日本 マイクロソフトはアメリカが発表されたばかりの『Surface Laptop』を国内で発売すると発表しました。
主な特徴
まずディスプレイは13.5インチは3:2アスペクト比で、解像度は2256×1504ピクセル。3000×2000のSurface Bookには解像度では及ばないものの、そもそもこのSurface Laptopは学生などに向けて使ってもらおうと意図しているもので、解像度的には充分でしょう。(もちろん一般の人も使える)
また面白いのは、Windows 10 Sという「S」がついたOSが新搭載。これは昔あったWindows RTのようにインストールできるアプリは「マイクロソフトストアアプリ」に限られる。Google Chromeすらインストールできないものですが、更に微妙なのはWindows10 Proへの無償アップグレードの道が2017/12/31まで開かれている点。特殊な事情が無い限り、個人で買う人はのほぼ全てはWin10 Proにアップグレードするでしょう。
価格は最廉価モデルで税別126,800円~と発表されており、2017年7月20日~発売。価格的には決して「学生向け」レベルではありませんが、このスペック・デザインから考えれば妥当な金額です。
主なスペック
- CPU : 第 7 世代 Intel Core i5 / i7 プロセッサ
- RAM: 4/8/16GB
- ストレージ: 128/256/512GB SSD
- ディスプレイ : 13.5インチ 2256 x 1504 解像度 PixelSense ディスプレイ
- OS: Windows 10 S
※Windows 10 Proへ無料切り替え可。無料切り替えは2017 年 12 月 31 日まで - バッテリー : 動画再生最大約 14.5 時間
- カメラ: フロントに720p(0.9MP)カメラ
- microSD: 無し
- WiFi /Bluetooth :WiFi802.11 a/b/g/n/ac 、Bluetooth4.0
- サイズ: 308.1 mm x 223.27 mm x 14.48 mm / 1250g
- インターフェース : USB 3.0×1、イヤホンx1、Mini DisplayPort x1、Surface Connect x1、Dolby Audio Premium Omnisonic スピーカー
- その他 : Surface Pen対応
フォト/イメージ
マイクロソフトのクラムシェルノートPCは成功するか?
全体の印象としては、Surface BookとSurface Pro4の中間的な感じで、両機の尖った部分を無くして普通のノートPCを作ってみたというイメージ。
「Surface Bookのような大画面のモバイルノートが欲しいけど、さすがに1.5kgオーバーは重い」「2in1だけどタブレットとしての機能は要らないからノートPCで1.25kgぐらいにして欲しい」といった要望を形にしたという感じで、コンセプトとしては個人的には好きです。
Surface シリーズはそもそもPCがそれほど売れず、PCメーカーはデザイン面であまり冒険しなくなったという過去があり立ち上げたシリーズ。そんな中紆余曲折ありつつも、現状のSurfaceシリーズはよく頑張っていると思います。
ただ価格はじわじわと高価格化しているので、普通の人はかなり思い切らないと買いづらい価格はネック。Surface ProやSurface Bookは「ギミックがあり特別なもの」という感覚ですが、クラムシェルノートPCとなる「Surface Laptop」は価格的なライバルは山ほどあり、デザインを妥協すればより安くてに入るという現状と戦うことになります。
このデザインとバッテリー駆動時間が14.5時間というのは他社に対して強みと言えますが、Surface Proシリーズのような指名買いのような所まではいかないのではと思います。
関連サイト/リンク
・日本マイクロソフト公式サイト : Surface Laptop