ASUSは2016年1月25日、ZenFone Zoomを日本で2月5日から発売すると発表しました。
発表会の模様は1時間以上かかりますので、ここでは簡単に発表会の様子をまとめました。
発表会『ZenFone Zoom』の内容
ASUSのCEO Jerry Shen(ジェリー・シェン)氏が登壇し自ら発表。 
ナノ・モールディングテクノロジーにより、受信感度を高めた。
光学3倍ズームを搭載する「カメラ」としての剛性感・強度を”アルマイト処理”という方法で高めた。
一部モデルで採用される「本革モデル」は、上質なものを選出。
カメラを落とすことは少ないが、スマホは落としやすい。そこで本革ストラップを全モデルに同梱。
光学3倍ズームは世界最小。HOYAとの共同開発。これにより世界最薄の光学ズームスマートフォンが作れた。
デュアルステッピングという超小型モーターにより、フォーカスやシームレスなズームを再現する。
一眼レフカメラ相当の光学手ぶれ補正を搭載。
カメラシャッターボタン/録画ボタンを搭載。そしてボリュームキーでズームができるので、カメラに近い直感的な操作性を実現。
2年かけて開発してきたことで、これらのあらゆる事が可能となるスマートフォンを作ることができた。
iPhone6s Plusとの比較。カメラ性能に関するこれら全てで”市場で最も売れている製品”をハードウエアとして圧倒的に勝利しています。
単なるハードウエアだけでなく、Pixel Masterテクノロジーにより、皆さんご自身が写真家になれる性能を持っています。
これはインドネシアの有名な火山。左が標準。右がズームで寄った絵。ここまで近づける。
またこのような花壇の中にあるお地蔵さんも、ZenFone Zoomなら花を踏んで近寄らなくても写真が撮れます。
ここでASUS JapanのTechnical Product Managerの”あべ氏”にスイッチ。
ZenFone Zoomでは、世界一有名な柴犬「まる」とコラボ。
「まる」をSNSやインスタグラムに投稿する際にズームは必須。近寄ると犬は飼い主の表情を追ってしまい、せっかくの良い表情が変わってしまう事がある。ZenFone Zoomなら簡単に写真が撮れてすぐにSNSに投稿できる。
iPhone6s Plusとの比較。iPhoneのデジタルズームでは毛並み感がなく色が潰れている。ZenFone Zoomはオートで撮影したにも関わらず毛並みがしっかり再現されている。
再びJerry Shen(ジェリー・シェン)氏が登壇。ここからはZenFone Zoomの”性能怪獣=スペックモンスター”の話。
CortexベースのオクタコアCPUに対し、IntelのZ3590のクアッドコアは3倍の性能がある。
グラフィック性能は約2.5倍。
ZenFone ZOOMには3000mAhのバッテリーを搭載。18Wの急速充電は0→60%まで39分で可能。
液晶ガラスには、世界最強のGorilla Glass4を採用。
ZenFone ZOOMは市場で最も売れているといわれるiPhone6S Plusに性能で圧勝している。にもかかわらず価格はこのプレミアムレザーのハイエンドモデルで68,800円です。2月5日から発売です。メモリ4GBに128GBのストレージです。これは凄い事じゃないですか?
背面がレザーで、CPUが2.3GHzの一つ下のモデルはストレージが64GBで59,800円。
レザーではないスタンダードカバーの2.33GHzモデルは4GBメモリ、64GBのストレージで55,800円。
更に、同スペックでストレージが32GBとなるローエンドモデルは49,800円です。メモリは4GBのまま。誰にでも手に入る価格でワンランク上の贅沢です。
スペック
| 製品 | ZenFoneZoom(ZX551ML) |
| ディスプレイ | 5.5インチ 1,920×1,080 403ppi IPS液晶 |
| CPU | Intel Atom 32GB/64GB版 : Z3580 2.3GHz 128GB版: Z3590 2.5GHz クアッドコア |
| RAM | 4GB |
| ROM | 32GB/64GB/128GB |
| OS | Android 5.0 |
| カメラ | 前面 500万画素/ 背面 1300万画素 レーザーオートフォーカス |
| バッテリー | 3000 mAh |
| ネットワーク | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0 ,NFC |
| SIMスロット | Dual SIM(microSIM x2) |
| SDカードスロット | microSD (最大128GB) |
| 3G/ 4G(LTE) |
LTE : B1/B2/B3/B5/B7/B8/B9/B18/B19/B28 W-CDMA : B1/B2/B5/B6/B8 |
| サイズ | 縦158.9/幅78.84/厚み11.95 mm |
| 重さ | 185g |
| 価格 | スタンダードモデル : 32GB 49,800円 / 64GB 55,800円 レザーモデル : 64GB 59,800円 / 128GB 68,800円 |
まとめ:買う価値がある一品
ASUSは本当に野心的な製品を送り出す数少ないメーカーだと思う。それはZenFone Zoomでまさに体現できているし、価格に関してもこれだけのスペックを低価格に抑えて発売するのは相当の困難があると思うが、いとも簡単にやってのけてしまう。
個人的にもスマホとカメラは使い勝手の観点からもっと身近になる必要があると感じていたし、この流れは1-2年後にはスタンダードになっている可能性がある。スマホに光学ズームが搭載されることで、よほど画質こだわる人以外はコンデジはある程度要らなくなってしまうだろう。まぁそもそも画質にこだわる人はコンデジではなくより高級機にいくはずだが・・・。
それにしても本当にASUS ZenFone Zoomは欲しくなる。質感などはまだ分からないものの、懐から5万円の予算計上をしなければならなくなりそうだ。
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