妻が使っているLenovo ThinkBook14 Gen3は、先日メモリを増設して8GBから24GBになり快適になりました。
しかし、今度はバッテリーが持たないとのクレームが入りました。
最終的にはバッテリーを購入し、交換してみました。こちらは以前メモリ交換しているので作業は同じ工程なので簡単でしたね。もしバッテリーがへたってきたと思ったら参考にして頂ければと思います。
バッテリーレポートでチェックする方法
本来のバッテリー容量に対して、実際にはどの程度に容量になっているのかを簡単にチェックできます。
バッテリーレポートはWindows11で標準で持っている機能の為、フリーソフト等の導入は不要で、簡単にチェック出来る上にしっかりと現在の状況が確認できる為、オススメです。
(1) Win+Rを押して「ファイル名を指定して実行」で「powercfg /batteryreport」と打って「OK」をクリック。
(2)ユーザーフォルダ下に”battery-report.html”ファイルが作成されているので、ダブルクリックしてブラウザで開きます。
(3) 以下のように、バッテリー関連の情報が表示されます。その中に
「DESIGN CAPACITY(本来の容量)」
と、
「FULL CHARGE CAPACITY(現在フル充電したときの容量)
があります。
*以下画面は該当のThinkBook14 Gen3ではなく、手持ちの別PCのもの(画面キャプチャーしたのですが、何故かデータが消えてしまったので代用です)
上で分かるのは、本来80,000mWhに対して、現在は満充電でも59,960mWhだと言う事。80000に対して60000ですから、約25%もバッテリー容量が減っている事になります。ちなみにこちらのPCもバッテリー交換予定。
ThinkBook14 Gen3は、battery-report.htmlと画面キャプチャーしたデータをクラウドにコピーしたつもりでしたが、なぜが大元のデータも無くなってしまいました。ただ私の記憶では、確か半分近くになってたはずです。妻も実使用で2-3時間で15%-20%になる為、常に充電ケーブルを繋いで使っている次第で、確かにそれではもうノートPCとは言えないぐらいなので、バッテリー交換しました。
交換用バッテリー
ThinkBook14 Gen3のバッテリーは、「L19L3PDA」という型番でです。これで調べるとAmazonや楽天で互換バッテリーが探せます。
私は楽天のポイントがあったのと、楽天でお買い物マラソンがあった為楽天で買いましたが、単に製品価格で見るとAmazonのほうが安かったですね。
互換バッテリーという事で買いましたが、Lenovoのロゴ、型番までしっかりと本物のようにプリントされています。怪しさもありますが、こちらとしてはしっかり動いてくれればOK。
バッテリー交換方法
作業はそれほど難しくありません。
ノートPCのバックパネルを外せれば、バッテリーがすぐ見えるので、コネクタ抜いて取り外して新しいバッテリーを装着するだけでOKです。
*作業は簡単なほうですが、分解の為メーカーサポート外ですし、あくまで自己責任です。
バックパネルを取り外す
道具は精密ドライバー#2、あとはよくあるのが▲の形をしたケースオープナー。ケースオープナーは無ければ、プラスチックの会員証とかクレジットカード、病院の診察券などで代用可能です。
そしてまず最初に作業前に静電気が大敵の為、金属に触れて体の電気を逃がしておきましょう。(絶対必要)
そして作業開始です。
まずは、ThinkBook14 Gen3を裏返して、ネジがある部分を全て外します。下の上6個はパネルからネジが取れないようになっていて、下4つは取り外せます。
ネジを外したら、バックパネルを外していきます。隙間を見つけてカード等を差し込み、ぐるっと一周回すと外れます。パネルは爪で引っかかっているように固定されている為、それをカードで広げる事で「パキパキ」って外れていきます。
そうするとこのようにバックパネルが外れます。ノートパソコンによってはバックパネルとマザーボードがケーブルで繋がってる事もあり慎重に開ける必要がありますが、ThinkBook14 Gen3は特にないので、ぱこっと外してOKです。
バックパネルを外すとこのようにマザーボード、CPUファン、バッテリー、メモリスロットがあるのが分かります。
バッテリーを外す
ThinkBook14 Gen3に限らず、ノートパソコンの分解時はまず最初にバッテリーを抜いてから作業します。
バッテリーがあると、電源を切っていても通電している箇所もある為。
不意にショートしてPCを壊したくなければ、最初にバッテリーを取り外します。
バッテリーから出ているケーブルを追ってコネクタを特定し、そちらを外します。(爪やマイナスドライバーで慎重に)
続いて下の赤丸のネジを3つ外します。
これでバッテリーは取れるので、新しいバッテリーと交換し、再度ネジ止めしてコネクタ接続すればOK。
バックカバーを取り付けてネジ止めして完成です。
動作確認
全て元に戻し、USB PD充電器を接続すると充電LEDが点灯しました。
Win11上でも充電ステータスになり、バッテリーは問題無くリプレースできました。
まとめ
ノートパソコンのバッテリー交換というと、結構敷居が高そうに感じますが、このようにほぼドライバー1本で作業は完結します。バッテリーがへたってきたというだけで、ノートパソコンを乗り換えるのはもったいない。
特に、Lenovo ThinkBook14 Gen3の分解は非常に簡単な部類に入ります。バッテリーケーブルを外すところは慎重にやる必要はありますが、それ以外はネジ外す、バックカバー外すという事だけで難易度低めです。
今回は6000-7000円程度のバッテリー購入費用だけで、バッテリーは新品購入時と同じぐらいまで復活しますので、自己責任で出来る方にはとてもオススメです。
*既に現行のThinkBookはGen8まで世代を進めています。Gen7であれば価格は87000円程度と比較的安価です。