『Onda V891w CH』のレビュー3回目です。 一応今回で一区切りで最終回。
前回までの記事はこちら
第1回レビュー記事:『Onda V891w CH』~開梱編
第2回レビュー記事:『Onda V891w CH』~外観と基本機能チェック編
今回は、【ベンチマークや電子書籍の使い勝手は?編】という事で、実際使ってみてどうなの?という部分をチェックしていきたいと思います。
ベンチマークしてみた
どの程度使えるかの目安としてベンチマークがあります。ゲームとかする方なら気になる部分なのでチェックしてみました。
Android5.1 → AnTuTuベンチマーク
Androidでは定番のAnTuTuベンチマークでチェックしてみました。
結果は・・・62325!!! かなりいい!
60,000越えなら、Androidの一般的なアプリなら余裕のストレスフリーでしょう。
ゲームに関してもよほどの重いゲーム以外なら全然OKです。とりあえずモンストとかパズドラとか入れてみましたが、こういうゲームなら楽勝です。
Windows10のベンチマーク
Windowsではベンチマークはいろいろとありますが、まずはCrystalDiskMarkでeMMC 32GBの速度チェック。
結果はこのようにいまいち。eMMCはモノによっていろいろいと差があるデバイスですが、HDDより遅い。それでも他の中華タブレットのベンチ結果から見ると、僅かですがマシです。
次にドラゴンクエストXベンチを走らせてみました。
結果は・・・やや重。2988というスコアもCherry Trail Atom CPUにしては頑張っている方。
とは言っても、640×480の解像度での結果ですし、最低限レベルであることは変わらないです。ゲームに関してはブラウザゲームなら大丈夫でしょうが、ドラゴンクエストXのようなMMOは厳しいのが現実です。ただOfficeアプリやブラウザで何かを調べるといったことは普通にできるのでご安心下さい。
液晶は見やすいか?
液晶画面はWUXGAという高解像度を搭載しているので、やはりネットを見たりすると良い仕事してくれますね。ちょうど手持ちに8インチのTeclast X80 Proがあるので比べて見ました。
発色もいいので、WindowsでブラウザからYahooニュース見たり、Androidのニュースアプリを見ても違和感無く見れます。画面が青みがかったり、尿液晶のような黄色いという事もない。上の画像は色合いが黄色っぽいが、肉眼では違和感無し。むしろX80 Proの青みが気になる。サイズも0.9インチ大きいだけですが、大きい分文字も少し大きく見やすい。
視野角もそこそこ広い。画面をここまで傾けてみるとさすがに白んだりするが、正面から見ている分には至って綺麗な液晶と言えます。
ただ画面自体はぎらつきがあるので、ノングレアの液晶保護フィルムを貼りたい所。しかし8.9インチなんてサイズの液晶保護フィルムは売ってないんですよね。自分でカットしないとダメかも。
電子書籍は見やすいか?
Onda V891w CHというタブレットに何を求めるかは人それぞれでしょう。
私の場合は、8.9インチのWUXGAという解像度のタブレットに期待してしまうのは、やはり電子書籍リーダー/漫画ビュアーとして満足な端末かという点。
まずはKindleアプリをAndroid5.1に導入してみました。
まぁテキストベースなら余裕です。Kindleは文字サイズも自由に変えられますしね。
漫画はどうでしょう。
綺麗に見えますねー。ただ漫画ビュアーとして考えるとボリュームボタンにページ送りを割り当てて片手で読みたいという衝動に駆られますが、ボリュームボタンは右側面の上のほうにあるので片手はちょっと無理でした。
次に、私の愛用しているdマガジンはどうか。雑誌だとなかなか小さい字は見づらいですが・・・・
A4の1ページだけの表示なら余裕で読めますね。8インチのX80 Proだとdマガジンはつらかったので、0.9インチアップは影響デカい。文字もWUXGAという解像度だけあって、ジャギーもなく至って読みやすい。
まとめ:8.9インチWUXGAのニッチなサイズながら使える子
サイズ的に、8インチと10インチの中間となね、8.9インチというニッチな世界にあるOnda V891w CH。
でも実はこのサイズはかなり使いやすい。8インチタブレットでは小さすぎ、10インチでは重すぎるという方にはジャストサイズでしょう。
特に高解像度が欲しい方にとって、8インチのWindowsでは文字が小さすぎるので、「ちょっとだけ画面サイズが上のものが欲しい」という欲求は結構あるのかなと思います。私なんかまさにそうだし。
重量も425g(カタログスペックは398g)程度なので、ほぼ8インチタブレットと変わらないか、やや重い(+50-80g)程度ですから、毎日持ち歩いてもそれほど苦にならない。
価格が1.2万円前後なので、トレードオフとしてプラスチック筐体で、多少の安っぽさはあります。でもこのようなニッチ且つ私にとって必要なサイズを提供してくれたOndaには拍手を送りたい。これでWXGA解像度なら見向きもしない私ですが、WUXGAによりぐっと使いやすい端末に仕上がっていると思う。
8インチタブレットに飽きた方、サイズ的に不満がある方ならかなり満足すると思いますよ。ストレージがかなり厳しかったので、今後は4GB RAM+64GB eMMC構成も出して欲しいところです。これが売れればきっと出してくれるでしょう。
第1回レビュー記事:『Onda V891w CH』~開梱編
第2回レビュー記事:『Onda V891w CH』~外観と基本機能チェック編
第3回レビュー記事:『Onda V891w CH』~ベンチマークや電子書籍の使い勝手は?編
販売サイトの紹介
このOnda V891w CHは、Everbuyingで約115ドル(12,000円~13,000円ぐらい)という低価格で発売しています。
価格はクーポンやセール等で変わってきますが、性能を考えればこの価格でも充分安いですよ。
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・Onda公式ページ : Onda V891w CH