SONYから『Xperia C5 Ultra』というグローバルモデルが発表されましたが、気になるのはズルトラことXperia Z Ultraからの進化度。
ズルトラ登場から2年が経過している中で、Xperia C5 Ultraが発表され、2年でどれだけ変わったのかをスペックから見て行きたいと思います。
スペック比較
製品 | Sony Xperia C5 Ultra | Sony Xperia Z Ultra |
ディスプレイ | 6インチ 1,920×1,080 Full HD IPS液晶 |
6.4インチ 1,920×1,080 Full HD TFT液晶 |
CPU | MediaTek MT6752 (Coratex-A53) Octa-core 1.7GHz | Qualcomm Snapdragon 800 クアッドコア 2.2GHz |
RAM | 2GB | 2GB |
ROM | 16GB | 32GB |
OS | Android 5.0 Lollipop | Android 4.2 |
カメラ | 前面 1300万画素/ 背面 1300万画素 |
前面 220万画素/ 背面 810万画素 |
バッテリー | 2930 mAh | 3050 mAh |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n Bluetooth 4.1, |
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0, |
SIMスロット | nano SIM x1 | micro SIM x1 |
SDカード | microSD (最大200GB) | microSD (最大64GB) |
サイズ | 縦164.2/幅79.6/厚み8.2 mm | 縦179/幅92/厚み6.5 mm |
重さ | 187g | 212g |
防水 | × | ◯ |
連続待受時間 | 約769時間 | 約740時間(3G) / 約710時間(LTE) |
ズルトラのCPU性能が高すぎる
2年前とは思えないほど、ズルトラ(Xperia Z Ultra)の2.2GHz Quad Coreは性能が良すぎます。
C5 Ultraはミッドレンジスマホとは言え、先日発売されたばかり。1.7GHzのオクタコア(8 core)とは言え性能では負けてます。
さすがは最高峰のZシリーズだけはあります。
カメラはC5 Ultraが圧勝
さすがに2年の歳月でカメラの性能とトレンドが変わり、背面もC5が1300万画素、ズルトラが800万画素で完敗。
C5 Ultraはフロントにも1300万画素の自撮り用カメラを搭載しています。
ズルトラは前面200万画素カメラという事で相当古臭さを感じます。
ただXperiaのカメラ性能はもともと「綺麗」と言われているだけあって、800万画素のズルトラでも十分綺麗なんですけどね。
しかしC5 Ultraはカメラ性能にも特化している部分もありますので、この勝負はC5 Ultraの勝ち。
サイズもC5 Ultraがダントツにイイ
サイズは表のとおりですが、改めて以下比較してみました。
Sony Xperia Z Ultra |
縦179/幅92/厚み6.5 mm |
Sony Xperia C5 Ultra |
縦164.2/幅79.6/厚み8.2 mm |
ズルトラ比 縦-14.8mm/幅-12.4mm/厚み+1.7mm |
と、Xperia C5 Ultraはズルトラより縦方向で約15mm,幅も12mmもコンパクト筐体に仕上がりました。
これが一番の差ですね。
画面サイズが、ズルトラ6.4インチ、C5 Ultraが6.0インチという差があるにしても、ズルトラは縦方向にも横方向にもでかすぎた端末でした。
厚みは若干増えてしまいましたが、1.7mm程度では手に持った感触ではあまり分からないかもしれません。
そもそもズルトラは薄すぎた所もありますので、C5 Ultraではちょうどいい感じに出来上がっています。
25gも軽くなった端末重量
重かったズルトラはもう居ません。C5 Ultraでは187gと6インチ端末としてはGoogle Nexus6(184g)とほぼ同じ重量。
これぐらいなら片手持ちで操作も可能です。
(もちろんズルトラも片手で操作できないことはないのですが、、、、かなりの力技が必要でした)
防水対応のズルトラは立派
ここ2年の間に、6インチ前後のスマホはいくつも出てきています。nexus6やiPhone6 Plus、Ascend Mate7やZenFone5など。
しかし防水対応モデルというのは、nexus6がわずかに「防滴」レベルであるだけで、ほぼ全てが非防水。
そして、C5 Ultraも非防水。
そんな中、ズルトラは防水対応スマホ。
よくよく考えれば当時ファブレットと言われていた時代で、こんな端末を防水にする意味はあまり無かった(オーバースペック)のかもしれない。
でも「Zシリーズはひと通り防水にする」というコンセプトの元、ズルトラも防水にされたのですが、いまを持ってしても稀有な端末です。
それだけに今までズルトラが多くの人達に愛用されてきたのも頷ける。
この防水についてはズルトラの完勝。
スペック比較まとめとXperia Z5 Ultraへの期待
2年の歳月で進化した部分(カメラ・サイズ・重量)ではC5 Ultraが圧勝。
でもズルトラも基本スペックを見てみると、2年の歳月を感じさせないハイスペックモデルであることが分かります。
このあたりはさすがZの名を付けるだけのことはあります。前述の防水についてもそう。
これだけスマホが生活に浸透してくると、水中で使うというよりも、生活防水レベルは最低でも必要なのです。
うっかり水をこぼしてしまったとか、洗面所で水がかかったとか、そういうことも想定してあるズルトラはさすがです。
でもサイズ面では少しだけ非現実的な部分もあり、メインスマホとして使う人にとっては「デカすぎた」端末だった。
そこでC5 Ultra。
6.4インチから6.0インチとサイズダウンはしましたが、6インチは私が考えるに、メインスマホとしても最大の最適サイズなんじゃないかと思う。
6.4インチというサイズは時代を先取りしすぎて、タブレットとスマホの中間として位置づけるには良いサイズでしたが、ここ2年の間に「ファブレット」という言葉は風化し、中途半端なサイズは売れなくなった。しかしスマホは次第に大型化の傾向があり、どうも6インチがMaxサイズと言ってもいいくらい、各社6インチ止まりのスマホサイズ。
でもそれがちょうどいいのです。
2015/9/2には、ソニーがプレスカンファレンスを予定していて、そこで「Xperia Z5リーズ」の発表が濃厚との噂です。
自分としては、Xperia C5 Ultraの性能でも十分ですし、価格的にも4万円台というのは魅力的なのですが、できたらハイスペックスマホ『Xperia Z5 Ultra』を発表していただきたいもの。
※XPERIA Z5 Ultraは残念ながら発表無し。Z5 Premium(5.5インチ)しかありませんでしたね。と言うことで私はXPERIA C5 Ultraを買ってしまいました。なかなか良いですよ~
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