中国のスマートフォンメーカーAGM mobileから、タフネススマホ「AGM X2」が発売されました。
最近、中国のスマホでdocomoLTEバンド B19対応が進んできましたが、このAGM X2は、スナドラ653を搭載したミドルスペックの防水防塵タフネススマホです。
AGM X2の特徴
AGM X2はタフネススマホで、IP68防水防塵は当然のこと、アメリカのMIL規格(MIL-STD-810G)にも適合している超ハード環境にも耐えられるスマートフォンです。
ディスプレイは5.5インチでIPSではなくAMOLED(有機ELディスプレイ)。発色・視認性の良さはサムソン等の端末で折り紙付き。AMOLEDは太陽光下では見づらいという特徴があり、タフネススマホだと外部での使用が多くなりがちの為この点は心配ですが、最近は輝度も高く視認性もいいので、IPSとあまり差が無くなってきました。
SoC(CPU)はクアルコムSnapdragon 653と、中華スマホお得意のMediaTek製ではありません。AGMはローエンドでもSnapdragonを使う傾向があり、非常に珍しい中華スマホメーカーで、今回のX2もスナドラです。スナドラ653はAnTuTuベンチマークは概ね90000点あたり。RAMは6GB、ストレージは64GBと必要充分レベルにあり、このAGM X2もミドルハイぐらいの製品と言って良いでしょう。
また背面にはSONY製12MP+12MPのデュアルカメラを搭載。綺麗且つぼけ気味の写真も撮れます。
もう一つ日本にとって良いのは、4G LTE B19をサポートしている点です。4G LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/38/39/40/41と多数のバンドをサポートしていて、docomo系ではB1/B3/B19、SoftBank系ではB1/B3/B8/B41とトライバンド以上が使えます。特にdocomoのB19とSoftBankのB8はプラチナバンドですから、これらをサポートしているのは大きいですね。
重量は250gですが、バッテリーは6000mAhも搭載してますし、タフネススマホとして考えると割と軽量です。
主要スペック
- CPU :Snapdragon 653 Octa Core 1.95GHz
- RAM : 6GB
- ストレージ : 64GB / 128GB
- ディスプレイ : 5.5 インチ フルHD (1920×1080) AMOLED
- OS:Android 7.1
- バッテリー : 6000mAh
- カメラ: リア 12MP + 12MP デュアルカメラ / フロント16MP
- SIMサイズ: Dual sim Dual Standby, microSIM +nano SIM
- microSD: 最大128GB (nano SIMと共用)
- USB : USB Type-C (USB2.0)
- WiFi /Bluetooth :802.11 a/b/g/n 、Bluetooth 4.0
- サイズ/重量: 168×83.4×14.0mm / 250.0g
- ネットワーク:2G GSM/GPRS/EDGE Band 2/3/5/8
EVDO Rev.A/CDMA2000 1x BC0
3G WCDMA Band 1/2/4/5/8
3G TD-SCDMA Band 34/39
4G LTE-FDD Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/
4G LTE-TDD Band 38/39/40/41 - カラー : ブラックのみ
- 日本語 : あり
- その他 : 指紋認証センサー/ NFC/急速充電 :QuickCharge3.0
フォト/イメージ
ミドルスペック+LTE B19対応は魅力的
やはり日本で使うということになると、B8/B19といったプラチナバンドサポートは有用ですよね。私は横浜・東京で仕事しているので、B1/B3だけでも普段は問題無いのですが、ビルが密集しているとこで室内に入ると電波が届きにくい時があり、困ることもありました。ましてアウトドアだと山間部は厳しい時も多いので、こういうAGM X2のようなタフネススマホだとそういう場面も多くなりがち。
ここ最近、突然のように中華タフネススマホ(Ulefone ARMOR 2/Blackview BV8000 Pro/DOOGEE S60など)がdocomo B19にも対応してくれているので、AGM X2も含め、タフネススマホの選択肢が広がっていくのはうれしい限りです。
さてAGM X2の価格ですが、GearBestで56849円(519.99ドル)でセール中です。
AGMはスナドラにこだわっている点はとてもうれしいことなのですが、それが価格に跳ね返ってしまうあたりがちょい厳しい面もあります。でもAMOLED液晶、デュアルカメラ等のスペック面やデザインでも一歩上を行っているのでこの価格もやむなしですね。
以下は記事執筆時点でのその他サイトも含めた価格比較です。
販売サイト | 価格 | 有償配送費用 | 配送会社 |
---|---|---|---|
GearBest | 56849円 | 521円 | Expedited Shipping(主にDHL) |
Banggood | – | – | EMS |
TOMTOP | 57719円 | 2566円 | DHL |
Geekbuying | – | – | EMS |
※販売サイト名をクリックすると、各販売ページに行けます。
価格はあくまで記事作成時点でのものですので、最新価格は直接サイトで確認してください。(セール等で思いの外安くなっている場合もあります)
配送オプションですが、もし買うなら有償配送がお勧めです。通常の無料配送では10-25営業日かかりますので、早くて2週間、遅い場合は1ヶ月半かかります。すぐ欲しい方はEMSやExpedited Shipping=高速配送のOptionを付けましょう。4-9営業日で届く予定で、配送も日本国内では日本郵政が配達となる為、安心感があります。またEMSの場合は遠隔地配送料=Remote Area Feeも掛かりませんので、地方の方には特にお勧めです。
セール/クーポン情報
AGM X2の廉価版であるAGM X2 SEがGearBestのセールで449.99ドルです。
SEでは、温度/湿度/気圧などのセンサー類が省かれています。それでも基本スペック高め。ただ価格も高かったので、こういうセールでやや下がってきて買いやすくはなりました。それでもちょっと高め・・・ですね。
関連ページ
・メーカー公式ページ : AGM X2
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.com買い方ガイド : 中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで
・Banggoodでの買い物の仕方 : Banggoodで買って輸入してみよう~買った商品が届くまで
・GeekBuyingの紹介 :GeekBuyingでガジェット輸入してみる? 中国のガジェット通販サイトGeekBuyingの紹介
・GeekBuyingの買い方ガイド : GeekBuyingの買い方ガイド~ユーザー登録から決済手続きまでやってみた
・TOMTOP買い物ガイド :TOMTOPでの買い物の仕方~日本語もあるので輸入も比較的簡単~