UNISOC T606搭載の8.4インチ Androidタブレット「ALLDOCUBE iPlay50 mini NFE」を自腹購入してみました。
価格的にも1万円台と低価格で、8インチタブレットブームの火付け役となった初代ALLDOCUBE iPlay50 miniのマイナーチェンジ版と言ってもいい、NFE版を使ってみました。
特徴とスペック
ALLDOCUBE iPlay50 mini NFEは、基本的にはALLDOCUBE iPlay50 miniで、大きな違いとしては、Widevine L1対応且つネットフリックスに対応した点、あとはストレージが倍増して128GBになった点です。
ALLDOCUBE iPlay50 mini NFEでは、ネットフリックスだけでなく、Disney+、hulu、Amazonプライム・ビデオ、YouTubeでもHD画質で楽しめると謳ってます。
ディスプレイはALLDOCUBE iPlay50 miniと変わらず、8.4インチと小型であるにも関わらす、WUXGA(1920×1200)の高解像です。この高解像度をSD画質だと活かせていないわけで、Widevine L1対応+ネットフリックス等の動画サブスク対応で、ようやく完成形となったと言っても良いでしょうね。
ALLDOCUBE iPlay50 mini NFE | |
ディスプレイ | 8.4インチ 1920×1200 WUXGA IPS |
CPU | UNISOC T606 8コア 1.6 GHz |
メモリ | 4GB + 仮想8GB |
ストレージ容量 | 128GB microSD(最大512GB) |
OS | Android 13 |
カメラ | フロント: 8MP バック : 13MP |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth V5.02G GSM: B2/3/5/8, 3G WCDMA: B1/2/5/8, 4G FDD: B1/2/3/5/7/8/20/28AB, TDD: B38/40/41 |
インターフェース | USB Type-C microSD(最大1TB) nano SIMx2 |
バッテリー/急速充電 | 4000mAh / 10W |
重量 | 292g |
サイズ | 202.7x126x7.5mm |
その他 | 3.5mmイヤホンジャック GPS/Beidou/Galileo/Glonass Widevine L1対応 :Netflix/Disney+/AmazonPrime/hulu |
同梱品
ALLDOCUBEは日本にも参入しているので、結構すぐ届きました。NFEの文字の主張が強い。一番のウリですからね。
同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブル、充電器、SIMトレイ取り出しピンがあります。
充電器は一般的な10W(5V-2A)の充電対応で、ALLDOCUBE iPlay50 mini NFE自体が急速充電非対応です。
そのため、この充電器ではなくとも全然使えるわけです。
ディスプレイは発色よく綺麗
8.4インチ 1920×1200 WUXGA解像度とサイズに対してオーバースペックとも言える高解像度なので普通に綺麗です。
ただ輝度としてはそれほど高くないものの、太陽光下でなければ普通に見れます。
IPS液晶ですが視野角もこんな感じで少なめではありますね。
その他外観
その他外観面では、大きく特筆することはなく、一般的なタブレットですね。
縦持ちした際に、ボリューム/電源が右サイド上部にくる形。
但しUSB Type-C充電端子は、画面上部側面にあります。充電しながら使う時に邪魔になりにくいのはメリットあります。
イヤホンジャックはUSB Type-C端子の右側。SIM/microSDカードトレイも見えますね。
SIMは以下の周波数帯をサポートしています。
4G LTE周波数帯は日本ではSoftBank系のB8のみ。プラチナバンド対応だと、山間部や都市部のビル群があっても電波は掴みやすい。ただdocomoのB19には対応して欲しかったところ。こういうとこがまだALLDOCUBEが弱いんですよね。
TECLASTとかHEADWOLFは対応しつつあるので、ALLDOCUBEにもそろそろ期待しています。
2G GSM: B2/3/5/8,
3G WCDMA: B1/2/5/8,
4G FDD: B1/2/3/5/7/8/20/28AB, TDD: B38/40/41
ベンチマーク結果
搭載されているUNISOC T606 SoC(CPU)の実力ベンチマークで試してみました。
T606は、様々なタブレットに使われる比較的ローエンド系プロセッサで、もっと下にはAllwinner製などもあり、ローエンド系の中でも上位に位置するプロセッサです。
そのUNISOC T606のAnTuTu Ver10 Liteベンチマークスコアは25.9万点でした。
実際動作は基本的には快適で、その他動画/ネット閲覧も比較的サクサクです。
ゲームはウマ娘プリティーダービーも一応ちゃんと動作します。ただ快適かというとちょっと引っかかるので、よりライトなゲームならという感じですね。
動画はネットフリックスHD画質に対応
タブレットと言えばNetflixやアマゾンプライムビデオ等の動画視聴がメインというケースも多いでしょう。
タブレットではNetflixやAmazon Prime VideoでSD画質以上であるHD高画質が選べないなんてことがありますが、ALLDOCUBE iPlay50 mini NFEは著作権保護レベルのWidevine L1に対応しています。
そしてNetflixでもWidevine L1対応を謳っている製品。実際に見てもちゃんとL1=HD画質です。
実際に、NetflixではL3(SD画質)となるALLDOCUBE iPlay50 mini Proと見比べてみました。
以下左がALLDOCUBE iPlay50 mini NFE。右がALLDOCUBE iPlay50 mini Pro(SD画質)です。
正直、見比べる前はSD画質でも8.4インチならそう汚さは感じないのですが、フルHD画質表示となるALLDOCUBE iPlay50 mini NFEのほうが輪郭がはっきりくっきりとしていて、絵にシャープさがあります。
人物などでももやっとした映像がシャキッとする為、見比べれば断然違うのが分かる。
これがNFE版での大きなメリットです。
ただスピーカーはシングルで、それほど良いとは言えないレベルなので、あくまで値段なりという感じですね。
まとめ
ALLDOCUBE iPlay50 miniからALLDOCUBE iPlay50 mini NFEになってスペック面ではストレージが倍増していますが、それ以外ハード的には変わっていない。ですが、ネットフリックス等で高画質対応となる点は、大きなメリットです。
UNISOC T606プロセッサは可も無く不可も無くですが、1万ちょいのタブレットの性能としてはリーズナブルだし、普段使いも基本的にはサクサクと動きます。8.4インチというサイズは充分使いやすく、ネット見たり電子書籍で読書したり動画見たりするには最適なサイズ感です。
ALLDOCUBE iPlay50 miniから乗り換えるほどのメリットはありませんが、1万円ちょいの予算の範囲の中で8インチクラスのタブレットが欲しいとなれば、ALLDOCUBE iPlay50 mini NFEは有力な選択肢になるでしょうね。
価格
ALLDOCUBE iPlay50 mini NFEは、楽天/Amazonの公式ストアにて発売中。
価格は、1万4980円ですが、1000円オフクーポンと、ポイント還元もあります。