低価格な製品を提供する中国のPCブランドである”FIREBAT”から、AMD Ryzen 5 5600H、5500U、5700Uを搭載したミニPC『FIREBAT MN56』が発売されています。
特にRyzen 5600Hは10世代Core i9に近い性能があり非常にパワフルです。性能的に近い5500Uと16GB+512GB版の価格がなんと217.81ドルと3万円強とかなり廉価で購入できるPCとなっています。
Intel N100搭載ミニPCが盛況ですが、16GB+512GB版となると150-170ドルぐらい。40-50ドル追加すればローエンドPCからミッドレンジになるわけで、結構これはお買い得なPCだと思います。
価格
AliExpressでの価格は、全て16GB+512GB版で、以下のようになっています。
Ryzen 5500U版 217.81ドル :約3万3000円
Ryzen 5700U版 227.31ドル :約3万5000円
Ryzen 5600H版 242.44ドル :約3万7000円
価格差が各2000円程度となっていて悩ましい所ですが、ゲームの利用まで考えていないのであれば5500U版で充分でしょう。ある程度パフォーマンス重視なら5600H一択ですね。
FIREBAT MN56 の特徴
FIREBAT MN56 はAMD Ryzen 5 5600H 6コア/12スレッド Max 4.2GHzのCPUを搭載したミニPCです。
ミニPCなので以下のように10cm角程度の小型サイズ。
搭載されるCPUはRyzen 5 5600H でCinebench R20スコアで比較すると、第10世代 Core i9 10980HKを凌駕しており、Geekbenchだとシングル 1300、マルチスコア5700-7000超で、第10世代Core i5 1038NG7を超えCore i9 -9880Hに肉薄しています。
またその他Ryzen 5 5500U 6コア/12スレッド Max 4.0GHzと、Ryzen 5 5700U 8コア/16スレッド Max 4.3GHzも選択可能です。5700Uと5600Hのパフォーマンス差は7-10%程度です。
5600Hであれば、ゲームのLOLで130fps、PUBGで45fpsでゲームプレイができる模様。
メモリ+ストレージ構成は1つで、16GB RAM +512GB SSDのみ。まぁ性能的にはこれで充分ですね。
SSDタイプは高速なNVMeです。
内部的に、NVMe SSD(M.2 2240サイズ)がもう一枚増設できるので、容量不足の場合は簡単に追加できます。
メモリも2枚差し可能なので、デュアルチャネルです。換装すれば最大64GBまで可能。
拡張ポート類も豊富です。サイズも10cm強角程度と小型でコンパクト。
- RJ45 LAN イーサーネット(有線LAN) ｘ1
- USB 3.0 x2
- USB 2.0 x2
- HDMI2.0 x1
- USB Type-C x1
- 3.5mmイヤホンジャック/マイク
HDMI x2，USB Type-Cx1がある為、3台のマルチディスプレイもOK。
またWiFiはWiFi6(802.11ax)まで対応している為、有線LANだけでなく無線LANも高速です。
主要スペック
| FIREBAT MN56 | |
| ディスプレイ | – |
| CPU | AMD Ryzen 5 5600H 6コア/12スレッド Max 4.2GHz AMD Ryzen 5 5500U AMD Ryzen 5 5700U |
| メモリ | DDR5 16GB *最大64GB 2スロット |
| ストレージ容量 | 256GB/512GB M.2 2280 PCIe(NVMe) SSD
*M.2 2242 NVMe SSD増設可 最大 2TB |
| OS | Windows11 Pro |
| カメラ | – |
| ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (WiFi6) Bluetooth 5.2 |
| インターフェース | RJ45 LAN イーサーネット(有線LAN) ｘ1 USB 3.0 x2 USB 2.0 x2 HDMI2.0 x2 3.5mmイヤホンジャック/マイク USB Type-C x1 |
| バッテリー/急速充電 | – |
| 重量 | 420g |
| サイズ | 114x106x42.5 mm |
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