4Kアクションカメラ 「AKASO Brave7」をAKASO様からご提供頂きましたのでレビューしていきます。
前後デュアルディスプレイ、4Kまで撮影でき、6軸EIS補正もついたアクションカメラです。
主な特徴
AKASO Brave7は4Kアクションカメラ。
Go Pro Hero9と同様に前後デュアルディスプレイで、自撮りも簡単に撮れます。
前面は1.2インチ、背面は2インチのタッチディスプレイ。
動画は4K 30FPSまで撮影でき、写真なら20MPで撮影可能。6軸手ぶれ補正(EIS 2.0)付なので、ブレの少ない動画撮影ができます。更に外部マイクとリモコンをサポートするので、動画配信などもしやすくなっています。
またハウジングなしでIPX8防水対応となっているので、水中での撮影も可能です。
これで価格は1.7万円弱となっています。
開梱と付属品
付属品は紹介しきれないぐらい多数あります。主なところでは本体の他にUSB Type-Cケーブル、充電台、予備バッテリー、リモコン等々があり、その他は様々なマウンターです。GoPro Heroシリーズと互換性があるので、Brave7だけでなく他にもGoPro関連マウンターを持っていたという方にはいろいろと使い道がありそうです。
マニュアルは多言語版で、日本語表記もあります。
マニュアル自体は詳しく解説されているものではなく、ほとんど図解です。とはいえ基本的には図解で大抵の事は理解できるでしょう。
リモコンも添付されていて、アタッチメントでどこかに固定したり三脚等を使う際はとても便利。
電池式ではなく充電式なのも良いですね。但しmicroUSBです。本体側がUSB Type-Cなのでできればここは同じにして欲しかった所ですが、1.7万円弱のアクションカメラにあれこれ求めすぎは良くないですね。
またUSB Type-C接続の充電器が付いています。本体ダイレクトに充電も可能ですが、バッテリーは1つ予備が添付されているので、1つは本体使用しながら、もう一つは充電しておくという使い方ができる。2つのバッテリーで効率的に使える様になっているのは、よくユーザーの事考えているなと思います。
外観
前面にディスプレイとカメラがある造りになっています。このディスプレイのおかげで自撮りが圧倒的にしやすくなる。
ディスプレイは2インチのタッチ対応。反応速度は機敏というレベルまではいきませんが、実用上は頻繁に触る事も少ないので問題はないでしょう。
上部には電源/録画(撮影)ボタンと左側にWiFi LEDライトがあります。ボタンは少し硬めですが、防水シーリングしている為でしょうから仕方ない。その為にリモコンがありますし、スマホアプリで連携すればスマホからも撮影が可能です。
右側にはメニュー選択用の上下ボタン。下ボタン長押しで、前面ディスプレイに切り替えが可能です。
前面ディスプレイは狭いものの、画角確認の為なら充分つかえる。
左側にはmicroSD、USB Type-C端子があります。直接本体にも充電できるし、付属の充電器を使ってもOK。
ちなみにAKASOでは、USB Type-C接続のマイクもオプション販売しています。蓋を開けて使用することになるので防水性は無くなりますが、VLOGとかで使うならこうしたマイクがあるのは有り難いですね。
あとはハウジングケースがあり、これをつけるとマウンターとして機能し、アタッチメントパーツを取り付けられるようになります。
アプリ
アプリは「AKASO GO」で事前にGoogle Play/App Storeからインストールしておきます。
スマホ連動アプリ「AKASO GO」を使えば、アプリから録画指示が出せるので、カメラが離れた場所にあると便利です。撮った画像の確認や、設定変更やバッテリー残、microSDの容量確認もできるので、Brave7本体の小さい2インチ画面でいちいち確認しなくていいのは楽です。
ただ遠隔カメラ録画開始/停止は付属のリモコンがあるので、アプリがないと困るような事はなく、使わなくてもそのままアクションカメラとしても使えます。あくまで使い勝手が向上しますという感じですね。
またこのアプリだけで動画編集も可能です。
基本的にアプリも日本語なので使いやすいのですが、細かく使っていくと所々まだ英語があり、人によっては使いづらい面も出てくるでしょう。
撮影してみた
釣りをする際に持って行ってみました。
ハウジングケースを着けなくてもそのままで防水なのはやはり圧倒的に便利。コンパクトだし使い勝手は抜群。
雪の上に置いても、万が一水中に落ちても平気。水中撮影もしようと思いましたが、前日の雨で水が濁っていて撮影はできませんでしたが、水中でも気楽に撮影が可能な点はアウトドアやこれから夏にシュノーケリングとかしたい方にとっても最適でしょう。
コンパクト過ぎてぽろっと落としそうなので、私の場合はむしろケースを着けて、三脚兼自撮り棒に付けたりして撮影してました。
ディスプレイも太陽光下で見やすく、ハウジングケースを着けたままでもタッチパネルが使えるのは便利。
このあたり、防水ケースありきのアクションカメラだと細かい設定をしたい際にケースから出して操作が必要なときも多いですが、Brave7ならそうした事が要らない。今後、こうしたアクションカメラの基準は利便性を考えるとBrave7レベルは機能的には必要になってくるでしょうね。
では実際に撮影した動画です。車載と手持ちで撮影してみました。車載のほうはこんなアームを使ってサンバイザーからアームを伸ばして撮影しています。アーム自体は宙に浮いているので当然ぐらぐらします。
が、
手ぶれ補正はデフォルトオフをオンにして、4K 30fpsで撮影すると、ほんとに手ぶれ補正は優秀でした。
道路はかなりでこぼこですし、アーム自体も結構微振動しているのですが、動画はスムーズ。
続いて手持ち撮影もしましたが手ぶれ皆無。アクションカメラ用ジンバルとかもありますが、走ったりしなければジンバル要らずです。
4K動画も非常に綺麗と言って良いレベルにあり、手持ちのGoPro Hero8と比較して「若干暗いかな」レベルですが、これは比較すればという程度で、Brave7だけ見ていたら普通に綺麗です。
この手のアクションカメラだと4Kと言いつつも空がモアレで変色したり、画質の粗さが出てしまったりというケースもありますが、Brave7は正直「Hero8手放しても良いかも」と思わせるレベルにあります。
総括
1.7万円弱という価格ですし、あまり期待値は高くない所もありましたが、実際使った後は「アクションカメラって高いの要らないんじゃない?」と正直思いました。
画質良いし、EIS手ぶれ補正は優秀だし、本体単体で防水で使い勝手良い。
マイナス点はソフト面。アプリは過不足無いけど、積極的に使いたいような機能が少ない。動画編集もできるのでPC要らずで使えるのは良いのですが、マニュアルとかも当然無いし、このアプリ自体を解説している動画とかもないので、AKASO Goアプリをかなり使い込まないといけないという面では少し慣れが必要です。
ただこうした機能自体を過剰と感じる人も多いはずで、単にアクションカメラとして考えるとBrave7はハード的には充分満足いくはずです。
機能的にはまだ差がありますが、GoPro Hero9は5万円以上であることを考えると、1.7万円で買えるBrave7はかなりお買い得です。
価格
AKASOの公式ストアでは、16,980円でプレオーダー(予約販売)中。(記事作成時点の価格)