしたことがなく、重いゲームとかしなければ体感出来ないレベルです。

カメラに強いこだわりがなく、性能も高いものは要らず、とにかく1万円ちょいで安くスマホが使いたいならN20 Proは最適だと思う。既にミドル機以上を持っている方にはN20 Proに乗り換えるメリットはありませんが、サブ機やまだスマホを始めていない両親や子供に「とりあえず慣れる為に使ってみて」と手渡す1台としても良いかもしれません。

価格

Banggoodではセール中で119.99ドル12,698円です。(記事作成時点の価格)

購入時は「Other Area 」を選択しましょう。EU版は独禁法の関係でGoogleアプリが少なかったりします。

またクーポンもありますので活用してください。

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