スピーカー/イヤホンを発売するオーディオブランドの1Moreから発売された完全ワイヤレスイヤホン「1More ConfoBuds mini」を使って見ました。
世界最小クラスのアクティブノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホンです。
主な特徴
大きな特徴としては、まずはアクティブノイキャンイヤホンという点です。40dBと業界最高水準のノイズキャンセリング機能を搭載。周囲の音を取り込める外音取り込みモードも搭載したQuietMaxテクノロジーという1MOREの技術を採用したANC完全ワイヤレスイヤホンとなっています。
この超小型の筐体の為片耳はわずか3.7g。この軽さだと着けていることも忘れそうなレベルに思えます。
またComfoBudsシリーズは寝ながら聴く事も想定されていて、1MORE MUSICアプリにて睡眠導入しやすくなる環境音楽を聴かせてくれ、リラクゼーションサウンドを体感できます。
Bluetoothは5.2に対応。コーデックAACで、連続再生はANCオンで5時間、オフなら6時間、バッテリーケース併用で18-24時間再生も可能です。更にケースはQiワイヤレス充電に対応しています。
その他IPX5防水にも対応しています。
ComfoBuds Mini | |
モデル | ES603 |
1MORE史上最も小さいアクティブノイズキャンセリングイヤホン | |
イヤホン重量(片方) | 3.7g |
厚さ | 13mm |
イヤホンサイズ | 17 × 15 × 13 mm |
快眠再生リスト | 30種類 |
再生時間のカスタマイズ | 5 段階 |
抗菌イヤピース | YES |
ドライバーユニット | DD型ドライバーユニット |
ノイズキャンセリング | 40dB QuietMaxアクティブノイズキャンセリング |
Bluetooth仕様 | Bluetooth® 5.2 |
Qiワイヤレス充電 | YES |
連続再生時間 | ANC OFF:6 時間/24 時間 |
(イヤホン/充電ケース) | ANC ON:5 時間/20 時間 |
BLEモードイヤホン:8 時間 | |
EQ | Sound ID |
通話 | YES |
DNN 高精度なノイキャン | YES |
価格 | ¥12,990 |
*1More様からお借りしてのレビューです。
開梱と外観
開梱をしていきます。
同梱品はマニュアル、USB Type-Cケーブル、イヤホンケース、イヤーピースとなっています。
マニュアルは多言語で日本語もあります。図解入りで分かりやすく書かれていますし、ペアリング/タッチセンサーの使い方とかもしっかり書かれているのは好印象。
ケースは4-5cmほどで卵っぽい小型な大きさ。イヤホン自体も非常に小さいカナル型で、1つ3.6gと相当軽い。
材質もホワイトのつや消しで高級感があります。
側面には(見づらいが)ペアリングボタンがあります。
底面にはUSB Type-C端子があり、ここがケースを充電する。
アプリと睡眠導入
アプリがなくても使えますが、1More Musicというアプリをインストールしておくと、以下のようにノイズキャンセリング、外部音取り込み、タッチの設定等をスマホからコントロールできるようになります。
ノイキャンは有無だけでなく、ディープやマイルドなどノイズ量の好みも変えられます。
集中したいときはノイキャンや電車などで外部音取り込みをしたい時、スマホから簡単に変更できるのは非常に助かります。
また上記キャプチャーの中にある「落ち着くサウンド」というのが、睡眠導入しやすくなるリラクゼーションサウンドで、雨音やパチパチとするたき火の音、波の音といったものが耳から流れ、リラックスして眠りやすくなります。実際聞いて寝てみましたが、音自体は波の音とか聞けば落ち着くのは確かですね。イヤホン自体が軽いのでそのまま寝落ちしちゃいそうでした。ただベッドの裏とかに落ちて行方不明は怖いので、眠くなったら外すのが正解だと思います。
使用感
イヤホンはカナル型でしっかりと耳に押し込んで使うタイプとなります。
その装着感は本当に軽く、片耳3.7gの軽量さが着けると良く分かる。
インナーイヤー型と比べて装着時にベストポジションを決めるのにぐりぐりとやって決めるのが少し面倒ですが、しっかりはまれば走ったり運動しても外れない密着感があり、そういう面では安心。
インナーイヤー型はどうしても着け心地が軽い分外れやすいので、このあたりは好みの問題でしょう。
音は低音は強く、その他全体的に強くでますし、迫力あるサウンドに仕上がっています。
ただボーカル曲を聴くと演奏は強くボーカルが少し弱く感じる。
その為全体的にぼやけてしまう感じも受ける。ただクラシックや映画を見ている際には全体的に強く聞こえるので、こうらは好印象とぐるりと評価が変わる。
売りの40dBノイズキャンセリングは比較的強く、電車で使いましたが、ノイキャンモードをディープモードにすれば、周囲音をかなりシャットアウトして音楽に集中できます。ただ完全という感じではなく、話している内容は聞き取れないがガヤガヤしている感じはあります。電車やホームといったわいわいしている所ではなく、ファミレスとかでComfoBuds miniを着けて仕事や勉強に集中するみたいなときはほぼシャットアウトしてくれます。
ケースはワイヤレス充電にも対応しているので、無線充電環境があるならいちいちケーブルに繋がなくて良いのも楽です。
まとめ:実売1万円以下のノイキャンイヤホンとしては秀逸かも
1MORE Comfobuds Miniは、予算1万円以下で軽量でノイキャンでという使い勝手にポイントを置いたチョイスがしたいなら秀逸なイヤホンだと思います。
この小ささ、この価格で40dBのノイズキャンセリングが可能な点は、他のイヤホンではなかなか難しい面もあり、選択肢としてはComfoBuds Miniに絞られてくるでしょう。
軽量で小さいので、長時間着けていても耳が痛くならないし、メーカーが謳う睡眠導入イヤホンというのも最初は「おいおい」と思いましたが、実際やってみると「あーなるほど。ちっさくて軽くて着け心地が良いし簡単に取れないから、寝ながら使うのもアリだな」と考えを改めましたし。
音はどこを切っても最高というわけではないですが、この価格帯でノイズキャンセリング、小型、軽量、ケースのワイヤレス充電と素晴らしい面もあり、そうした事がイヤホン選びで重要ならComfoBuds Miniは良い選択肢になるはずです。