リンクシェア主催の「PC・デジモノフェア2015」に参加してきました。
そこで、マウスコンピュータのSIMフリーLTEスマートフォン『MADOSMA Q501』に結構じっきくり触れたので実機画像とレビューをお届けします。
個人的にWindows Phoneには凄く興味がありましたが、なかなか触れる機会もなかったので、買うかどうか悩んでいたのですが、Windows10 Mobileも発表され、「ちょっと待つか」と。で、このMADOSMAはWin Phone8.1updateからWin10 mobileへのアップデートも確約されているモデルという事で興味津々。
スペックそこそこですが、軽くて動作軽快な感じですよ。
本体写真とレビュー
まずは端末としてのレビューから。
液晶面と使用感
5.0インチのSIMフリー機MADOSMAの重量は125g。
iPhone 5sの112gより13gも重いはずなのに、むしろ軽く感じる。
プラスチックボディとメタリックの差だろうか、バランスが良いのか分からないが、恐ろしく軽量です。
ボタン配置は左から、戻る・ホーム(Windows)・検索。
戻るキーを長押しするとマルチタスクキーになる。
検索ボタンは要らない気もしますが、こればかりはWindows Phoneの仕様だし仕方ない。
Android派から移行するとちょっと戸惑うが、慣れで解決できるでしょう。
動作は至って快適で、CPUが1.2GHzのクアッドコアというAndroidだと超エントリーレベルですが、サクサク動くのには驚いた。
特有のタイル画面もなかなか使い勝手ヨシ。このタイル方式はAndroidやiOSのものより直感的で分かりやすく、対応していればモーションウィジェットで動くのはカッコイイデザインだと思う。PC版Win8では不評だったタイルだけど、Phoneになったとたんに便利になる。人間の感性って難しいものだなぁと思いますね。
背面とカバー
背面には下部にモノラルスピーカー、上部に800万画素カメラという構成。最近のスマホスペックから見れば最低限だけど、実際カメラスペックなんて800万画素以上あっても使いこなせない自分にはコレで十分。
プラスチック素材のマット仕上げ調。調というは完全なマットではなく光沢もありつつも指紋が目立たない程度なマット仕上げという事で、これはなかなか機能性という面ではいい。
しかし触った感触としては「安っぽい」イメージ。ま、実際実売価格は2万円台なのだから安いのだけど。
「マットカラーは良いんだけど、やっぱりもっと明るい色も欲しいな」というそんな人にはオプションでカバー2色セットもある。(税込み2,980円)
カバーは簡単に取り外して交換できるので、私なら保護カバーは付けず、好きな色で使って傷ついたら違う色に交換して楽しみますね。こちらはツルテカで指紋が目立ってしまうタイプだけどカラーを手軽に変えれるメリットは大きい。
左側面
本体左側にはボリュームボタンがある。やや位置が上側なので操作しずらいかなとも思ったが、5.0インチのスマホの割には手が届きやすい。
側面は少しだけえぐれているのでしっかりと握りやすいからなのかも知れない。
右側面
右側面は電源ボタンがある。これもやや上部に位置している。ボリュームボタンのように余り触らないものではなく、頻繁に触れるモノなので、もう1-2cm下ならもっと良いのにと感じた。Android系のスマホでは、電源ボタンを右側面やや中央寄りに配置するのが流行っているが、やはりそれは握った時にぱっと指に当たるから使いやすい為だと思う。そういう意味では今ひとつだ。
上部
個人的にはmicroUSB端子は本体下側のほうが、充電しながら使うには便利だと思っている。
と言う事で来れも若干マイナスですな。
下部
上部にmicroUSBポートがある為、下部には何もありませんね。
その他
カバーの中身を外して見たかったが、デモ機と言う事でできず・・・。
中にはSIMスロットとmicroSDスロットがある。
Windows Phone10へのアップデートは?
現行の『MADOSMA Q501』はWindows Phone 8.1というバージョンで、マイクロソフトが本気を出した「Windows10 Mobile」にもアップデート可能です。ただし時期は年内予定。
最初はOTA(ネットワークアップデート)ではなく、センドバック対応のみです。センドバックとはマウスコンピュータに端末を自ら送り
、サービスセンター内でアップデートして送り返してもらうという方法。
アップデート費用は3,000円+マウスコンピュータに送るときの送料が自腹です。
OTAアップデートはその後準備でき次第となるとの事。
基本的にスマートフォンを送ってアップデートしてもらうって、「その間電話としての機能はどうするんじゃい?」と思いますが、Windows Phoneをメインで使う方はまだ少数だと思いますので影響少ないのかな? それでもという方には、代替機サービスが1980円で提供されています。費用もそこそこかかるので、「一刻も早くWindows10 Mobileが欲しい」という方以外は、センドバック対応よりOTAが降ってくるのを待つ方が良いでしょうね。
まとめ:Windows10mobileへの足がかりとしてはアリな端末
MADOSMAの良い所としては、2万円台の安価なSIMフリーLTE 5.0インチ端末だという点でしょう。
Windows Phoneは試してみたいけど、いきなり5万円以上のものは怖くて買えない。でも使ってみたい。
それまさに私だ(汗)
そんな人には良い端末で、Windows10mobileへのアップグレードも約束されており、将来性もある。
難点としては、低スペックだという事、ちょっとおもちゃ感が漂う端末だという点でしょう。
触った感じでは1.2GHzのクアッドコアと1GBしかないメモリは快適に動作していたのですが、アプリをばんばん入れてマルチタスクで動かして・・・となると遅さも出てくるでしょう。そうなったときに実用上どうかなと心配になる。
質感も高いとは言えず、Androidで同じ価格帯で「htc Desire EYE」や「ZenFone2 Laser」などがある事を考えると、「おおーWindows Phoneを使ってみたい!!!」という欲求が冷めて冷静にこの端末を見てみると買う理由がなくなる。
それでもWindows10 Mobileには、ContinuumというスティックPCにもなる機能があり、「スマホとしても使えるスティックPC」と考えれば悪くない選択肢かなとも思っている。Windows10 Mobileでは今後日本ではAcerなども参入してくるので、廉価Windows PhoneはMADOSMA一択な状況では無くなってくると思いますが、今のうちに使っておこうという人にはアリな端末です。
私はもう少し静観かなぁ・・・Windows10 mobile端末が出そろってから考えようと思ってます。
スペック
製品 | MADOSMA Q501 |
ディスプレイ | 5.0インチ 720×1280 IPS液晶 |
CPU | Snapdragon 410 MSM8916 (クアッドコア / 1.2GHz) |
RAM | 1GB |
ROM | 8GB |
OS | Windows Phone 8.1 Update (Windows 10 Mobileアップグレード提供予定) |
カメラ | 前面 200万画素/ 背面 1300万画素 |
バッテリー | 2300 mAh |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11 b/g/n Bluetooth 4.0 |
SIMスロット | micro SIM x1 |
SDカードスロット | microSD (最大64GB) *16GBカード添付 |
3G/ 4G(LTE) |
LTE: B1/B3/B19 3G W-CDMA : B1/B8/B19 |
サイズ | 縦142.8/幅70.4/厚み8.4mm |
重さ | 125g |
価格 | 実売2万円台後半 |
その他 | ・GPS / A-GPS ・近接 / 光 / 加速度 / 電子コンパスセンサー |
連続待受時間 | 約460時間 |
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