爆発スマホ、手近な手榴弾と散々な呼ばれ方をしているサムソンGalaxy Note7ですが、リコール後の端末でも以前ほどの頻度ではないにしろ、引き続き発煙・発火が続いている。
これに対してサムソンが公式に発表しました。
サムソンが利用者にも使用停止を呼びかけ
その為、以下のようにサムソンはGalaxy Note7の製造停止・販売停止・リコール交換も停止・利用者にも電源を切れと呼びかける事態になっています。
韓国のサムスン電子(005930.KS)は11日、最新スマートフォン(スマホ)「ギャラクシーノート7」のユーザーに使用中止を呼び掛けるとともに、世界のパートナー各社に対し、同製品の販売と交換を停止するよう要請する方針を発表した。
サムスン電子はバッテリーの不具合を理由にノート7のリコール(無償回収・修理)を行ったが、交換後の製品からも発火事例が相次いでいる。同社は、最近報告された発火事例について調査中だとした。
また、交換前あるいは交換後のノート7を所有するすべての消費者に対し、電源を切り、使用を中止するよう求めた。
サムスンがノート7の販売停止を決定するのはここ2カ月で2度目。リコールをめぐる同社の問題は一段と深刻化している。
ある関係者は10日、ロイターに対し、サムスンがノート7の生産を一時中断したと明らかにしていた。
Source : ロイター
アメリカではAT&T/T-Mobile/Verizon/Sprintの全てのキャリアで一斉に販売停止となっている。
原因の特定ができていないのが最大の要因
最初のリコールでは、バッテリーベンダーに問題があったとして、ベンダーチェンジの為、グローバルで250万台の全端末をリコールにて無償交換しました。
しかし交換後は頻度は下がったものの、初鋭・発火が相次ぎ、ベンダーの問題では無く、恐らく本体側のなんらかのコントロールの問題であることが露呈しました。
ただこれに関してサムソンは「調査中」を貫いており、現時点で明確な原因が特定出来ていないのでしょう。
その為利用者にも「Temporarily」ですが使用停止を呼びかけている事態になっている。
サムスンは米国消費者製品安全委員会(CPSC)と調査を継続していますが、その結果がでるまでの一時的な対応とは言え、ここまで汚名が広まると、販売再開しても厳しいでしょう。
もう他端末交換か返金しか道はないと思われる
私はリコール後の端末を「愛用して」使い続けていたわけですが、本日より使用停止しました。
米国では、全額返金対応と合わせて25ドルのギフトカードもお詫びとして渡される予定です。
・http://www.samsung.com/us/note7recall/
米国外でも恐らく同様の対応を取っていくと思われます。
Galaxy Note7は非常に残念の状態ですが、きちんとGalaxy Note7が対策して、完全に安全と言える仕様ならば再び使いたい端末です。でもNote7ではもう無理でしょう。恐らくNote8になるまでは。サムソンはこれだけ世間を騒がせて、マイナスの方向で超有名になってしまったNote7はもう廃盤にするしか道はないでしょう。
ペンが内蔵されている端末で、ここまで完成度の高いスマホはコレ一台と言っても良いので、とても残念です。