ASUSはZenFoneシリーズのフラッグシップとなる『ZenFone AR (ZS571KL)』を発表しました。日本での発売は夏の予定。
ZenFone ARは、TriCamと言ってレンズを3つも搭載し、デュアルレンズカメラ+1つのカメラでGoogleのAR Project Tango(現在はTango)に対応します。またGoogleのVR規格 Daydreamにも対応。
メインカメラは2300万画素、あとの二つはモーショントラッキング用と深度検知用となっています。
SoC(CPU)はSnapdragon821と現時点で最高スペック。RAMは6GB / 8GBの2タイプがあり、異常とも思えるほど大容量。ストレージは32GBから256GBまで揃っていて、高速なUFS2.0対応です。VR規格であるDayDreamにも対応します。
ディスプレイは5.7インチWQHDとこちらも最高レベル。
*日本での発売も決定しました。LTE周波数帯は B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B40/B41と、3キャリアのプラチナバンドをサポートしています。
カラーはブラックのみで、背面はレザー調となっています。 日本での発売は2017年夏。
価格は、8GB RAM+128GB ROMモデルが99,800円、6GB RAM+64GB ROMモデルが82,800円となっています。
ASUS ZenFone ARのスペック
- CPU :Snapdragon 821 クアッドコア2.35GHz
- メモリ : 6GB / 8GB
- ストレージ : 64GB / 128GB *UFS2.0
- ディスプレイ : 5.7インチ WQHD (2560×1440) Corning Gorilla Glass4
- OS: Android 7.0 with brand-new ASUS ZenUI 3.0
- バッテリー : 3300mAh / QuickCharge 3.0対応
- カメラ: 2300万画素 リア / 800万画素 フロント
- SIMサイズ: Dual sim Dual Standby, nano SIM x2
- microSD: 最大 2TB
- USB : USB Type-C interface (USB2.0)
- WiFi /Bluetooth :802.11 a/b/g/n/ac 、Bluetooth4.2
- サイズ/重量: 158.67 x 77.7 x 4.6 ~ 8.95 mm / 170g
- ネットワーク:3G WCDMA :B1/B2/B5/B6/B8
4G LTE : B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B40/B41 - その他 : 指紋認証センサー/ NFC
*スペックは日本発売モデル
写真で見る「ZenFone AR (ZS571KL)」
AR/VRを使わなくとも魅力たっぷり
製品名にARという名称が付いているので、ARに期待しがちですが、Tangoは始まったばかりですし、まだまだこれからの分野。未知数です。VRのDayDreamに対応しているのは良い点ですが、スマホVRもARに比べれば進んでいますが、どうしてもやりたい/見たいコンテンツがあるという方向けで、即購買に結びつく強さはありません。
と言う事で双方「これから」という分野ですが、ZenFone ARの魅力はそれだけでなく、ハンパなく「性能怪獣=スペックモンスター」である点。RAM最大8GBや、Snapdragon821搭載はさすがZenFoneというような性能です。
個人的には、5.7インチWQHDにホームボタンを搭載している点で期待が膨らんでいます。Galaxy Note7を失ってからこういう大画面且つホームボタン搭載端末が無かったので、とても有り難い。ZenFoneシリーズはホームボタンを搭載すると俄然かっこよく見える気がするのは私だけでしょうか?
発売は2017 Q2という事で恐らく半年先なのがやや心配ごとですかね。「現時点では最高スペック」のZenFone ARですが、その頃にはSnapdragonも新しいものがでて、旧型になっていない事を祈るばかり。それでもこれだけのスペックですから、見劣りはしないでしょうけどね。
関連リンク
・ASUS公式サイト : ZenFone AR (ZS571KL)