世界シェアNo.1ロボット掃除機メーカーのDreameから発売された、「DREAME Aqua10 Ultra Rollerロボット掃除機」を発売前に使う機会を頂いたのでレビューしていきます。

この「Aqua10 Ultra Roller」は、30,000Paという驚異の吸引力、AIによる障害物回避、モップの自動洗浄・乾燥はもちろん、8cmの段差乗り越えという規格外の性能も謳うロボット掃除機。
まさに「人の手要らず」を謳うロボット掃除機ですが、これがどこまでの実力か試してみました。
なお、このDREAME Aqua10 Ultra Rollerロボット掃除機は、GREENファンディングにて発売されています。
DREAME Aqua10 Ultra Rollerロボット掃除機の特徴
DREAME Aqua10 Ultra Rollerの機能的な最大の特徴は、30,000Paという業界最強クラスの圧倒的な吸引力。
これにより、カーペットの奥深くや床の隙間のゴミも強力に除去します。

さらに、今までのロボット掃除機では難しい段差越え機能も搭載。しかも8cmまでの段差乗り越え能力があり、これまで諦めていた部屋間の高い敷居などもクリアし、家の掃除可能範囲を広げてくれます。
またAIによる高度な障害物回避システムによって、コードや家具、ペットの排泄物などを賢く認識して回避。
壁際や椅子の足などの際も、ローラーと回転ブラシがせり出して掃除してくれる機能も搭載。
そして清掃後はベースステーションに戻り、モップの自動洗浄・乾燥まで行うため、メンテナンスの手間も最小限に抑えられます。吸引、水拭き、障害物回避、段差走破性のすべてを最高レベルで実現したロボット掃除機となっています。
| 項目 | スペック |
| 製品名 |
Dreame Aqua10 Ultra Roller
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| 最大吸引力 | 30,000Pa |
| ナビゲーション | VersaLift LDS |
| 障害物回避 |
AIカメラx2 + 横方向3D構造化光 + LEDライト
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| 段差乗り越え |
最大8cm (ProLeap™ システム)
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| バッテリー容量 | 6,400mAh |
| 駆動時間 | 最大200分 |
| ダイレクト音声コントロール | 対応 |
| メインブラシ |
HyperStream™ 絡まり防止 DuoBrush
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| モップタイプ | ローラーモップ |
| モップ圧力 | 最大11N |
| リフトアップ機能 |
ブラシリフトアップ (14mm), モップリフトアップ, サイドブラシリフトアップ
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| その他清掃機能 |
サイドブラシ伸縮, モップ伸縮, ローラーガード
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| モップ洗浄 |
高温100℃ (お湯洗い・熱風乾燥)
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| ごみ自動収集 | 最大100日分 |
| ロボット本体サイズ |
約35 × 35 × 9.8cm (LDS収納時) 約35 × 35 × 12cm (LDS上昇時)
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| ステーションサイズ |
約42 × 44 × 50.5cm
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| 保証・サポート |
3年間日本語対応
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*Dreame様にお借りしてのレビューです。
開梱物と外観

同梱物はベースステーション、電源ケーブル、マニュアル、クリーニングブラシ、紙パック(予備)、床洗剤です。

ベースステーションの中は、左に”オートソリューションディスペンサーモジュールデュアルコンパートメント”という長い名前のグレーのパーツがあるが要は洗剤入れです。右にはダストパック。結構スペースに余裕があるので、予備の紙パックここにしまっても良い気がします。(メーカーは推奨しないでしょうが)
下部はモップ洗浄ができるパネルがあります。

この洗剤入れはA/Bと別れていて、Aの青が床用洗剤、Bの黄色がペット用消臭剤入れとなっています。これらは添付されているものを利用する必要があります。

ベースステーション上部には黒っぽい汚水タンクと、白い清水タンクがあります。

外観はブラックで精悍。背面もモップと回転ブラシは簡単に取れるので、メンテナンスも簡単。
このブラシは髪の毛の絡みを99.9%解消する仕組みがあり、よくある髪の毛を切るのではなく毛をもつれないように浮かせて吸い込むようにしているとの事。

WiFi接続でアプリと連動させる
WiFi接続しなくても使えますが、ロボット掃除機はWiFiでスマホ連携してこそ真価を発揮しますので、基本的にはインストール必須というレベル。
アプリはDreamehomeです。Google Pay(Playストア)/App Storeで検索してインストールしておきます。

非常に細かな設定が可能

アプリをインストールすると、床拭き時の水量、掃除モードの吸引力、禁止エリアの指定、掃除のスケジュール/タイマー等々の細やかな設定ができるようになります。
また凄いのが、床拭きの水量たかだけでなく、カーペットを避けたり、カーペットで吸引力を変えたり、床板の方向に沿ってクリーニングなども可能です。いや凄く細かい。
またペットケアという項目があり、ペット監視ができます。ペットを認識してその動画をとりVlogにまとめるなんて機能もあります。不在中やや旅行などの際には有り難い機能ですね。
掃除能力はしっかり&静音
動作音は基本的にはシャーという感じでうるささはありません。
ただ吸引モードがカーペットで変わるのでその際はまさに掃除機という感じでしっかりと吸い取るモードになります。

基本的には上記のように、頭がポコっと出てきてレーザー探知しているのですが、背が低いものを通過する際は、ちゃんと引っ込めて掃除してくれます。これが可愛い。

暗い所ではしっかりとライトを照らしつつ”ぶつからない”周到さもあります。

水拭きモップ掛けも絨毯も全自動
ロボット掃除機のモップ掛けで、面倒な事の一つが「絨毯とかカーペットは濡らしたくない」という問題。
私の今自宅で使っているロボット掃除機は、モップ禁止区域を設定しないとカーペットが濡れます。
そのため、最初はモップ外して吸引モードで掃除。続いて手作業でモップ取り付けて拭き掃除という流れとなり、手間なのです。
DREAME Aqua10 Ultra Rollerロボット掃除機は、カーペットだと判断すると、自動で14mのリフトアップする為、モップの付け替えが要らない。

実際見てて、賢いなぁと思う。
まずカーペットやラグがある可能性がある場所まで来ると、リフトアップしてカーペットの全体の位置を把握するため、縁をなぞるように吸引だけします。そして位置を把握したら、その周りをモップ掛けする。
前にあるセンサーでカーペットを認識して即座に切り換えているのではなく、カーペットの範囲と位置をしっかりと計測してから「ここはカーペット」「ここは水拭き」と分けてやっているので、とても効率的です。
使う側がいちいち何かを考えなくても、吸引も水拭きも勝手にやってくれる。
これこそ理想のロボット掃除機。

我が家はフローリング主体なので裸足で歩くと床のざらつきを感じる事があるのですが、DREAME Aqua10 Ultra Rollerがあれば毎日床拭きさせても安心。
どれだけ綺麗になったかは汚水タンクを見れば一目瞭然。こんな汚れてたのかよというぐらい、良い仕事してくれています。

そしてモップはベースステーションで100度のお湯で洗浄して乾燥までしてくれるので、嫌なにおいもなく清潔と、全てが全自動です。
隅っこ掃除が凄い
センサーの精度が非常に高く、最初に一度マップを作って、その後家具を動かさない限りは家具にほとんど当たりません。また充電ケーブル等を巻き込んで動けなくなるという事も1週間使って1度もない。(ちなみにに今使っている我が家のロボット掃除機は100%巻き込むので、朝からケーブルが床にないか指さしチェックしてからじゃないと任せられない)
またローラーモップや回転ブラシは、壁ギリギリまで伸びて掃除してくれます。

「ウィーン」とローラーモップが伸びて壁際までしっかりと掃除+モップ掛けしてくれるわけです。
なんならクイックルワイパーを手でやっているより遙かにギリギリを掃除してくれています。

段差を乗り越え
我が家はマンションなので段差はないのですが、一軒家や部屋と部屋の間に間仕切りがあると登れないロボット掃除機は多々あると思います。
DREAME Aqua10 Ultra Rollerは最大8cmもの段差乗り越えが可能で、間仕切りぐらいは余裕で乗り越えるでしょう。
我が家に段差が無いためリビングの椅子(だいたい2cm)で試しましたが、難なく乗り換えてしまいます。

ペットの毛も重い猫砂も取れてる
ちょっともったいないですが、紙パックを開けて確認してもみましたが、6日間の掃除分ですが、どっさり取れています。猫トイレの周りには必ず猫砂の粒があるのですが、それも端まで清掃してくれるおかげでしっかりと取れています。

また抜け毛の時期がすると結構なボリュームで毛が抜け、絨毯/ラグに付いているのですが、そうした猫毛もしっかり取ってくれていました。そのため、毎日コロコロで妻が掃除してる頻度が減って喜んでいます。
また毛が絡まないという回転ブラシはどうかチェックして見ると本当に毛が絡まっていない。

ロボット掃除機のメンテナンスでなにが面倒かというと、月に1回ぐらいはこうしたブラシに付いた髪の毛を私の場合はカッターやハサミで切って取り除く必要があるのです。それが限りなくゼロに近いというのはメンテナンスフリーと言っても良いぐらい。これは楽。
総括
DREAME Aqua10 Ultra Rollerは、「人の手要らず」を謳うにふさわしい、現行最高レベルの全自動ロボット掃除機と言えるレベル。
業界最強クラスの30,000Paという圧倒的な吸引力で、面倒な猫砂やカーペットに絡んだペットの毛まで強力吸引。さらに、隅っこ掃除でせり出すローラーや、部屋によっては8cmの段差乗り越え機能もあり、これまで掃除出来なかった場所や、掃除範囲から外れていた部屋の掃除も可能。
AIによる障害物回避は非常に優秀で、充電ケーブルなどを巻き込むトラブルもなかった。特に賢いのが水拭きで、カーペットを検知すると自動でモップをリフトアップ。壁際もブラシが伸縮して掃除するため、吸引から水拭きまで一度で完璧にこなす。
100度の高温モップ洗浄・乾燥、毛が絡まないブラシ構造など、メンテナンスの手間も最小限。
モップはダメになったら交換/買い換えが必要そうなところがやや難点かな?というぐらい欠点が少なく、メリットは膨大。
現時点でロボット掃除機の理想型がDREAME Aqua10 Ultra Rollerだと思います。
