大容量モバイルバッテリーというと、デカい・重い・無骨なものが多いので、「物欲が湧くか?」という観点で見ると、なかなかコレという決め手に欠けます。
Ankerのモバイルバッテリーも持っていますが、単色で白一色と、ちょっと「安っぽいデバイス使っているな」みたいな雰囲気があり、社内等でデスクに置くと少し恥ずかしい。(あくまで私が勝手に思っているだけですが・・・)
性能としては間違いなくイイモノなのですが、モバイルバッテリーもデザイン性が重視される時代が来ているなと実感できます。
そんな中、EC Technologyからモバイルバッテリーのサンプルを提供頂きました。
デザイン性の高さでひときわ目立つ存在のEC Technology製品の中でも、16000mAhの大容量モバイルバッテリーを今回はレビューします。
EC Technologyではおなじみのレッドxブラックのツートンカラーだから、人前に出しても恥ずかしくないとこがイイです。
開梱&同梱物
届いたバッテリーを早速開梱しました。
中に入っているのは、バッテリー本体、マニュアル、USBケーブルの3点。
マニュアルはしっかりと日本語化されている。モバイルバッテリーにマニュアルいらんだろという所もあるが、日本人は裏で仕事をきっちりしているか見る。細かい所だが、簡易とは言えスペックや機能を図で説明しているところなど、ちゃんとやっているあたりがさすがEC Technologyだ。
外観と機能
ここからはバッテリー自体の外観と機能を合わせて見ていく。
サイズ的なイメージとしては、細めのスマホを持ったような印象。手に持った感触はさすがに16000mAhの大容量モバイルバッテリーだけあり「ずっしり」。360gもあるので、ちょっとした8インチタブレット並の重さだ。
USB端子側はこのように3ポートもあり、複数同時充電が便利になっている。3つのUSBポートは、各々1A/2.1A/2.4A(全て5V)となっていて、最大で合計3.9Vの出力が可能。5V以上の昇圧ができるQuickCharge2.0には対応していないが、急速充電対応デバイスは2.4Aポートに繋いでおけば、相当早く充電ができるはず。
バッテリーを横から見たところ。電源ボタンがある。このバッテリーは電源ボタンを押さなくてもデバイスをUSBポートに接続すれば自動的に充電が開始される。では電源ボタンの機能は?という事になるが、一つはバッテリー残量表示が可能だ。
押すとこのように残量が4LEDで表示される。
もう一つが、LEDライトのスイッチとして機能する。電源ボタンをダブルクリックのように、カチカチッと2回押すと、懐中電灯機能としてLEDが点灯する。
但しこの懐中電灯機能は「おまけ」程度の明るさしか無い。もし真っ暗な中家の鍵を玄関で落としてしまったとしてもこのLEDでは見つける事はほぼ不可能なぐらい。諦めてスマホのフラッシュライトを使った方が断然明るい。機能としてあったら便利だけどきっと使わないだろう。
反対側の側面にはmicroUSB端子があり、ここから充電できる。 規格上は2Aで充電できるのだが、実際は1.5A程度。空の状態からの充電を試したが、7-8時間かかる。クアルコムのQuickCharge2.0(クイックチャージ2.0)に対応していれば、かなり早く(恐らく半分ぐらいにはなる)充電完了するはずだし、このあたりは要課題。
ただ、モバイルバッテリーをすぐに満充電したいというケースは実際は稀だと思う。16000mAhの大容量モバイルバッテリーが空になるほど使い切るのもそう頻繁にあることではないし、8時間で満充電と言っても、夜間寝る前に充電開始しておけば翌日には満タンになっている。ただそれだけの話。機能的にはおそらく付けれたと思うが、あえてそこまでコストをかけるメリットが見いだせなかったのかもしれないと私は思った。
総括: お手軽価格でデザイン性がある大容量モバイルバッテリーは唯一無二の存在
Amazonを見渡しても性能的にはこのEC Technologyのモバイルバッテリーよりイイモノはある。
しかしデザイン性で本機を上回るモノは私の感性からは見いだせなかった。
じゃあデザインだけの製品なのか?と言われると、そうでもない。10000-12000mAhの大容量モバイルバッテリーでは2ポート程度が普通だ。
しかし本機はしっかりとUSB3ポートあり、利便性が高い。
また個人的な主観だが、冒頭にも書いたがデザイン性はとても重要だ。まず物欲もそうだが、使用していて愛着が湧かない。
Appleがあそこまで世界に熱狂的な信者がいるのは、スペックが高いからでは無いだろう。
デザインから始まる機能性と偏執的なまでのコダワリがあるからだ。
モバイルバッテリーにそこまでのものは求めないが、それでもただの無骨なだけの重たいデバイスよりは、カラフルで愛着が湧くモノのほうがイイに決まっている。
実売3000円未満で買えるバッテリーの中では、唯一無二の存在感を醸し出していると私は思う。
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