Samsungから遂にフォルダブルスマホの2022年度版となる「Galaxy Z Fold4」が発表されました。
Galaxy Z Fold3と比較しつつ進化を見ていきましょう。
特徴
Galaxy Z Fold3からの変化は見た目では少なめですが、全体的にブラッシュアップをはかって、スペックアップと使い勝手を高めています。
デザインとカラー/サイズ
デザイン面では大きな差はなく、ぱっと見はマイナーチェンジのようにも見えますが、細かな改良があります。
Galaxy Z Fold4のサイズはオープン時で155.1×130.1×7.1 mm、Galaxy Z Fold3は158.2×128.1×6.4mmで、縦が3.1mm細くなり、横に2mm長く、厚みは0.1mmほど厚くなりました。これにより閉じた時も厚みや高さも減少しており、僅かではありますが持ち運びしやすい形状となっています。
重量は263gで、Galaxy Z Fold3の271gで-8gと軽量化。
カラーはグレーグリーン、ファントムブラック、ベージュの3色で、公式オンラインストア限定でバーガンディというカラーがあります。
Naturally classic hues. You can’t lose, whichever #GalaxyZFold4 you choose. #SamsungUnpacked
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— Samsung Mobile (@SamsungMobile) August 10, 2022
フォルダブル対応Android 12L
OSはAndroid12Lで、フォルダブル対応されたOSとなります。主にマルチタスク/マルチ画面が容易になっていて、タブレットモード時には下部にあるアプリをドラッグするだけで簡単にマルチ画面で使えます。
Wipe out tasks in fewer taps. #GalaxyZFold4 #SamsungUnpacked
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— Samsung Mobile (@SamsungMobile) August 10, 2022
Galaxy Z Fold3のAndroid11でもマルチ画面はできましたが、私は使いづらさはかなりあり面倒であまり使わないという結果になりつつあるので、このAndroid12Lには期待大です。
ディスプレイ
ディスプレイはオープン時で7.6インチ、クローズ時で6.2インチは変わらず。
ただ解像度がオープン時で2208×1768から2176×1812,クローズ時で2268×832から2316×904へと微妙に変更。
これはアスペクト比が縦方向が少し短くなるように変わった為。
メインディスプレイとサブのカバーディスプレイ共にDynamic AMOLED 2X Displayは変わらず、120Hzディスプレイも変更無しです。
CPU/メモリ/ストレージ
SoC(CPU)はSnapdragon 8+ Gen 1 オクタコア3.0GHzで、Galaxy Z Fold3のSnapdragon 8 Gen1からCPU/GPUが10%アップ。NPU(機械学習プロセッサ)は約1.7倍高速化されています。
AnTuTuV9ベンチマークはまだ正式なデータはありませんが、概ね110万点は超えるだろうと言われており、Snapdragon8 Gen1の105万点程度より10%弱スコアアップという結果になりそうです。
メモリは12GBでGalaxy Z Fold3と変わらず、ストレージは256GB/512GBに加え1TBモデルが追加となっています。microSDには非対応。
バッテリー/充電
バッテリーは4400mAhでGalaxy Z Fold3と変わらず。
急速充電も25W止まりで変更無し。15Wのワイヤレス充電と、4.5Wのパワーシェアと呼ばれるワイヤレスリバースチャージに対応します。
カメラ
背面カメラはメイン50MP+12MP超広角+10MPの3倍光学ズームカメラとなりました。
カバーカメラは10MP、オープン時のフロントカメラは埋め込み型の4MPです。こちらはスペック変わらず。
IPx8防水
Galaxy Z Fold3同様にIPx8防水に対応します。
まとめ
他には側面指紋認証等はGalaxy Z Fold3と変わらず、冒頭に書いたように全体的にGalaxy Z Fold3からの劇的な変化はありません。Galaxy Z Fold3ユーザーがGalaxy Z Fold4に積極的に乗り換える要素は少なめですが、Android12Lによるマルチ画面の使い安さ、僅かに軽く薄くなった本体など使い勝手が向上しているので、そうしたところに価値が見いだせれば乗り換えも良いでしょう。
ただフォルダブル機はまだ使った事が無いという方には、私がGalaxy Z Fold3に感じたような恐らく絶品の使い心地になるはずで、オススメです。
価格は1799.99ドル~と日本円で24万円程度とこちらも変わらず。
海外では2022年8月26日から発売されますが、当然のように日本のSamsung公式サイトにも日本語ページがあり恐らくはdocomo/auといった国内キャリアからも発売されるのは間違いないと思われます。
スペック
Samsung Galaxy Z Fold 4 | Samsung Galaxy Z Fold 3 SM-F926B |
|
ディスプレイ | Open(タブレットモード) 7.6インチ 2176×1812 AMOLED Dynamic AMOLED 2X Display リフレッシュレート 120Hzクローズ(スマホモード) 6.2インチ 2316×904 AMOLED Dynamic AMOLED 2X Display リフレッシュレート 120Hz |
Open(タブレットモード) 7.6インチ 2208×1768 AMOLED Dynamic AMOLED 2X Display リフレッシュレート 120Hzクローズ(スマホモード) 6.2インチ 2268×832 AMOLED Dynamic AMOLED 2X Display リフレッシュレート 120Hz |
SoC(CPU) | Snapdragon 8+ Gen 1 オクタコア3.0GHz | Qualcomm Snapdragon 888 オクタコア2.84GHz |
メモリ | 12GB | 12GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB UFS 3.1 | 256GB/512GB UFS 3.1 |
OS | Android 12L | Android 11 |
カメラ | ・バック 50MP (広角)F値1.8 12MP (超広角123度)F値2.2 10MP (望遠)F値2.4 ・画面内カメラ 4MP F値1.8 ・カバーカメラ 10MP F値2.2 |
・バック 12MP (広角)F値1.8 12MP (超広角123度)F値2.2 12MP (望遠)F値2.4 ・画面内カメラ 4MP F値1.8 ・カバーカメラ 10MP F値2.2 |
バッテリー/充電 | 4400mAh / 25W PD急速充電/Qiワイヤレス充電/パワーシェア |
4400mAh / 25W PD急速充電/Qiワイヤレス充電 |
WiFi/Bluetooth | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax Bluetooth 5.1 / NFC |
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax Bluetooth 5.1 / NFC |
SIMスロット | nano SIM x2/eSIM x1 デュアルスタンバイ |
nano SIM x2/eSIM x1 デュアルスタンバイ |
microSD | – | – |
対応周波数帯 | – | 2G : GSM 850 / 900 / 1800 / 1900 3G : HSDPA 850 / 900 / 1700(AWS) / 1900 / 2100 4G : 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 14, 18, 19, 20, 25, 26, 28, 30, 38, 39, 40, 41, 46, 48, 66, 71 5G: N1, N3, N5, N7, N8, N20, N28, N38, N40, N41, N77, N78, N66 |
サイズ | *オープン時 155.1×130.1×7.1 mm |
*オープン時 158.2×128.1×6.4mm |
重さ | 263g | 271g |
カラー | グレーグリーン ファントムブラック ベージュ |
ファントムブラック ファントムグリーン ファントムシルバー |
その他 | ・USB Type-C ・側面指紋認証 ・イヤホンジャック なし ・IP68防水防塵 ・Sペン対応 |
・USB Type-C ・側面指紋認証 ・イヤホンジャック なし ・IP68防水防塵 ・Sペン対応 |
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