Galaxy S8 / S8 +(Plus)がとうとう発表されました。
このGalaxy S8 / S8+について、所感をとりまとめてみました
画面サイズ大型化でも横幅はあまり変わらず使い勝手はいい
画面サイズはS8が5.8インチ、S8+が6.2インチ。
Galaxy S8 | Galaxy S8+ | Galaxy S7 | Galaxy S7 edge | |
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画面サイズ | 5.8インチ | 6.2インチ | 5.1インチ | 5.5インチ |
解像度 | 2960 x 1440 | 2960 x 1440 | 2560 x 1440 | 2560 x 1440 |
サイズ | 148.9 x 68.1 x 8mm | 159.5 x 73.4 x 8.1mm | 142.4 x 69.6 x 7.9mm | 150.9 x 72.6 x 7.7mm |
重量 | 155g | 173g | 152g | 157g |
その縦長感ですが、S8はS7比で5.5mm、S8+は8.6mmも縦長になっています。縦横比は18.5 : 9という特殊な形状です。この縦方向に400ドット分の情報量を増やしたことで、WebページやSNSは明らかに読みやすくなりそう。幅は同じで画面サイズだけ大型化というのは大画面化と持ちやすさの両立としては一つの解決方法になるでしょう。(実際同時期に発売されたLG G6も同じ解決策)
画面自体はサムソンお得意の有機ELディスプレイ(Super AMOLED)で、画面占有率は83%もあります。またGalaxy Note7から採用されたAlways On Display(AOD)もあり、画面OFF時でも時計/カレンダー等の情報を常時表示してくれる。
Infinity Displayデザインの恩恵と懸念
狭額縁デザインはシャープの「EDGEST」デザイン、Xiaomi Mi MIXなどがありますが、カメラが下部にあるためセルフィーで撮る人にとってはマイナスでした。その良い解決方法を見つけた感じなのが今回のGalaxy S8 / S8 PlusのInfinity Displayだと思います。
物理ホームボタン廃止で置いたままでロック解除できるのか?
Galaxyの特徴であったホームボタンは無くなりましたが、画面下部に感圧センサーがあり、押すとフィードバックが得られる仕組み。
使い勝手としてはいわゆるナビゲーションボタンとして画面内に表示されるもので、フィードバックがあって押した感触があるから物理ボタンの代わりができる・・・とは思いませんね。このあたりはベゼル幅とのトレードオフになってしまいました。
置いたままの解除方法としてはIris(虹彩認証)でカメラの前に自分の顔を近づければ解除可能。でもこれも結構まどろっこしそう。ただ公式動画を見ていて思ったのですが、AOD(Always On Display)下部にホームボタンが表示されているようなので、画面が常時表示されてホームボタンのタッチセンサーが生きているなら結構便利に使えそうです。
カメラは良くも悪くも平行線
Galaxyのカメラはもともと定評があり、私もGalaxy Note5、返品になったけどNote7では満足してました。ただHUAWEIのP9を使うまではという限定付き。 私の勝手な期待では「SamsungがAndroidのトップになるためにデュアルレンズカメラを搭載してくるだろう」と思ってましたが、この点は期待外れでした。カメラに関してはHUAWEIの無双状態が続きそうです。
その他基本性能はがっつりハイエンド
SoCはSnapdragon835かExynos 8895,RAM 4GB、ストレージは64GB。microSDも256GBまで使用可能。
USBもやっとUSB Type -Cになりました。
Bixbyと呼ばれるSiriのような機能も搭載されました。
またIP68性能の防水防塵機能は継続し、ハイエンド防水スマホとして貴重な存在であり続けています。
機能的にはまだまだ紹介する内容もありますが、とりあえず言いたい事はここまでです。参考までに公式動画です。ここでだいたいのイメージは掴めると思います。
フォト/イメージ
主要スペック
公式ページにはまだスペックが載っていないので、
- CPU : Qualcomm Snapdragon 835 / Exynos 8895
- RAM: 4GB
- ストレージ: 64GB
- ディスプレイ : Super AMOLED、Gorilla Glass 5
Galaxy S8 : 5.8 inch 2960 x 1440
Galaxy S8+ : 6.2 inch 2960 x 1440 - OS: Android 7.0
- バッテリー :
Galaxy S8 : 3,000mAh
Galaxy S8+ :3,500mAh - カメラ: リア 12MP / フロント 8MP
- SIMサイズ: 不明 (恐らくnano SIM)
- microSD: 最大256GB
- USB : USB Type -C interface
- WiFi /Bluetooth :802.11 a/b/g/n/ac 、Bluetooth4.2
- サイズ/重量:
Galaxy S8 : 148.9 x 68.1 x 8mm 155g
Galaxy S8+ :159.5 x 73.4 8.1mm 173g - ネットワーク: 不明
- 日本語ロケール: 不明
- その他 : 指紋認証センサー/Iris(虹彩認証)/IP68防水防塵/Always On Display
価格と発売日
アメリカのAT&Tなどでは既にプリオーダー(予約)が始まっていて、価格が分かります。
Galaxy S8 が749.99ドル(約83,400円)、/ S8 Plusが849.99ドル(約94,500円)となっています。
出荷は海外では4月中旬から。日本の発売は恐らくあると思いますが、普通に考えればdocomoやauの夏モデルとちょっと遅いので、もしかしたらもう少し早い段階での投入もあるかも知れません。
まとめ: ホームボタンの利便性かデザインか
ホームボタンの有無とデザイン、、、このどちらを価値観としては優先させるかがGalaxy S8 / S8+の評価の分かれ目になると思います。私の場合、スマホを置いたままでロック解除したい派の為、ホームボタン削除は結構痛い。Always On Displayにソフトウェアホームキーが表示されているので、パスワードを設定しなければ、ホームキーをタッチすれば解除できそうです。が、それではセキュリティが掛かりません。本文にも書いたとおり、PIN、パターン、Iris、指紋認証などを使って解除することになり、置いたままではちょっと手間です。
しかしそれはホームボタンが無いその他大勢のスマホに不満が無い人達にとっては関係ないし、また既存のGalaxyに縛られ無い人にとって、大画面だけど横幅のサイズはほぼ変わらない持ちやすさや、両サイドエッジと上下ベゼルを限りなく細くしたInfinity Displayデザインのほうに「未来」を感じれるなら良いと思う。利便性を捨ててデザインとインパクトを採ったわけですから、この唯一無二のデザインに惚れられればアリです。
個人的には使ってみたいなとは思いますが、ユーザビリティの面でマイナスもあるので、愛用するレベルまでいくのか若干の不安があります。もちろん使ってみたら「こんなもん慣れでしょ」となるかも知れませんが。ディスプレイに指紋認証が埋め込まれていれば、かなり利便性は改善しそうに思えるだけにちょっとだけ残念です。が・・・きっと買うと思います。「慣れる」ほうに賭けて。
関連サイト
・サムソン公式ページ: Galaxy S8/S8+|Samsung Japan