ランニング中は耳を塞がずに音楽を楽しみたいものですが、周囲の音も聞こえる事で安全性は高まります。
そんなとき骨伝導ヘッドホンはオープンイヤーで使いやすい。
でも骨伝導は音質が物足りないと感じることも少なくなかったわけです。
そこで発売されたのがShokzのフラッグシップモデル「OpenRun Pro 2」。
骨伝導と空気伝導を融合させ、低音と中高音を増したモデルです。
このShokz OpenRun Pro2をレビューしていきます。
Shokz OpenRun Pro2の特徴
Shokzの「OpenRun Pro 2」は骨伝導ヘッドホンのフラッグシップモデル。
最大の特徴は、新技術「DualPitchテクノロジー」の採用し、骨伝導スピーカーと空気伝導スピーカーを巧みに融合させてデュアルドライバー方式となっています。これにより従来の骨伝導イヤホンでは難しかった深みのあるパワフルな低音と、クリアで繊細な中高音の両立を実現しています。
もちろん、耳を塞がないShokzならではのオープンイヤーデザインは健在。ランニング中も周囲の音を確実に聞き取れ、安全性を確保できます。
さらに、最大12時間の再生長時間バッテリー、風切り音の中でもクリアな通話を実現するノイズキャンセリングマイク、汗や雨にも強いIP55防水等機能もしっかりとしており、アプリでイコライザの調整等も可能です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| スピーカータイプ | 骨伝導スピーカー & 空気伝導スピーカー (Shokz DualPitchテクノロジー) |
| 連続再生時間 | 最大12時間 |
| 充電時間 | 約1時間 |
| 急速充電 | 搭載 (5分の充電で最大2.5時間の使用が可能) |
| 充電ポート | USB-C |
| バッテリー容量 | 150mAh |
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
| 対応コーデック | SBC |
| 対応プロファイル | A2DP, AVRCP, HFP |
| マルチポイント接続 | 最大2台まで対応 |
| 防塵・防水規格 | IP55 |
| マイク | デュアルノイズキャンセリングマイク (AIノイズリダクション搭載) |
| 重量 | 30.3g |
| EQ機能 | アプリ対応 (スタンダード、ボーカル、低音強め、高音強め、プライベート + 2つのカスタムモード) |
*Shokz様からお借りしてのレビューです。
開梱と外観
同梱品は、本体、マニュアル類、充電USBケーブル、となっています。
マニュアルはマルチランゲージ仕様で日本語もありますが簡素なものです。
またこちらからPDFファイルを確認できます。ただ基本的には、電源いれてアプリとペアリングができれば、難しくない製品なので困らないです。
今回レビューしているのは、新色のスカイブルーというカラー。
外観はシンプルですが、USB Type-C充電端子や、マルチファンクションボタンが搭載されています。
USB Type-C端子はゴムカバーを外して充電する形です。IP55防水ということもあり、可能であればマグネット式充電とかのほうが心配は少なそうですが、それでも満充電で12時間使えるので充電頻度は少なめではあります。
右側には電源+ボリュームボタンがあります。この位置はとても使いやすくボタンを見ずに操作できます。
着け心地がいい
実際軽く30分ほど走って使ってみたのですが、軽くてずれず、着け心地が本当に良く快適です。
30.3gという重量は非常に軽く、めがねをしていても邪魔にもならずに耳周りに程良くぴたっとフィットします。
走っていてもずっとぴったりフィットしているので、着けていることを忘れるぐらい走りに集中できる。その後、1時間のラン、ウォーキング等で2時間とか使ってますが、耳周りが痛いとかもなく、程良いホールド感があるのが良いです。骨伝導なのでぴったりと耳の下にはくっつきますので、オープンイヤーイヤホンのような完全なる開放感のようなものはないですが、ヘッドホンタイプなので絶対に走ってて落ちない安心感があるのは大きなメリットです。
アプリでイコライザの調整も
Shokzアプリを利用することで、イコライザの調整、カスタマイズ、マルチポイントペアリングが可能です。
イコライザの調整は、スタンダード、ボーカル、低音強め、高音強め、プライベート、EQカスタムから選択可能。
EQカスタムを選べば上記右画面のように好きなように自分なりのお気に入りの調整が可能。
プライベートは、音漏れ抑制モードで、ドンシャリが控えめに調整されます。
マルチポイント接続もできる
基本的には自分もスマホ、だけど仕事でPCと繋ぎたいとかタブレットと繋ぎたいというケースもあるでしょう。そのたびにいちいちペアリング解除して新デバイスと接続というのは面倒です。
Shokz OpenRun Pro2はマルチポイントペアリングに対応しているのでこうしたケースで便利です。
要は2つのデバイスに登録しておいて、適宜切り換えられるようになっています。
音質は良好
骨伝導+空気伝導のデュアルドライバー方式であるShokz OpenRun Pro2ですが、肝心の音質はというと、これまた素晴らしい。
アプリの中のデフォルト設定であるスタンダードだと、至って普通で「こんな感じか」という印象でしたが、ボーカル、低音/高音強めを選ぶと、かなりの迫力が得られます。低音はしっかり迫力を感じるし、高音もクリアな良い音が聴けます。
特に走っている際に聴くとより痛感する。
周りがざわついている中でも良い音なので、その音に乗せられて走ってる自分に驚いた。
いつもは別のイヤホンであくまで最小限の音量で音楽聴ければいいやという感じですが、Shokz OpenRun Pro2では音量を上げて走りたくなる気持ちよさがあります。
対して、静かな環境で聴くと、それはそれで良い音ですが、ある程度音漏れはしてしまう。アプリのイコライザー設定で”プライベート”を選べば結構シャリシャリとした音漏れはある程度防げます。しかしある程度音質も下がるので、そこは痛し痒しですね。
ランやスポーツ時の骨伝導ヘッドホンとしては群を抜く良い音が堪能できます。
でも通勤/通学用で音漏れが気になるなら、それは別のイヤホンが良いでしょう。
総括 :ランで気分が上がるヘッドホン
骨伝導の最大の弱点だった音質。Shokz OpenRun Pro2は、骨伝導と空気伝導をうまく融合させた「DualPitchテクノロジー」によるデュアルドライバー構成により、他の骨伝導ヘッドホンでは物足りない低音の迫力と、クリアな中高音域を両立させています。
アプリでイコライザを細かく調整できる点も魅力です。
30.3gという超軽量で快適な装着感は、長時間のランニングでもずれず、集中力を維持して走る楽しさまで芽生えました。
当然耳を塞がないオープンイヤーデザインなので、周囲の音をしっかり把握できるから安全性も高いし、ずれない落ちないという安心感は走るときに嫌な思いをしなくて良いので嬉しいです。
最大12時間再生というロングライフも魅力。
USB-C端子がありそこから充電ができるので便利です。反面、毎回防水キャップ開け閉めするのでマグネット式充電のほうが良いかもという気もします。あと気になるのは音量上げて良い音聴きつつ電車の中とかだと音漏れは気になってくるよってぐらい。そこはイコライザ設定で”プライベート”に調整したり、あんまり音量上げすぎないという事が必要です。
しかし、ランニングやスポーツやジムで使う骨伝導ヘッドホンとしては、音質・機能性・快適性、全てにおいての頂点と言えるレベルです。
価格
Shokz OpenRun Pro2は、公式ストア、Amazonや楽天市場の公式ストアにて発売中。
それに先立ち、Shokz公式ストアでは先行セールもスタート。先行セールではポイント還元がアップしています。
その他モデルも最大31%オフ。