Ulefoneから発売されている5.0インチスマホ『Ulefone Metal』のレビューの2回目です。hommee-jp様に端末お借りしてのレビューです。
前回のレビューはこちら。
【実機レビュー:前編】1万円台のメタルボディスマホ『Ulefone Metal』 開梱~外観チェック編
今回はレビュー後編として、ベンチマークやストレージ空き容量など基本的なチェックと、カメラ性能を試してみました。
独自のランチャー搭載
使っていてまず目をひくのが、Ulefone独自のランチャー「Float Multi Task」という機能。
これ常に画面上に常駐して、タッチするとくるくるって回りながらランチャーメニューが表示されるようになっている。
画面上に常に表示されるこれをタッチすると・・・このように回転式のランチャーが表示される。
コピー、ギャラリー、設定、音楽、電卓などに即座にアクセスできる。ただ任意のアプリを割り当てる事はできず、デフォルトのメニューの中からしか使えない。
一見便利そうなのですが、はっきり言って結構邪魔。どんなアプリでも存在し続けるので、Google Mapやゲームなど、タッチ範囲が広いアプリだと、このFloat Multi Taskの位置が邪魔になる。位置はドラッグで移動させられるが、結局どこにあっても意外と邪魔。
このFloat Multi Taskは設定から切ることができようになっているので、あまりに邪魔なら切りましょう。
「設定」→「インテリジェントアシスタント」→「Float Multi Task」でOffにできます。
ベンチマーク結果は?
このUlefone Metalは、中国のスマホの定番であるMediaTekのMTK5753 というSoC(CPU)を搭載しています。
オクタコアですが1.3GHzですし、MediaTekだし、余り期待できませんが、一応ベンチマークしてみました。
結果は、「37,228」と2016年のスマホとしては低め。ローエンドだし価格も安いしこれは仕方ない。
ただ数字ではなく体感で言うと、「遅い」とは感じない。RAM 3GBが効いているのかも知れないけど、ChromeでWeb見たり、YouTubeが遅いという事はほぼない。ただゲームなどの重いアプリを開く時は、「遅いな・・・」と感じます。それはアプリでいろいろと変わると思いますが、ポケモンGoなどは起動までにGalaxy Note5と比べても1.5~2倍は遅い。起動してしまえばストレスはないんですけどね。
ストレージ空き容量は?
今回レビューしているUlefone Metalは16GB ストレージ。Android端末としては、結構少ない方ですが、MicroSDがあるので足りなければカードを使いましょう。ただ内部ストレージの空き容量はどの程度かチェックしてみました。
11.79GBの割り当て中、空き容量はほぼ全部。使用はたったの369MBでした。少なすぎ・・・な気もしますが、アプリもほとんど入っていないのでこんなものなのかな。
日本語化ロケールはある?
日本語化は初期セットアップの段階から「日本語」が選べるので安心してください。
メニューも独自UIですが、ほぼ日本語化されています。
ポケモンGoは動く?
ゲームがどれほど動くのか、ポケモンGoで試してみました。
起動が多少遅いものの、特に問題無く動きます。ただARモードはジャイロセンサーが無い為動きません。
カメラの性能
カメラの性能は中国のスマホの場合、「撮ってみないとわからない」事が多いです。スペックでは量れない部分なので実際撮ってみました。
まずは風景。暗い写真ですが、もともとこんなどんよりとした天気の時なので、カメラが悪いわけじゃありません。それでもビル群は少し暗めですね。空の妖しい雰囲気は綺麗に撮れています。800万画素(ソフトウェア補正で1300万画素)と考えると良く撮れています。室内の近接撮影。少しだけ白みが入りますが、それでもこの価格を考えたらカメラとしては良く撮れてますね。一生モノの記念写真には向きませんが、SNSに投稿するとか備忘録なら充分使えるレベルです。
電池の減りが早い
若干難点があるとすると、バッテリー(電池)の減りが早いという点でしょう。バッテリーは3050mAhも搭載しているのですが、画面OFFの状態(WiFi/GPS On)で6時間で半分は減ってしまいます。まだバッテリーが馴染んでいないという面もあるかも知れません。
まとめ: お値段以上の価値はある
結論から言うと、1万円台で買えるスマホとしては充分価値がある。この価格でメタルボディやメモリ(RAM)3GB搭載しているスマホはなかなか出会えません。Ulefoneは以前からお値段以上の価値があるメーカーで、ツボを押さえたスペックのスマホを発売する事が多いのですが、Ulefone Metalはまさにそれを体現しているスマホです。CPU(SoC)はMediaTekの1.3GHzで少ししょぼめですが、実際ゲーム等をしなければそれほど遅さは感じません。
難点を挙げるとすれば、前述のバッテリーと、LTEバンドが日本ではドコモ系ではB1/B3、SoftBankではB1/B8となる点。Softbank(Y’mobile)ならB8のプラチナバンドが使えるのでまだいいのですが、ドコモ系のSIMを使う場合はB1は全国をカバーするのでいいのですが、B3は東名阪・首都圏のみの電波なので地方だと使えず、またプラチナバンドをサポートしていないため、建物の奥で電波の入りが悪くなったりという可能性があります。
そういった難点はあるので全ての人に勧められるものではないが、LTE Bandさえ問題無ければ、コスパのいいコンパクトなスマホと言えます。
Ulefone Metal の購入方法
このUlefone Metalは、Amazon(ストア名:hommee-jp) で16,900円という低価格で発売しています。※価格は記事作成時点Ulefone MetalはAmazonで複数のショップが販売していますが、hommee-jpは最も安い価格です。(Ulefone Metalを検索するとなぜか高い価格の商品が表示されますが、hommee-jpがより安いのです・・・不思議)
関東地方は送料無料です。Amazonで決済できるので安心ですし、買いやすいのも良いですね。私がレビューしたカラーは「シルバー」ですが、現在販売しているのは、グレーとブラックの2色です。
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・Ulefone公式サイト : Ulefone Metal
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