Google Glassとソニーのスマートアイグラスを初体験

先日から勝手に(!)お送りしている『スマートフォン&モバイルEXPO』シリーズ
先日は、ファーウェイブースでAscend Mate7とMediaPad X1を触ってきましたが、今回は地図で有名なゼンリンさんのブースで、産まれて初めて「Google Glass(グーグル・グラス)」と、ソニー「スマートアイグラス」が体験できたので、その体感レポをお送りします。

ゼンリンはおなじみのナビ絡みでこのGoogle Glassとスマートアイグラスを使った道案内ができるというもの。
ちょっと順番待ちができるほどの人気で、私もまだ未体験ゾーンだったので、試用させて頂きました。

Google Glassの使用感

まずはGoogle Glassです。

簡単に言いますと、Google Glassを付けて車を運転していると、Google Glassにナビが表示されたり、ARのように建物名が見えたりするというもの。

早速私も体感です。着けてみた感想を言いますと「軽い!」の一言。
見た目軽そうだけど実際はずしっとくるんじゃない?とか思ってましたが、ふつーのメガネ以下の軽さでしたね。

意外と画面が小さい

あまり予備知識無く、ぱっとGoogle Glassの世界に入ってしまったのもあるんですが、画面が小さい・・・。
両目の視界を9分割にして、その右上だけが透過型のモニターのようになっている。
9分割よりももっと小さいかもしれない。

こんな感じのを予想していたのですが、実際はより小さい。

これでWebが見れたりするらしいのですが、マジ?無理じゃね?と思いますねー。

ただ相性がいいのはナビで、デモで見せて頂いたのはかなり面白かった。
イメージとしてはこんな感じです。

この写真で見ると画面はある程度大きそうに見えますが、人間の視界はもっと視野が広いので、画面自体は小さく見えるって感じです。

ただナビだけでなくARのようなものもあって
横浜の走行デモで、赤レンガ倉庫をチラッと見ると「赤レンガ倉庫」と表示されたり、コンビニを見れば「ファミリーマート」と表示されたりする。
知っている道であればうざいかもしれないが、観光で初めて来た街ではとても便利な機能だと感じた。

ソニー・スマートアイグラス

お次はソニーのスマートグラスです。

デモとしては、Google Glassと違って「徒歩用」として開発された『いつもNAVI for SmartEyeglass β』。
早速お試しです。

見え方に関しては、ゼンリンのHPに写真があったので、お借りしました。

これはARのような感じで、実際見ている映像に、その建物情報や目的地情報を付加してくれてる。
目的地はを設定すると、このように目的地が塔のように”ここだよ”って感じで分かりやすく表示される。

違う方向を向いていても、画面自体が目的地側に表示されてなんとなく誘導する。例えば目的地は進行方向右後ろで完全に間違っているように歩いている場合、正面向いているとARで店舗情報などしか出ない。しかしその情報画面が右側に表示されて、”目的地自体が右のほうにあるよー”と暗に示してくれるという日本人らしい心遣い。

アメリカ人だったらデカイ矢印で警告してきそうなナビだけど・・・とそのままデモして頂いた方に聞いてみました。
「実はそれも考えたのですが、徒歩の場合いろいろと寄り道もあるでしょうし、観光しながらという事もあるでしょうから、あまり強いナビ機能は無くしました。あくまで”最終目的地はこっちのほうですよー”という考えが丁度いいのではないかと。歩きながらだと、だいたいこの方向という事さえ分かれば目的地には着けるので。もちろん将来的にはナビ機能を入れる事も可能です。」

なるほど。確かにそうだ。
Google Mapのナビ機能とかも便利だけど、やれここ曲がれとかうるさいんですよね。あれ。
そう考えると、ぷらっと歩いて主張しすぎないほどに案内してくれる『いつもNAVI for SmartEyeglass β』は、Google Glassのデモよりも気持ちよく使えたし、日本人らしい機能です。

アップルウォッチよりも実用的

Google Glassにしても、スマートアイグラスにしても、こういう時代が来たのだなと感じる面白さを感じた。
Apple Watchのような「あると便利かも」「何かに使えそう」レベルのデバイスよりは、明らかに役立つし、使いこなせば世界が変わる可能性があるなと感じた。
腕時計がスマートデバイスになっても、それほど変わらないけど、メガネがスマートデバイスと接続されると、こんなにも情報の可用性が広がるんですなぁー。
今回はナビに絞った内容ですが、カメラ機能でGoPro要らずな日が来るかもしれないし、それこそドライブ中のドラレコも要らず、自分が見ていた映像が全てスマホに転送されて録画されているようなこともできる。

様々なシーンやデバイスとのシナジーが期待できるわけで、デモが終わった後もどうやったらもっと面白い使い方ができるだろうかと考えさせられてしまうデバイスでした。
しかし、釣りをして魚を釣り上げた際に、サカナ図鑑と照らしあわせて魚名と調理方法でも出してくれないかなとか、自分のアイデアではしょぼいのしか浮かんでこなかったのが悲しかったですけどね・・・

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