中華タブレットレビューです。今回は9.7インチのデュアルOSタブレット『Onda V919 Air CH』のレビューです。
Everbuyingさんのご厚意により、サンプル提供を頂きました。
Onda V919 Air CHは以前から使ってみたかったのですが、なかなかタイミングが合わずという感じでしたので、丁度良い機会になりました。V919 Air CHは、9.7インチのiPad Airクローンと言っても良い端末で、Cherry TrailのAtom Z8300に、9.7インチ2048 x 1536 (264ppi)のQXGA液晶を搭載してます。解像度的には化け物クラス。(だからこそiPad Airクローンなのですが)
OSはWindows10版とデュアルOS版がありますが、今回はWin10+Android5.1のデュアルOS版をレビューします。RAM 4GB / ROM 64GBの強力版です。
なお『Onda V919 Air CH』は、以前この記事でもご紹介しましたので、細かいスペック等はこちらをご覧下さい。
紹介記事 :4GB RAM/64GB ROM搭載 Win10+Cherry Trail搭載強力タブレット『Onda V919 Air CH』
9.7インチのiPad Airクローンは、Teclast X98 Air 3Gを持っているのですが、実はX98 Airは2GB RAMでBay Trail世代の為か、ちょっとだけもっさり気味なんですよね。そのあたりがCherry Trailと4GB RAMで解決しているのか楽しみです。
と言う事で早速どんなものなのか見ていきまょう。今回は開梱~外観チェックまでやってみます。
開梱の儀
さっそく開梱。
同梱物はUSB充電器、microUSBケーブル、あとはマニュアル各種ですね。一般的な構成です。ただ中華タブレットでよくあるITGケーブルは添付していない。
本体は9.7インチなので、そこそこ大きいが、重いとか持ちづらいという事はない。
ゴールドというカラー自体、それほど好きでは無いのですが、実際触ってみると嫌みの無い綺麗なカラー。そしてメタル筐体の為高級感があります。ただ上下のちょっと色味が違う所はプラスチックです。ちょうどテカって見えるところが金属ですね。まだもったいなくて保護シートを剥がしていません(汗)。
重量自体はなかなか軽い。iPad Air2のSIMフリーモデルが444gだから、中華タブレットとして相当頑張っていると思います。
本体チェック
画面側。
上部にカメラという一般的な構成。カメラは200万画素。
画面下部にはWindowsタッチキーがある。これはAndroidでもホームボタンとして動作するので、意外と利便性があっていい。
下部側面には特にない。
右側面。電源ボタンとボリュームボタンがある。
MIcroSDスロットはカバーを開ける事でアクセスできるようになっている。
上部。イヤホンジャック、MicroUSB、microHDMI、マイクがある。タブレットだと本体持ちながらの充電は上に端子が来た方が使いやすいので、この配置は悪くない。
ただマイクが上部にあるのは効果的かは疑問。私はスカイプ等のビデオチャットなどはやらないので、この位置だと不安に感じるが、どっちみち4辺のどの側面にあってもいまいちなんだろうと思った。前面にあればベストだけど、側面にしか置けないなら、上部が一番マシなのかもしれない。
背面。前述のように真ん中の大きな部分がメタル、上下でちょっと色味が違う所はプラスチックです。
ただそれでも充分な剛性感で、手で持つ部分はがっちり&冷やっとしていてなかなか高級感があってよろしい。下部にはモノラルだがスピーカーがある。
起動してみた
起動してみました。デュアルOSなので、起動時にOS選択画面が表示されます。
今回はとりあえずAndroid5.1で起動してみる。素晴らしい事に、日本語ロケールがプリインストールされていました。
アプリはOnda独自のものや中国アプリは一切無し。Google謹製のもののみで、ほぼプレーンなAndroidという素晴らしい状態。アプリをいちいちアンインストールしなくていいのは助かります。
でもって、一番気になるWUXGA(1920×1200)の画面を試してみる。解像度の高さはやはり素晴らしく、Yahooニュースなんか見ても綺麗の一言。
価格はやや高いが、質が高いタブレット
今回はざっとOnda V919 Air CHの開梱から本体レビューまでやってきました。
ゴールドの筐体カラーは写真で見ると「くすんで見えていまいちだな」と思っていましたが、落ち着いた色でありながら、意外と(?)高級感もあるのに驚いた。中華タブレットだけに期待度は少なかったのですが、これはほんと意外。やはりメタリックパーツを多様している点で質感が高まっているのでしょう。
ベンチマークなどは次回レビューで実施しますが、とりあえず使ってみてもサクサクと快適だし、さすがはCherry Trail世代。Androidぐらいなら、解像度が高くてもほんとに違和感無く使えますね。4GBもRAMがあるのも効いていると思いますし。(スマホで4GB RAMと言ったら超ハイエンドですからね)
ただ難点は価格かな。Everbuyingでは記事作成時点で252.24ドル。約27,000円台。
ライバル機のTeclast X98 Plus 3Gがだいたい同スペックで220.55ドルですから3000円ぐらい安い。ただこれはセールなどで価格が前後する面もあるので一概に言えないけど、だいたいV919 Air CHのほうが高い傾向があります。価格的には私がよく使うGearBestがもう少し安い事が多いので、そちらを利用してもいいでしょうね。
またEverbuyingでの送料は、Expedited Shipping(高速配送)が、0.01ドルとほぼ無料です。これは嬉しいですね。
それにしても、私はOnda端末が結構好きでして・・・これは比較出来るからこそなんですが、Teclastのタブレットって、ちょっと液晶が浮いているというか、画面とガラスに隙間があるというか、美味く説明できないのですが、Ondaのほうが違和感無く触れるんですよね。
次回はAnTuTuのベンチマークや電子書籍との相性など、もうちょっと使い込んだ感想をお届けする予定です。
関連サイト/関連記事
・紹介記事 :4GB RAM/64GB ROM搭載 Win10+Cherry Trail搭載強力タブレット『Onda V919 Air CH』
・Everbuying販売ページ:Onda V919 Air CH
・GearBest.com販売ページ : Onda V919 Air CH Windows10版 / Win10+Android5.1のデュアルOS版
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.comの買い方ガイド :「中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで」