Y!mobile(ワイモバイル)にMNPしてみた!月額費は通話無料/速度等を考えると総合満足度はめちゃくちゃ高い

この度、MVNOのmineoからワイモバイルにMNPしてみました。丁度mineoの音声回線が1年を経過して違約金が発生しないというのもありましたが、実は私の部屋の模様替えで移動して気付いたのですが、この部屋はauの電波は快適なのですが、docomoが今ひとつでほぼ入らないのです。そんな中、MVNOのmineのDプラン=dodocomo回線を愛用している状況なのです。

スマホの置き場所によっては電話の着信すらできないので、休み中の仕事や友達からの電話も気付かないという有様。データ通信はWiFiがあるからLINEの連絡であれば困らないものの、電話ができないなのは困る。

そこで目を付けたのがワイモバイル。

以前のこの記事を書きました。
Dual SIM切り替え機能でMVNOの難点を克服してみた!『NEC Aterm MR04LN 3B モバイルルーター』がなかなか良い件

ここでモバイルルーターのデータ通信用に1GB/500円のワイモバイルSIMを活用していますが、自室で試した所4Gは少なくとも爆速だった。と言う事で、「音声SIMでもOKなんじゃないか?」と推定して、MNPしてみようと決断しました。

上記記事では、MVNOの最大の弱点である昼時の速度改善の為に、ワイモバイルSIMを活用していましたが、MNPしてスマホテザリングでカバーすれば、mineo SIMとワイモバイルの1GBデータ回線も要らないという事で、それらを無くせばお得だろうと判断です。昼時でも10Mbpsは軽く出ますからね。

・ワイモバイル公式サイト : ワイモバイルオンラインストア

初年度は異様に安い上に2年間はデータ容量倍

気になる料金体系ですが、最初に言っておくと2年縛りがあります。
縛りが無いプランもありますが、そちらはハンパなく高いので今回は省きます。

プランの一覧は以下の通り。

スマホプランS スマホプランM スマホプランL
データ容量(2年間) 2GB 6GB 14GB
通常 2,980円 3,980円 5,980円
当初1年間 1,980円 2,980円 4,980円

*金額は新規/MNPの場合。MNPもソフトバンク系からのMNPは適用されません。(通常金額のままです)2年縛りのプランは「スマホプラン割引」「ワンキュッパ割」の2つで、ワンキュッパ割は、1年間だけですが-1000円の割引が適用されます。またデータ容量は2年間は2倍です。

私の場合はスマホプランMにしました。データ容量はトータル6GBになります。3年目からは再び3GBに戻るので、この容量に不満があるなら2年後にMNPする方が良いのかも知れません。但し、ワイモバイルでは「データ容量2倍オプション」が500円であり、継続したければ+500円/月で6GBのデータ容量がキープできます。総額4,480円とやや割高にも見えますが、ワイモバイルが快適ならそのままつかうのもアリ。私は、その時に他に良い施策が行われていると期待してますがなければMNPします。

それでも1年目、通話+データ6GBで2,980円、2年目3,980円なら悪くないと判断しました。・ワイモバイル公式サイト : ワイモバイルオンラインストア

10分間通話無料がデフォルトで付く

ワイモバイルのこのスマホプランで良いのは、10分間通話無料がデフォルトで付く点です。他のMVNOでも通話無料オプションを付けられる所が出てきていますが、5-10分の通話無料で、+800円ほどです。 例えばmineoで考えると、以下のような料金体系比較となります。

mineo ワイモバイル
1年目
ワイモバイル
2年目以降
通話SIM基本使用料 ¥2,280 ¥2,980 ¥3,980
通話無料 ¥850 ¥0 ¥0
通話時間 5分間 10分間 10分間
合計 ¥3,130 ¥2,980 ¥3,980

mineoに5分の無料通話オプション850円を足すと、3,000円超でワイモバイルとあまり変わらない事が分かります。特に1年目はワイモバイルが-1000円の割引ですので、金額はワイモバイルの方が安くなります。

また無料通話時間はmineoは5分間、ワイモバイルは10分間なので、無料通話時間が倍。
5分をオーバーすれば、20円/30秒かかります。5分の通話料は200円ですから、通話をそこそこ使うという方なら間違いなくワイモバイルがオトクです。

私がワイモバイルにしたのはこの無料通話10分間というのも大きな要因でした。
それほど通話しない私でも、なんだかんだで毎月1000円分ぐらいは通話料を払っていたので、この1000円分を加味したら、それほどワイモバイルのプランと月額が変わらない事に気付きました。

ヤフオクやヤフーショッピングとの合わせ技がお得

その他にもワイモバイルでお得なのが、ヤフオクで出品する際に必要な「Yahoo!プレミアム会員費 498円」が浮きます。ワイモバイル利用者は、このYahoo!プレミアム会員費が無料で、ワイモバイル申込時にYahooアカウントと紐付けると、これがゼロ円となります。ワイモバイルとヤフオクの双方を使うなら、総支払額が月額-498円になりオトク。

更にYahoo!ショッピングでは常にポイント5倍。(楽天モバイルだと楽天で買ってもx1倍がプラスされるだけ)

また、Enjoyパックという500円の有料オプションに加入すると、Yahoo!ショッピングの500円クーポンが毎月もらえ、Yahoo!ショッピングのポイントは更に5倍、パケットも500円分(500MB=0.5GB)が付きます。
つまりYahoo!ショッピングで買うと常に10倍(10%ポイント還元)。
Yahoo!ショッピング

ちなみに、2017年3月31日までのキャンペーンで、更にポイント5倍が付き、Yahoo! Japanカードがなくても15倍になります。またYahoo!ショッピングは「5のつく日」キャンペーンをやっていて、Yahoo!ショッピングアプリの購入で更に5倍がプラスされます。つまり合計20倍=20%ポイント還元。3/31以降も5の付く日はポイント15倍還元と、充分価値があります。私はこれでPS4 Proを買いましたが、50,000円のものが、1万円分ポイントバックです。これは結構大きい。但し期間限定ポイント(付与後2-4週間程度)なので、短期間で使い切らないといけないで注意が必要です。

2万円のキャッシュバックがある

MNPでワイモバイルと音声SIM契約した場合、スマホプランM/Lで2万円、スマホプランSで1万円のキャッシュバックキャンペーンを実施中です。*ソフトバンク系からのMNPは対象外これは音声USIM契約だけで、つまりSIMカード単体の契約の場合だけです。スマホとセットで買った場合は、スマホの購入費用から2万円引かれるなどの施策をされているはずです。

キャッシュバックは契約月の翌々月末以降に、普通為替証書で郵送されてきます。普通為替証書はゆうちょ銀行/郵便局で換金することができます。

・ワイモバイル公式サイト : ワイモバイルオンラインストア

ワイモバイルのLTE BandはSIMフリー機と相性がいい

もうひとつ、別視点でのメリットがあります。
ワイモバイルはソフトバンク系なので、当然同じ周波数帯が使えるのですが、このソフトバンク系の周波数帯は、【B1/B3/B8/B28/B41】とサポートされています。この中でも特にFDD LTE BandのB1/B3/B8は日本の多くのSIMフリー端末、および海外端末でもかなりの機種がサポートしています。
特にB8はプラチナバンドの為、ビルの奥、山間部等でも電波が拾いやすく使い勝手が良い。
au系のSIMで海外端末を使う事はほぼ壊滅的です(特にVoLTE音声通話)し、docomoはB1/B3は使えますが、B19のプラチナバンドをサポートしているのは稀です。

つまり日本で売っているSIMフリー端末や海外SIMフリー端末でも、SIMの入れ替えで容易にメイン機として使えるようになるわけです。docomo系格安SIM(MVNO)を使っている方だと、プラチナバンドB19をサポートしない端末はなかなか電波関係で使いづらかったのですが、ワイモバイルSIMなら比較的安価に回線が持てて、海外端末も使いやすいという事になります。

MNP/新規開通は電話がオススメ

最近のMVNOでは、切り替えも「SIMが届いてから」「ネットで切り替え手続きして30分ぐらいで使える」という非常に便利なサービスが多くなってきましたが、ワイモバイルは残念ながら違います。「SIMが届いてから2日後」となっています。
私の場合、水曜の夕方手続きし、木曜の昼頃から旧SIM(mineo)が使えなくなり、金曜日にはSIMが届きました。ただ”開通はここから2日間後”の為、土日挟んで月曜のAMに開通通知が届き使用可能となりました。

実は後から知ったのですが、ワイモバイルオンラインストア事務局に電話すれば、即日或いは翌日切り替えしてくれるようなので、空白期間が困る方は電話で開通させるほうがいいでしょう。

ワイモバイルオンラインストア事務局
0120-200-128

速度は昼時の混雑時間帯でも20Mbps超

気になる実際の速度ですが、MVNOのmineoから乗り換えると圧倒的です。mineo(Aプラン/Dプランとも)では12時台の速度は1Mbps以下が当たり前ですが、ワイモバイルでは横浜駅近辺で、12時台にも関わらず余裕で20~30Mbpsは出ています。(下3つが昼時)その他時間帯(上2つ)でも同様の速度です。

私の場合は、昼時にランチ+PCで仕事というケースも多いのですが、この速度なら余裕でネット見たり、クラウドデータにアクセスする事も可能でした。

まとめ: ワイモバはMVNOとキャリアのいいとこ取り

ワイモバイルにMNPして良かった点と今ひとつな点をまとめてみました。

■Good

  • キャリアと遜色ない速度。一般的な格安SIM(MVNO)とは雲泥の差
  • 月額費はトータルで見ると安い
  • 無料通話10分の使い勝手が良い
  • 輸入端末でも使いやすい周波数帯

■Bad

  • MNPの切り替えまでの空白期間
  • 2年縛りがある
  • 2年間使用後はデータ容量が半分になる
  • 音声通話が少なく、速度もMVNOで満足している人には割高

ワイモバイルを使うメリットがある方は、docomo系などのMVNOの速度に不満があり、ある程度速度を重視したい方、通話もそこそこ使う方でしょう。私のようにmineoを使っていて、通話料も込みで3,000円程度支払っているなら、ワイモバイルに乗り換えた方がメリットがあります。6GBのスマホプランMでも初年度は2,980円で使えますし、その後も3,980円です。

またSIMフリー機や輸入端末を使うならプラチナバンドが多くの端末でサポートされている点でメリットは大きい。

デメリットはその逆で、普段通話もあまりしないし、昼時などの混雑時間もあまりネットしないという方ならdocomo系などのMVNOで十分です。

また2年契約なので、途中解約に違約金が発生する点と、2年後はデータ容量が半分になる点はマイナスです。ただ、2年間快適かつある程度費用面でも2980~3980円で通話も10分話し放題で使えるというのは大きなメリットで、使いまくっても3,980円以上はほぼ追加費用が発生しない点と、12時台に繋がらない/遅いという頭を悩ませる事が無くなるなら、私的には不満はありません。2年経過後もわずか+500円/月で6GBをキープできます。

既存のMVNOでは速度が遅すぎる、でもキャリアと契約して月6,000円以上の費用を払うのはバカバカしい。そういう方にはワイモバイルという選択は良いバランスです。
・ワイモバイル公式サイト : ワイモバイルオンラインストア

最新情報をチェックしよう!